事業再構築補助金

観光農園での事業再構築補助金採択事例とポイントを解説!

観光農園での事業再構築補助金採択事例とポイントを解説!

事業再構築補助金を活用して、観光農園を活用した事業ができないかと模索している方もいらっしゃいますよね。
コロナ禍で厳しい状況になっていた観光農園ですが、コロナ規制緩和やインバウンドの回復などにもあり、今後は回復傾向になっていくものと考えられます。
事業再構築補助金でも有力なビジネスの一つとなるでしょう。
今回は観光農園は事業再構築補助金の採択事例とポイントを解説していきます。

観光農園は事業再構築補助金の補助対象

観光農園事業は事業再構築補助金の補助対象となります
現在まで多数の採択事例を確認しており、補助対象となるのは間違いありません。
特に農業者が取り組む事業テーマとして人気の高いビジネスモデルでした。
事業再構築補助金では購入費用の1/2~3/4の費用が補助されます。
観光農園には設備や建物、広告宣伝費など幅広い経費がかかりますが、事業再構築補助金であれば多くの経費が補助対象となります。
観光農園にとって、非常に有効的な補助金といえるでしょう。

また、2023年度から通常枠(成長枠に名称が変更)の売上高減少要件が撤廃されることが決定しました。
今まではコロナ前よりも売上高や付加価値が増加している好調な企業は申請できませんでしたが、2023年度からは業績が好調な企業でも申請が可能となります
ハードルがグッと低くなりますので、2023年度からは大きなチャンスとなるでしょう。

観光関連の市場規模は急回復傾向にあり

観光関連事業はインバウンドの回復やコロナの規制緩和の影響もあり、急回復傾向にあります。
旅行会社大手のJTBによると「JTB予想、2023年の国内旅行はコロナ前の9割へ回復、平均消費額は2000年以降最高に」の記事にあるように、国内旅行はコロナ前の水準に戻りつつあります。

2023年 年間旅行動向推計数値(JTBプレスリリースより)

特にインバウンドの回復が著しく、水際対策が緩和された2022年10月より訪日外国人が急増しています。

訪日外国人旅行者統計(日本政府観光局(JNTO)ホームページ)

観光農園は今後大きなチャンスとなりうるでしょう。
それでは過去の採択事例では具体的にどのような事業計画が採択されてきたのかを紹介していきます。

観光農園事業の事業再構築補助金採択事例

事業再構築補助金における観光農園の活用方法は様々なものがありました。
その中でも特に多い採択事例は下記の通り。

  • カフェ併設
  • スイーツの販売
  • ワイン・ジュース・コーヒーの製造・販売

具体的に解説していきます。

カフェ併設型

カフェ併設型の観光農園事業での採択事例は多い傾向にありました。
カフェは比較的取り組みやすい事業テーマであり、また事業再構築補助金では建設費が補助対象となります。
農業を営む方なら原価の低減もできるため、おすすめの事業テーマといえるでしょう。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名衰退産業への依存脱却と新たに観光農園と農園カフェを始める事業計画
事業計画概要コロナの影響や原油価格・物価高騰等の影響で、既存事業のタオルの製造・卸売事業の売上が激減している。ゆえに、協力会社と連携し、新たな事業の柱の創出の為、観光農園と農園カフェを開始し売上のV字回復を図る。
事業計画名風景と味で楽しむ「ブルーベリー農園カフェ」による売上向上計画
事業計画概要当社の障害福祉サービス事業収益は、コロナ禍の消費マインドの低下を受け大きく減少している。本事業にて新たに体験型観光農園事業を行い、市内近隣住民から市内外の観光客及び教育施設等の新市場へ事業領域を拡大し、SDGsに沿った取組により、ビジネスモデル再構築を図る。

スイーツの販売

観光農園で採れた果物でスイーツを製造・販売するという事業例も多い傾向にありました
観光農園だけでは他社と差別化しにくいため、採択されにくい印象があります。
観光農園と親和性の高いスイーツ製造・販売も行うことで採択率が高まるかと思われます。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名いちご狩り観光農園の開園といちごを使ったスイーツ(ジェラート等)の店舗販売
事業計画概要東京(多摩地区も含む)では数少ないいちご狩り観光農園を東京都昭島市に開園する。またいちごを使ったスイーツ(ジェラート等)が食べられる「いちごカフェ(直売所含む)」を併設し、開業する。いちご狩り観光農園では年間7000人、いちごカフェでは年間8000人の集客を目指し、自らの手で農作物を作り、お客様に生きた農作物を収穫・体験・食べていただく事業の実施を目指す。
事業計画名都市と農村を繋ぐ、ぶどう狩りとジェラート事業
事業計画概要現在、弊社は生産・加工・販売の6次産業化を展開している農業法人であるが、ウクライナ危機による生産資材価格の高騰により、既存の販売方式では限界を感じた。そこでポストコロナを見据え、観光農園事業に挑戦します。

ワイン・ジュース・コーヒー製造・販売

ワイン・ジュース・コーヒーを製造・販売する採択事例もありました。
スイーツよりも取り組むハードルが低く、取り組みやすい事業テーマといえます。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名観光体験需要低迷に対応するための加工品等製造販売事業の展開
事業計画概要本事業は、観光農園を営む弊社が、新たにしいたけの加工品製造と生ジュース販売を営むことにより、売り上げ低迷の打開策と廃棄ロス削減による付加価値向上に取り組むものである
事業計画名観光に頼らない、100年果樹農家だから出来るシードル・ワイン事業
事業計画概要コロナによる観光の落ち込みにより収益性が低下し、これに天候不順が重なると影響は計り知れない。不安定な環境から脱却するため、創業100年を機に、当園の果実を自ら醸造する北海道初の観光農園ワイナリーを開業する。

まとめ

今回は、観光農園事業は事業再構築補助金の対象となるのか?採択事例はどのようなものがあるのかというテーマで解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  • 観光農園事業は事業再構築補助金の補助対象
  • 観光関連は市場規模が急回復傾向にある
  • 代表的な採択事例は「カフェ」「スイーツ」「ワイン・コーヒー・ジュース」

 

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