結婚相談所の事業再構築補助金採択事例とポイントを解説

事業再構築補助金で採択率が高く、おすすめの事業テーマの一つとして結婚相談所があります。
婚姻率が年々減少していく一方で、結婚意欲がある人は多く、今後も高い需要があると考えられます。
コロナ禍で出会いの場が減っている昨今において、結婚相談所は有力な事業テーマとなってくるでしょう。
そこで、今回は事業再構築補助金における結婚相談所の採択事例とポイントを解説していきます。

監修: 駒田裕次郎（こまだゆうじろう）

駒田会計事務所【コマサポ】代表

【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金支援を中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。

【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上（2025年1月末現在）

【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関

「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。

Contents

1 結婚相談所は事業再構築補助金の補助対象
2 結婚相談所事業の事業再構築補助金採択事例
3 まとめ
4 まずは無料相談から始めてみませんか？

結婚相談所は事業再構築補助金の補助対象

結婚相談所事業は事業再構築補助金の補助対象となります。
現在まで多数の採択事例を確認しているため、比較的採択されやすい事業テーマといえるでしょう。
実際に「事業再構築虎の巻　事業再構築に向けた事業計画書作成ガイドブック　（事業再構築補助金ホームページ）」では下記の通り、結婚式・婚活事業は採択率が高いテーマとされていました。

未婚化・少子化が社会問題となっている昨今において、結婚相談所は社会問題を解決させる事業テーマにもなります。
特別なノウハウもそこまで必要としないため、事業を始めるハードルが低いというのもメリットです。
また、事業再構築補助金における結婚相談所の申請率も高くはなく、ライバルが少ない業態です。
競争になりにくい分野ですので、ねらい目の事業ともいえるでしょう。

実際に結婚相談所事業で事業再構築補助金に採択された事例を確認していきましょう。

結婚相談所事業の事業再構築補助金採択事例

結婚相談所事業の事業再構築補助金は主に下記の通り。

オンライン結婚相談所
サポート特化型結婚相談所
エステつき結婚相談所

具体的に解説していきます。

オンライン結婚相談所事業

代表的な採択事例として、オンライン結婚相談所が挙げられます。
新型コロナウィルスの影響で、オフラインをメインとした場を提供するのが厳しくなっています。
オンラインの環境整備に事業再構築補助金を活用して、オンラインメインの結婚相談所事業を行うという採択事例は数多くありました。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名	仲人が手厚く支援するオンライン結婚相談所
事業計画概要	当社はこれまで培った仲人型結婚相談所の強みを活かしたまま、オンラインでのサービスと親和性の高いクラウド基幹システムを開発し、コロナ禍や新しい生活様式でも変わらない、成婚率の高い結婚相談所サービスを提供します。

事業計画名	Ｗｅｂとリアルを融合させたネット系結婚サービスへの業種転換プラン
事業計画概要	長年培ったマーケティングをベースに、マッチングアプリの気軽さと結婚相談所の安全・信頼性をミックスしたバイブリットな婚活サービス。Ｗｅｂとリアルを融合させてｗｉｔｈコロナの時代に対応した結婚相談所を開設する。

サポート特化型結婚相談所

あらゆるサポート充実させたタイプの結婚相談所も複数の採択事例がありました。
「結婚相談からハネムーンまでのサポート」「結婚から新居までのサポート」「地域密着型」などがキーワードとして挙げられます。
既存事業とのシナジー効果が見いだせるような結婚相談所に取り組んでみることをおすすめします。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名	ハネムーン専門旅行業による一気通貫婚活サービス提案事業計画
事業計画概要	ハネムーン専門旅行業者が結婚相談所フィオーレ名古屋店を開業。結婚イベント（結婚相談〜ハネムーン）にまつわるバリューチェーンの垂直統合化によりサービスの一気通貫提供を可能とする為の事業再構築を展開

エステつき結婚相談所事業

エステつき結婚相談所での採択事例も多い傾向にありました。
エステは特別な資格が必要がないため、事業を始めるハードルが低いのが特徴の一つ。
結婚相談所との親和性も高く、
事業再構築補助金では下記の文言協力できないか、高いシナジー効果を見込めないかという点を検証して取り組むことをおすすめします。

代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名	美しくなったその先の幸せを目指す「結婚相談所事業」と「セルフエステ事業」
事業計画概要	結婚相談所を新設し、既存顧客への提案の幅を広げ、ライフプランに寄り添った相談を収益に結びつけることができる。加えて、複合機マシンを導入し価格設定を抑えたセルフエステプランを新たに打ち出すことで、ブライダルの準備として痩身効果を高めることができる。

事業計画名	自分磨きで成婚率アップ！エステのある結婚相談所事業
事業計画概要	自動車販売・整備業で培った顧客との信頼関係を基礎として成婚率アップに向けたサポートの充実した顧客満足度の高い結婚相談所事業に挑戦する。そのため自前のエステサロンを設け、各種美の専門家と提携する。

まとめ

今回は、結婚相談所事業は事業再構築補助金の対象となるのか？採択事例はどのようなものがあるのかというテーマで解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

結婚相談所事業は事業再構築補助金の補助対象
採択率が高く、申請率が低い狙い目の事業モデル
代表的な採択事例は「オンライン結婚相談所」「サポート特化型結婚相談所」「エステつき結婚相談所」

結婚相談所事業の方で事業再構築補助金申請検討している方は一度ご相談ください。
弊社（CPA）では事業再構築補助金の申請サポート・申請代行を実施しています。
全国各地からオンラインでの初回無料で打ち合わせが可能となっています。
弊社は事業再構築補助金のサポートを行っており、通常枠補助上限の6,000万円を含む、多数の採択実績があります。
「認定支援機関が決まらない」「事業計画書の添削をして欲しい」といった事業者の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

詳細は下記のページから