事業再構築補助金成長枠で新たに獣医業が追加されました。
ペット関連については近年堅調に伸びており、市場規模を拡大させています。
そのため、第11回公募から成長枠として認められました。
今回は事業再構築補助金の成長枠で活用できる獣医業について解説していきます。
事業再構築補助金成長枠で獣医業が追加!対象事業は?
事業再構築補助金の成長枠に、獣医業が新たに追加されました。(◆成長枠の対象となる業種・業態の一覧)
この成長枠は、市場拡大の可能性を要件として設定されています。具体的には、過去から今後10年間にわたり、市場拡大が10%以上見込まれる業種・業態が対象となるというもので、原則事務局が指定した事業しかできませんでした。
今回、獣医業がその要件を満たすと判断されたことで、事業再構築補助金成長枠の対象になりました。
獣医業の定義は下記の通り。
7411 獣 医 業
獣医学上の内科的,外科的,歯科的サービスを提供する事業所をいう。
○獣医業;家畜診療所;動物病院;ペットクリニック
本来の獣医業はもちろんのこと、家畜診療所や動物病院、ペットクリニックも対象となります。
ペット関連事業は近年市場規模を拡大させており、注目の業態といえるでしょう。
獣医業が市場拡大する根拠資料
獣医業が市場拡大する根拠資料として提示されているのは下記の資料です。
獣医業が事業再構築補助金に適している3つの理由
獣医業は事業再構築補助金に適したビジネスモデルです。
理由は下記の3つ。
- ペットの需要増加
- 高度な医療技術の普及
- ペット関連商品・サービスの多様化
具体的に解説していきます。
ペットの需要増加
近年、ペットとしての犬や猫の飼育が増加しています。
特に都市部ではペットとの共同生活が普及しており、高齢化社会や独身世帯の増加に伴い、ペットは家族の一員としての役割を果たしています。
このような背景から、獣医業の需要は増大しております。
高度な医療技術の普及
現代の獣医医療は非常に高度化しており、ペットの健康管理や疾患の治療に関しても、人間の医療と同じように進歩しています。
MRIやCTなどの医療機器の導入、専門的な手術や治療が可能となり、ペットオーナーからの信頼も厚いです。
これらの高額な医療機器は事業再構築補助金の補助対象となる可能性が高く、事業者の負担を軽くすることができるでしょう。
ペット関連商品・サービスの多様化
ペットフード、ケア商品、トリミング、ペットホテルなど、ペット関連の商品やサービスが多様化しています。
これらのサービスを提供する事業所やショップと連携し、獣医業としての付加価値を高めることができます。
上記の理由により、獣医業は事業再構築補助金の活用に非常に適しており、この補助金を活用して事業を更に発展させるチャンスが広がっています。
それでは実際の獣医業での採択事例を紹介していきます。
獣医業での採択事例
獣医業での主な採択事例は下記の通り。
事業計画名 | 事業計画の概要 |
動物向けオンライン診療システム 飼主と獣医師をもっと身近に | IT化が未熟な動物病院に対して、医療用画像管理システム(PACS)等のクラウドサービスを新規提供。動物病院間、及び飼主との情報連携を改善して、動物病院業界のIT化の促進や動物地域医療の充実・発展に寄与する。 |
動物病院向けアプリ開発とトータルプロデュース体制の確立 | コロナ不景気を受け、建築受注の低下が予測される中、動物病院向けソフトの開発・提案を行い、ソフト面からハード面までトータルプロデュースを行い、ソフト販売での新たな収益獲得と本業のハード面の受注増加につなげる。 |
まとめ
今回は獣医業で事業再構築補助金成長枠が利用可能であるという点と採択事例を紹介してきました。
ポイントは下記の通り。
- 獣医業が新たに事業再構築補助金の成長枠補助対象に
- ペット需要の増加、医療技術の高度化、ペット関連商品・サービスの多様化により、事業再構築補助金に適した事業に
- 事業再構築補助金の対象経費には、獣医業で高額な医療機器や建物の改装費に必要な経費が含まれており、事業展開を強力にサポート
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