事業再構築補助金を活用してAIに関する事業に取り組みたいと考えている方もいらっしゃいますよね。
AIはこれから間違いなく伸びるといわれている分野の一つで、ソフトバンクグループが積極的な投資をしていることでも有名です。
そこで今回は事業再構築補助金のAIでの採択事例とポイントを紹介していきます。
AIとは?
AIとは人工知能とも呼ばれており、一般的には人が実現するさまざまな感性を、ソフトウェアを活用し人工的に再現するものとされています。
しかしながら、はっきりとした定義が決められているわけではありません。
様々なシーンでAIが利用されています。
例えば、自動運転、AI将棋、音声認識など。
あらゆるシーンで人間に変わり、適切なソリューションを提供する。それがAIです。
AIは事業再構築補助金の補助対象
AIは事業再構築補助金の補助対象です。
現在までAIをテーマとした事業計画で多数の採択事例がある他、先端的なデジタル技術は高く評価されています。
実際、公募要領にも下記の通り、デジタル技術を優遇する旨明記されています。
審 査 項 目 ・ 加 点 項 目
(3)再構築点
④ 先端的なデジタル技術の活用、新しいビジネスモデルの構築等を通じて、地域のイノベーションに貢献し得る事業か(4)政策点
② 先端的なデジタル技術の活用、低炭素技術の活用、経済社会にとって特に重要な技術の活用等を通じて、我が国の経済成長を牽引し得るか。
AIは代表的な先端的なデジタル技術といえるため、審査においても優遇される可能性は高いでしょう。
それでは実際に、過去の採択事例ではどのような事業計画が採択されてきたのかを次の章で解説していきます。
AIでの事業再構築補助金採択事例
AIでの代表的な事業再構築補助金事例は下記の通りです。
- 省人化・無人化
- アプリの活用
- 教育サービスの提供
- ECでの活用
実際の事業計画とともに解説していきます。
省人化・無人化
代表的なAIの活用方法として省人化・無人化が挙げられます。
人がやっていた作業をAIに置き換えることで、正確性を上げることができたり、人員の削減をすることができたりします。
代表的な事業計画は下記の通り。
事業計画例 | クラウドAIとカメラによる省人化システムの構築と販売事業の展開 |
事業計画概要 | 本事業では、商業施設などの管理会社に向けたクラウドAIとカメラによる省人化システムの構築と販売事業を展開する。省人化システムは圧力計などのメーターを読み取る機能や不審者を検知する機能を持たせる。 |
事業計画例 | ファンマーケティング運用支援ツール「FRM」の開発 |
事業計画概要 | コロナ禍による売上急減から脱却するため、AIの技術で大幅な自動化・省力化とマーケティング精度向上を両立させる運用支援ツール「FRM」を開発し、内製化を志向する企業へSaaSによる課金方式で販売提供する。 |
アプリの活用
アプリとAIを有効活用している採択事例について紹介します。
AIの画像認識や音声認識を活用し、アプリ内でソリューションを提供するというタイプの事業計画が多いです。
代表的な採択事例は下記の通り。
事業計画例 | 全国初!「緑視率」AIアプリとIOT脳波計を使用したエビデンスデータ付きオフィスグリーン化事業! |
事業計画概要 | ガーデニング外構事業の売上減少に伴い、強みのグリーンノウハウを活用し、緑視率のエビデンスデータを提供するAIアプリを開発する。さらに、IOT脳波計を使い、顧客の心理状態やストレス度合いを測定する。ショールームにてデータを取得し、見込み客に対してデータ活用したオフィスグリーン化のコンサルティング事業を展開する。 |
この他にも
- 自動動画編集
- 中古品の偽物鑑定
- 口腔ケアアプリ
などAIとアプリを組み合わせた多数の採択事例がありました。
教育サービスの提供
AIを活用した教育サービスの採択事例も数多くありました。
英語学習や日本語学習、幼児向けの教育サービスから社会人向けのEラーニングなど。
AIの音声認識やディープラーニングと相性が良いといえるでしょう
代表的な採択事例は下記の通り。
事業計画例 | 0~6歳児までを対象としたAIによるオンライン英会話サービスの提供 |
事業計画概要 | 当社がこれまでに幼児施設向け英会話教材を開発してきた強みを生かし、音声認識するAIを搭載した0~6歳向け乳幼児向け英会話アプリを個人及び保育施設向けに販売する事業である。 |
ECでの活用
ECでのAI活用事例も数多くありました。
代表的な活用事例はチャットボットです。
チャットボットとは自動的に短文応対するプログラムのことで、顧客の質問に対して自動的に応対します。
顧客対応への人員を削減することができたり、多言語に対応できたりするなど有効的なツールです。
代表的な事業計画は下記の通り。
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事業計画例 | 国内EC事業者を海外市場に連れ出す翻訳支援Chatbotの開発への挑戦 |
事業計画概要 | 「多言語リアルタイム翻訳機能を付加したAIチャットボットツールの開発」に取り組み、「国内EC事業者の海外市場進出を支援する」 |
これらの他にも多数のAIに関する採択事例があります。「マーケティングでの活用」「WEBメディアでの活用」「プラットフォームでの導入」など。
多様な業種や職種で活躍できるのもAIの強み。
採択されやすいテーマでもあるので、AIの知見がある方はぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
今回は事業再構築補助金のAIでの採択事例とポイントについて解説してきました。
ポイントは下記の通り。
- AIは事業再構築補助金の補助対象
- 採択事例が多く、採択されやすいテーマ
- 多種多様な業種や職種で採択されている
- 省人化・無人化、アプリの活用、教育サービスの提供、ECでの活用が特に多い
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