事業再構築補助金

事業再構築補助金の貸別荘での採択事例とポイントを解説

事業再構築補助金の貸別荘での採択事例とポイントを解説

事業再構築補助金で貸別荘事業を行いたいと考えている人もいらっしゃいますよね。
通常の宿泊業とは異なり、建物一棟そのまま貸し出す貸別荘はコロナ禍において人気の高いサービスの一つといえるでしょう。
そこで今回は事業再構築補助金の貸別荘採択事例とポイントについて解説していきます。

貸別荘とは?市場規模はどのくらい?

貸別荘とは貸し切りで別荘を使える宿泊スタイルのことをいいます
家族での旅行はもちろんのこと、サークル活動や友人とのグループでの旅行、企業の行事など様々なシーンで利用されています。
他に宿泊客がいないことから、感染対策も十分といえており、コロナ禍において人気の高いビジネスモデルの一つといえるでしょう。

貸別荘の市場規模は世界的には徐々に拡大傾向にあります。
貸別荘サービスを提供しているHome awayの「インバウンド&バケーションレンタル市場動向と宿泊需要の変化」によると、バケーションレンタル(貸別荘)の市場規模は世界で約11兆円、アメリカでは約4兆円という規模と試算されています。
また、2018年4月13日~30日に行ったインバウンド旅行者の調査によると、約9%の旅行者がバケーションレンタル(貸別荘)を利用しているという調査結果になりました。
水際対策が緩和され、急速な円安を追い風に今後ますます貸別荘を利用する人が増えてくると考えられます。
貸別荘は今後大きなチャンスといえるでしょう。

貸別荘は事業再構築補助金の補助対象

貸別荘は事業再構築補助金の補助対象です。
アフターコロナ・ウィズコロナに適したビジネスモデルであることや、過去に採択事例が複数あるため、事業テーマとしては問題ありません。

また、貸別荘は建物費が有効活用できるビジネスモデルであるため、事業再構築補助金に適しているといえます。
一般的な補助金で建物費が補助対象となることは多くはありません。
しかしながら、事業再構築補助金では建物費が補助の対象とされています。
「いかに建物費を有効活用していくか」という点が一つのポイントとなるといえるでしょう。

注意点として、事業再構築補助金では建物費は補助対象となるものの、構築物や土地購入、新築での建物費(新築でなければならない状況を除く)は補助の対象とはなりません
貸別荘は土地や構築物が多くなりやすいので、どのように事業再構築補助金を活用していくかという点はポイントとなるでしょう。
過去の事業再構築補助金の採択事例では、どのような事業計画が採択されていたのかを次の章で確認していきます。

貸別荘での採択事例

貸別荘での採択事例は下記の事業計画が見受けられました。

  • デジタル対応の無人貸別荘
  • オーシャンビュー、レイクビューをテーマ
  • ペット可能
  • グランピングと並行

具体的に解説していきます。

デジタル対応の無人貸別荘

デジタル対応の無人貸別荘は数多くの採択事例がありました。
事業再構築補助金では先端的なデジタル技術が加点要素となります
また、非接触ということでコロナ対策となりますので、コロナ禍にも適したビジネスモデルです。
デジタル技術に明るい事業者にとって、適したビジネスモデルといえるでしょう。
デジタル対応の無人貸別荘は下記のような採択事例がありました。

事業計画名中小零細建設業から非接触型簡易宿泊業(一棟貸し別荘事業)への業種転換
事業計画概要弊社経営者の事業パートナーが営む非接触型貸別荘宿泊事業を弊社へ取り込み、将来の中核事業へ成長させる計画である。人的資源の不足と集客が課題である。これに対してOTA(オンライン旅行業者)やIT技術を活用して生産性を上げることで課題解決を図ります。

オーシャンビュー、レイクビューをテーマ

オーシャンビュー、レイクビューをテーマとした貸別荘サービスでの採択事例は数多くありました。
豊かな自然を活用した貸別荘サービスは他社との差別化につながる有力な選択肢の一つといえるでしょう。
有名な湖や海が地域にある場合、近くに貸別荘サービスを展開してみるのも良いかもしれません。
実際の採択事例は下記の通り。

事業計画名「富士山とオーシャンビューを独り占め!」をテーマに北条海岸の魅力あふれる独創的な貸別荘を建設・運営し、地域活性化を牽引。
事業計画概要不動産取引量が減少し、新たな収益の柱が必要。北条海岸・鏡ヶ浦が目の前に広がる最高のロケーション地の有効活用、コロナ禍における貸別荘ブームを機会と捉え、一棟貸しの貸別荘事業を行う。地元協力業者とともに地域活性化を牽引していく。

ペット可能の貸別荘サービス

ペット可能の貸別荘も有力な選択肢の一つでしょう。
ペットと泊まれる宿泊施設の数というのは多くはありません。
一方で、ペットを飼っている人は年々増加しているので、ペットと一緒に宿泊できず困っているという方も増えています。
そのため、ペットを飼っている人をターゲットとした貸別荘サービスというのはおすすめできるテーマの一つといえるでしょう。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名ドッグラン付貸別荘事業の新分野展開による事業再構築
事業計画概要弊社の主力事業である建物解体・土木建築業は、景気後退の影響を受けやすくコロナ禍によって売上減少に至っている。この事業構造から脱却するためドッグラン付貸別荘を新規事業として開始し事業の再構築を図る。

 

グランピングと並行

グランピングと並行して、貸別荘に取り組む事業計画も複数ありました。
グランピングと貸別荘は相性が良く、広々としたスペースで顧客にサービスを提供することができます。
貸別荘+グランピングというサービスで事業再構築してみても良いかと思います。
過去の採択事例は下記の通り。

事業計画名グランピングの更なる進化「ヴィランピング」〜貸切りするひがし北海道〜
事業計画概要日本最大の湿原、釧路湿原国立公園が目の前に広がる 500 坪の広大な土地に立つヴィラ ( 貸別荘 )& グランピングでのラグジュアリーなプライベートステイと、アドベンチャーツーリズム ( アクティビティ・自然・文化体験 ) を組み合わせ、国内外の富裕旅行層にひがし北海道を堪能していただくプロジェクト

 

まとめ

今回は貸別荘での事業再構築補助金採択事例とポイントについて解説してきました。
ポイントは下記の通り。

  • 貸別荘は事業再構築補助金の補助対象
  • 円安や水際対策の緩和で今後の需要が期待できる
  • アフターコロナ、ウィズコロナで有力なビジネスモデル
  • デジタル・オーシャンビュー・グランピング・ペット可能の活用がおすすめ

 

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