事業再構築補助金

畜産業は事業再構築補助金の対象に!注意点と採択事例、おすすめのビジネスモデルを解説

畜産業で事業再構築補助金を考えているという方も多いようです。
実際に畜産業でも複数の採択事例を確認しておりますし、これから申請しようと考えている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は畜産業での事業再構築補助金を申請する際に注意すべきことと採択事例、おすすめのビジネスモデルを紹介していきます。
畜産業で事業再構築補助金の申請を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

事業再構築補助金とは?畜産業でも補助の対象に

事業再構築補助金とは新型コロナウィルスの影響を受けた中小企業が業績を回復させるための新たな取り組みを支援する補助金です。
補助額は最大1億円、補助率は最大2/3と過去最大級の補助金となっており、現在最も注目されている補助事業です。
事業再構築補助金の詳細については下記の記事で解説していますので、ぜひ確認してみてください。

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畜産業は事業再構築補助金の対象となる業種となっており、実際に畜産業で採択された方も数多くいらっしゃいます。
しかしながら、畜産業は農業という区別になりますので、注意しなければならない点があります。
次の章では畜産業で事業再構築補助金を申請する際の注意点を解説していきます。

事業再構築補助金を申請する際の注意点

畜産業の方が事業再構築補助金を申請する上で、注意しなければならない点は単純な生産基盤の拡大には利用できないという点です。
畜産業に関わらず、農業関係の方は生産基盤の拡大に事業再構築補助金を利用することはできません。
事業再構築補助金のよくある質問の中で下記の通り、明確に否定されているためです。

Q:事業再構築によって新たに取り組む事業に農業が含まれていても良いか。

A:事業再構築として、農業関連事業に取り組む場合は、農作物の加工や農作物を用いた料
理の提供など、2次又は3次産業分野の事業である必要があります。
※農業を行う事業者が単に別の作物を作る場合や、上記のような2次又は3次産業に取り
組む場合であっても、加工や料理提供の材料である農作物の生産自体は対象外となりま
す。

事業再構築補助金 よくあるご質問【補助対象者】

また、公募要領の中に下記の通り記載があります。

・以下に該当する事業計画である場合には、不採択又は交付取消となります。

⑤ 農業を行う事業者が単に別の作物を作るような事業
※農業関連事業に取り組む事業者は、農作物の加工や農作物を用いた料理の提供など、2 次又は 3 次産業分野の事業計画である場合は、支援対象となります。2 次又は 3 次産業に取り組む場合であっても、加工や料理提供の材料である農作物の生産自体は、補助対象外となります。

畜産業も大きな区分では農業に含まれます。
ですので、単純に畜舎を増やす。牛・豚・鳥の頭数を増やして規模の拡大を狙うといった事業計画の場合は不採択になります。

また、飼育する畜種の変更や稲作への転換といったケースも対象外となるようです。
例えば、酪農家をやっていた人が肥育牛の生産をする、和牛の繁殖をやる、稲作に取り組むなどといったケースです。
これらは全部事業再構築補助金の対象外となるので、注意しましょう。

生産基盤の拡大がだめならどんな事業をすれば良いの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで次の章では畜産業の方におすすめできる事業再構築例を採択事例と合わせて紹介していきます。

畜産業でおすすめの事業再構築3選と採択事例

畜産業でおすすめできる事業再構築(ビジネスモデル)は下記の3つです。

  • 通販サイトの構築
  • 肉の小売店の開業
  • レジャー事業

具体的に採択事例と合わせて紹介していきます。

通販サイトの構築

最もベーシックな事業再構築ともいえるのが通販サイトの構築です。
自社で飼育・製造した肉を自社の通販サイトで販売するという手法です。
肉は他の農産物と比較し、付加価値が高く、冷凍もできるため、通販事業をやりやすい事業ともいえます。
直接畜産業の方が取り組んでいるわけではありませんが、下記のように畜産業と提携し、通販サイトに参入するという事業計画もありました。

