事業再構築補助金の事業再構築で、人気の高いビジネスモデルの一つにキャンプ場があります。
コロナ禍での密を避けれる環境であることや多くの設備投資が必要であることが主な要因かと思われます。
そこで今回は事業再構築補助金で新たにキャンプ場事業を検討している方に向けて、事業再構築補助金におけるキャンプ場事業のおすすめのビジネスアイデアについて解説していきます。
キャンプ場事業を新たに始めたいと考えている事業者はぜひ参考にしてみてください。
事業再構築補助金とは
事業再構築補助金とは新型コロナウィルス感染症の影響で、経営が落ち込んだ中小企業に対して、再び成長させるために必要な新しい取り組みを支援する補助金です。
補助金額は最大1億円、補助率は最大2/3となっており、過去最大級の補助金となっています。
補助金額は大きいものの、要件はそこまで厳しくないため、当てはまる事業者は必ずチャレンジしてみることをおすすめします。
詳細な内容は下記にて説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

事業再構築補助金の中で最も課題となるのは事業再構築をしなければならないという点です。
事業再構築とは「新分野展開」「事業転換」「業種転換」「業態転換」「事業再編」のいずれかに取り組まなければならないという事です。
簡単に言うと「今までとは異なる新しい取り組み取り組みをして、業績を回復させていってね。」ということです。
事業再構築指針については下記の記事にて説明していますので、確認してみてください。

実際に申請に来られる方でも悩まれている人が多いのが「なんのビジネスをするか」という点です。実際新規事業に取り組めといわれも難しいという方が大半かと思います。
そこでおすすめしたいのがキャンプ場事業です。
次の章でなぜキャンプ場事業がおすすめなのか理由を解説していきます。
キャンプ場事業が事業再構築補助金でおすすめできる2つの理由
キャンプ場事業が事業再構築補助金でおすすめできる理由は
・コロナ禍でも強いビジネスモデルであること
・既存事業との親和性が高くなりやすいこと
の2つがあげれます。
具体的に解説していきます。
コロナ禍でも強いビジネス
キャンプ場事業はコロナ禍でも強いビジネスです。
密によるコロナ感染を避けられる、非日常をコロナ禍でも楽しめるなどコロナ禍でも楽しめる数少ないイベントとしての需要が高いことが主な要因かと思われます。
具体的にはキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」を運営する株式会社スペースキーによる平均予約件数の推移が好調であることが挙げられます。
緊急事態宣言時には大幅に予約件数は前年同月比を下回りましたが、2020年6月以降は好調に推移しています。
※データ出典「キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」データ」
特に2020年2月は前年同月比225.4%と高い数字を誇ることからキャンプ場の需要は高い水準で推移していることが分かります。
また、コロナが落ち着いてきた段階ではGotoトラベルなど政府や自治体の支援も期待できるため、ウィズコロナ時代で有力なビジネスモデルといえるでしょう。
既存事業との親和性が高くなりやすい
キャンプ場は既存事業との親和性が高くなりやすいという特徴があります。
事業再構築補助金では既存事業との親和性も評価ポイントのひとつとされています。
とはいえ、通常の事業ではなかなか既存事業と関りを持たせるのは難しいかと思います。
しかしながら、キャンプ場は様々な事業を組みわせることができ、親和性を高くしやすいという特徴があります。
単純に自社のサービスをキャンプ場で提供するだけで良いことが多いためです。
実際に第1回の事業再構築補助金の採択実績では様々な業種の事業者が採択されていました。
代表的なビジネスモデル例は「ヨガ教室と宿泊施設からオートキャンプ場施設へ新分野展開 」「ホテル業者の遊休地を有効活用するキャンプ場事業への新分野展開 」「コロナ禍でも安心して楽しめるペットと遊べるキャンプ場事業」などがあげられます。
他にもペット関係、飲食関係、ホテル関係、教育関係など様々な業種が事業再構築補助金で採択を受けています。
このように多様な業種との親和性が高くなりやすいため、キャンプ場はおすすめできるビジネスモデルといえるでしょう。
おすすめのビジネスアイデア3選
とはいえ、単純にキャンプ場の開業だけでは、他社と差別化できず事業再構築補助金の採択を受けるのは厳しいかと思います。
そこで本章はキャンプ場をベースとしたおすすめのビジネスアイデアとして、下記の3つをご紹介していきます。
- 料理付きのキャンプ場
- イベント+キャンプ場
- グランピング
具体的に説明していきます。
料理付きのキャンプ場
飲食業やホテルなど食事を提供する会社を既存事業としている場合、自社の食材をキャンプ場で提供するということで、既存事業とのシナジーを見出せるかと思います。
例えば、
- 焼肉店がバーベキュー場つきのキャンプ場を展開させる
- ファミレスがレストランつきのキャンプ場にする
などが挙げられます。
既存事業との親和性との高くなりやすいため、事業計画書もつくりやすいかと思われます。
飲食業を営んでいる方はぜひキャンプ場への業態転換を検討してみてください。
イベント+キャンプ場
イベントつきのキャンプ場を展開するというのも面白いかと思います。
例えば、
- 温泉会社が日帰り温泉つきのキャンプ場事業を展開する
- ペット連れOKやペットとのふれあいOKのキャンプ場にする
- イベント会社が地元の特産品を活用したキャンプ場にする
などが挙げられます。
自社のリソースを様々な形で事業に組み込むことができるため、おすすめです。
グランピング事業
グランピング事業も事業再構築補助金に適した事業です。
グランピングとはキャンプ場とよく似ていますが、コテージ・シャワー室などの設備などをオーナー側が準備する必要があります。
通常であればキャンプ場よりも多額の費用を必要としますが、事業再構築補助金では建築費・改修費が補助の対象となるため、ローリスクで事業を開始できます。
グランピング事業については下記の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ
今回は事業再構築補助金でキャンプ場がおすすめできる理由とおすすめのビジネスアイデアについて解説してきました。
キャンプ場は既存事業と親和性を高くしやすく、コロナ禍でも楽しめるレジャーとして有力なビジネスモデルです。
事業再構築補助金を活用すればローリスクで開業することができますので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
もし、「事業計画書が作成できず、困っている」「認定支援機関が見つからず、困っている」という方はまず一度ご相談ください。
事業再構築補助金について他にもまとめておりますので参考にしていただければ幸いです。
https://mono-support.com/saikouchiku/
また事業再構築補助金がどの様ものかわからないといった方は下記HPをご覧ください。
https://jigyou-saikouchiku.jp/
事業再構築補助金・ものづくり申請代行サポート(CPA)では事業再構築補助金の申請サポート・申請代行を実施しています。
