事業再構築補助金第8回公募結果が発表され、様々な採択事例が公開されました。
今回は事業再構築補助金の第8回公募結果から分かる狙い目の事業テーマを解説していきます。
事業再構築補助金の第8回公募結果
事業再構築補助金の第8回公募結果は下記の通りです。
【第8回公募】
| 通常枠 | 大規模賃金引上枠 | 回復・再生応援枠 | 最低 賃金枠 | グリーン成長枠 | 緊急対策枠 | 合計 | |
| 応募 件数 | 7,261 | 8 | 1,522 | 165 | 434 | 3,201 | 12,591 |
| 採択 件数 | 3,562 | 4 | 879 | 117 | 173 | 1,721 | 6,456 |
第8回公募結果は下記の特徴がありました。
- 応募件数は第7回公募よりも低下、採択率は前回同様過去最高に
- 通常枠の採択率が上昇傾向に
- 最低賃金枠の採択率が高く、第10回公募以降でも狙い目
- 緊急対策枠は採択率57%。特別枠の中では補助額も高くおすすめ
- グリーン成長枠の採択率は低め。質の高い事業計画が求められる
第8回の公募結果については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
第8回公募の狙い目の事業テーマ
第8回の公募で採択率が高い事業は第10回公募でも狙い目となります。
そこで、事業再構築補助金第8回公募 採択結果をもとに狙い目の事業テーマについて解説していきます。
テクノロジー関係の事業再構築が増加傾向
以前から人気のあったテクノロジー関係の事業テーマですが、第8回公募ではよりテクノロジー関係の採択が増えてきた傾向にあります。
例えば、
- アプリ開発
- マーケティングオートメーション
- AI関連システム
- ブロックチェーン技術
などが代表例です。
特に近年ではchatGTPがリリースされた影響もあり、注目度が高いテーマです。
IT企業だけではなく、製造業などがいかにAIを事業の中に取り込み成長していくかというのも今後の重要なテーマとなるでしょう。
地域資源の活用
地域固有の文化や食品、観光資源を活用した事業テーマも数多く見受けられました。
主な事業テーマは下記の通り。
- 地元の特産品を使った飲食店
- 観光地での体験型宿泊施設
- 地域の歴史や伝統工芸を活かしたイベントや教室
事業再構築補助金では地元の特産品や地元の事業者との連携が加点項目・審査項目の一つとしてあります。
こういった地域資源を活用して、新たな事業を展開してみても良いかと思います。
健康・美容関連事業
コロナの影響が終わりかけているため、健康・美容関連事業に意識が向いてきた傾向にあります。
そのため、健康・美容関連事業への事業再構築に取り組む事業者も増加傾向にありました。
事業テーマとしては下記が代表例です。
- 美容サロン
- 美容・健康食品
- サプリメントの開発・販売
- フィットネススタジオ
- メンズ美容に特化したサービス
外に出る機会が増えてきたため、今後の需要の高まりも期待ができます。
まとめ
今回は事業再構築補助金第8回公募の採択事例から第8回公募以降で狙い目になる事業テーマについて解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。
- 第8回の採択率は前回同様に過去最高。
- AIの急速な発展により、今後はテクノロジー関係の事業が狙い目
- 美容・健康関連事業は増加傾向
- 地域資源を活用した事業展開も人気の事業テーマ
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