事業者名株式会社亀八
事業計画名畜産農家と提携し九州産黒毛和牛をWEB配信し全国に販売する。
事業計画畜産農家の方が大切に育てられた、九州産黒毛和牛を精肉し販売する精肉作業場を構築する。九州産黒毛和牛を地域だけでなく、自社のECサイト、HPの作成を行い、全国の消費者に発信する。また、映像配信室を作り、精肉販売や畜産の様子をWEB配信を活用し購買意欲を高め、消費者と当社の黒毛和牛ECサイトと繋げ直接的に売買を行い、DとC(メーカーが自社のECサイトを通じて消費者と直接商品販売)のマーケットの開拓。

通販事業を検討している場合は下記の記事も参考にしてみてください。

事業再構築補助金はECサイトの構築も対象!具体的な始め方について事業再構築補助金で最初に頭を悩ませる問題としてあるのが「なんの事業をはじめるか」という点です。 事業再構築補助金は名前の通り、事業を再...

 

精肉店の開業

自分自身で精肉店を開業するという方法もおすすめです。
事業再構築補助金では通常の補助金とは異なり、建築費が補助の対象となります。
ですので、建築費を有効活用する事業計画にすることで事業再構築補助金を有効活用できます。
この辺の話は下記の記事で解説していますので、こちらもご参考ください。

事業再構築補助金のメインは建設費!おすすめの活用方法2選!!事業再構築補助金において最も活用したい経費は建設費です。 建設費は金額が大きいため、補助金によって補助される金額が大きいためです。 ...

精肉店は建築費が経費のメインとなるため、おすすめできる事業再構築の一つといえます。

レジャー事業(バーベキュー、ワーケーション、グランピング等)

牛肉が生産できるという強みを活かし、レジャー事業に参入してみるのも良いかもしれません。
バーベキューや焼肉はワーケーションやグランピング事業と親和性が高いです。
また、多くのノウハウを必要としない事業のため、取り組みやすいともいえるでしょう。
実際に下記のとおり、ブランド牛を活かしたキャンプ事業の採択事例もあります。

事業者名株式会社スノー・フィード・サービス
事業計画名畜産業のブランド牛を活かした体験型キャンプ施設への新分野展開
事業計画収益性や設備・運営面の課題に対し、自社の強みである「伏姫牛」等の地元産の食事と、パートナー事業者との連携による集客を図り、「畜産業の広大な敷地による自然体験、ブランド牛を活かした新たな体験型キャンプ場」により高収益な再構築事業を実現する。

このようにブランド牛のように強みがある畜産業の方はレジャー事業に参入してみることもおすすめです。

レジャー事業は下記の記事も参考にしてみてください。

事業再構築補助金でグランピングの新規事業がおすすめできる4つの理由事業再構築補助金の中で最も課題となるのが「なんの取り組みをするか」ということかと思います。 実際申請に来られた方の中の相談内容でもとり...
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まとめ

今回は畜産業の方が事業再構築補助金を申請する際に注意すべきことやおすすめの事業再構築、採択事例を解説してきました。
ポイントは以下の通りです。

  • 畜産業も事業再構築補助金の対象となる
  • ただし、生産基盤の拡大や畜種の変更、農産物の変更の場合は対象外
  • 二次、三次産業に取り組む場合のみ対象
  • 通販事業、小売店、レジャー事業がおすすめ

 

「事業計画書が作成できず、困っている」「認定支援機関が見つからず、困っている」という方はまず一度ご相談ください。

事業再構築補助金について他にもまとめておりますので参考にしていただければ幸いです。

https://mono-support.com/saikouchiku/

また事業再構築補助金がどの様ものかわからないといった方は下記HPをご覧ください。

https://jigyou-saikouchiku.jp/

事業再構築補助金・ものづくり申請代行サポート(CPA)では事業再構築補助金の申請サポート・申請代行を実施しています。

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