これからペットに関連する事業を開業したいと考えている方もいらっしゃいますよね。
以前からペット需要は高まりを見せていましたが、コロナ禍以降さらに需要が拡大しました。
今後も堅調に推移するとみられており、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。
そこで今回はペット関連事業でおすすめできる事業再構築補助金の概要と採択事例を紹介していきます。
ペット事業は事業再構築補助金がおすすめ!
事業再構築補助金は新型コロナウィルスの影響で、経営が落ち込んだ企業が再び成長軌道にのるための新しい取り組みや新規事業を支援する補助金です。
ペット関連での事業再構築補助金(通常枠)の場合、補助額は最大8千万円・補助率は2/3(2023年度からは補助額は最大7千万円、補助率は1/2)となっています。(事業再構築補助金 公募要領 (第7回))
多くの従業員を抱える大規模な中小企業から従業員数名程度の中小企業まで幅広い企業や業種が補助の対象となります。
ペット事業で数多くの採択事例があることや、幅広い経費が補助対象で、補助額・補助率が高いことから、ペット事業で最もおすすめできる補助金です。
また、2023年度から通常枠(成長枠に名称が変更)の売上高減少要件が撤廃されることが決定しました。
今まではコロナ前よりも売上高や付加価値が増加している好調な企業は申請できませんでしたが、2023年度からは業績が好調な企業でも申請が可能となります。
ハードルがグッと低くなりますので、2023年度からは大きなチャンスとなるでしょう。
ペット市場はコロナ禍でも好調に推移
ペット市場はコロナ禍でも堅調に推移しているビジネスモデルの一つです。
経済産業省が公開しているペット・ペット用品の販売額の推移を見てみると新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年から大きく増加していることが分かります。
(参照元:ペット産業の動向 -コロナ禍でも堅調なペット関連産業- 経済産業省)
おうち時間をペットとともに過ごそうと考えている方が増えた結果かと思われます。
ウィズコロナ・アフターコロナでペット関連事業は有力なビジネスモデルとなるのは間違いないでしょう。
そこで次の章ではどういった事業計画がドッグラン事業でも事業再構築補助金に採択されるのかを解説していきます
ペット関連事業での事業再構築補助金採択事例
ペット関連事業での代表的な採択事例は下記の通り。
- ドッグラン
- ペットサロン
- ペットフード
- 宿泊関連
- 終活
この他具体的な採択事例は下記の記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。
ドッグラン
代表的な事業テーマがドッグランです。
コロナ禍で市場が拡大している「アウトドア関連」+「ペット関連」ということもあり、事業再構築補助金でも人気の高い事業テーマです。
主な採択事例は下記の通り。
事業計画名 | ドッグランやドッグカフェを伴ったペットと泊まれる温泉宿事業 |
事業計画概要 | 本計画は、ペット愛好者のニーズを捉えた施設サービスの構築と歴史ある山野川旅館の継承・存続から、地域住民の雇用と来客数の増加による地域経済の発展といった地方創生を目的とした計画である。 |
ドッグランについては下記の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
ペットフード
ペットフードを新たに製造し、ECなどで販売するという事業者も多い傾向にありました。
特に健康を意識したフード、利益率の高いサプリメントが多い傾向にあります。
自社と関係性の高いフードを選ぶことで採択率が高まります。
代表的な採択事例は下記の通り。
事業計画名 | 環境にも優しい廃棄になる食材を使ったペットフード販売計画 |
事業計画概要 | ペットフード販売を行い売上の回復を図るためにテナントの内装改修、調理器具購入、ECサイト構築、チラシ制作を行います。 |
ペットサロン
ペット関連の市場規模拡大に伴い、ペットサロンに取り組む事業者も多い傾向にありました。
「ペット向けのヘアケア商品」「トリミングサロン」「人とペットが両方利用できる美容院」などが主な事業テーマです。
代表的な採択事例は下記の通り。
事業計画名 | ケージフリーペットホテル・トリミングサロン・ペットリハビリ健康促進事業 |
事業計画概要 | 本事業では飼い主が安心してペットを預けられる施設、犬の気持ちを大切にするトリミングサロンサービス、及びペットのリハビリを含めた健康促進サービスを提供する。 |
宿泊関連
ペットと泊まれる宿が少ないことから、ペットと泊まれる宿泊関連サービスを提供する事業者もいました。
「空き家を活用した宿泊サービス」「ペットと宿泊できるグランピング」「ワーケーション」などが代表的な事業テーマです。
代表的な採択事例は下記の通り。
事業計画名 | ペットと一緒に食事を楽しむ海辺の宿 「プライベートグランピング&ワーケーション」 |
事業計画概要 | 屋外や個室でのプライベート空間で安心してペットと一緒に食事を楽しむ「プライベートグランピング&ワーケーション」へ 団体向けの木造客室と宴会場を大規模リノベーションし新分野展開で業績回復を行います。 |
終活
ペットの終活関連サービスも人気の高いサービスの一つ。
冠婚葬祭業を営む事業者が新たに始めるサービスとして、取り組むケースが多いです。
代表的な採択事例は下記の通り。
事業計画名 | 新時代のお葬式スタイル!少人数・低価格の「リビング葬」と地域初の「ペット葬」へ参入 |
事業計画概要 | 少人数・低価格の家族で送る「リビング葬」へ転換、さらに「家族の一員であるペットのお葬式」を地域で初参入することで、新たなお葬式のスタイルをオンライン葬儀や少人数オペレーションで確立する |
まとめ
今回はペット関連事業は事業再構築補助金の活用がおすすめである点と採択事例について紹介してきました。
ポイントは下記の通り。
- ペット事業は事業再構築補助金の活用がおすすめ
- 多数の採択事例があり、補助上限金額・補助率が高い
- ペット市場は拡大傾向にあり
- 「ドッグラン」「ペットサロン」「ペットフード」「宿泊関連」「終活」での採択事例が多い
ペット関連で事業再構築補助金の申請を検討している方は一度ご相談ください。
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