事業再構築補助金

事業再構築補助金成長枠でペットフード製造業が新たに追加!採択事例を紹介

事業再構築補助金成長枠でペットフード製造業が新たに追加!採択事例を紹介

事業再構築補助金成長枠で新たにペットフード製造業が追加されました。
ペットはコロナの影響で市場規模を拡大させた業態であるため、第11回公募から成長枠として認められました。
今回は事業再構築補助金の成長枠で活用できるペットフード製造業について解説していきます。

事業再構築補助金成長枠でペットフード製造業が追加!対象事業は?

事業再構築補助金の成長枠に、ペットフード製造業が新たに追加されました。(◆成長枠の対象となる業種・業態の一覧
この成長枠は、市場拡大の可能性を要件として設定されています。具体的には、過去から今後10年間にわたり、市場拡大が10%以上見込まれる業種・業態が対象となるというもので、事務局が指定した事業しか原則できませんでした。
今回、ペットフード製造業がその要件を満たすと判断されたことで、事業再構築補助金成長枠の対象になりました。

ペットフード製造業の定義は下記の通り。

・1061 配合飼料製造業のうち、ペットフード製造業

1061 配合飼料製造業
主として穀類などを原料として,家畜,家きん(禽),愛がん・観賞用動物などの配合飼料を製造する事業所をいう。
○配合飼料製造業;動物性たん白質混合飼料製造業;植物性たん白質混合飼料製造業;フィッシュソリュブル吸着飼料製造業;観賞魚用飼料製造業;ドッグフード製造業

日本産業分類 大分類E-製 造 業

ペット市場はコロナ禍でも堅調に推移しているビジネスモデルの一つです。
経済産業省が公開しているペット・ペット用品の販売額の推移を見てみると新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年から大きく増加していることが分かります。

図表01 図表02

(参照元:ペット産業の動向 -コロナ禍でも堅調なペット関連産業- 経済産業省)

おうち時間をペットと過ごそうという方が増えたことやペットを家族の一員として考える方が増えたこともあり、市場規模が拡大しています。
今後も堅調な需要が期待できるため、大きく期待できる産業の一つと言えるでしょう

ペットフード製造業が市場拡大する根拠資料

ペットフード製造業が市場拡大する根拠資料として提示されているのは下記の資料です。

SWOT分析や事業環境の分析にも活用できますので、ぜひ参考にしてみてください。

ペットフード製造業が事業再構築補助金に適している3つの理由

ペットフード製造業は事業再構築補助金に適したビジネスモデルです。
理由は下記の3つ。

  • 広告宣伝費の活用によるマーケティングの効果化
  • 製造関連の設備投資が補助される
  • 製造業が採択されやすい傾向に

具体的に解説していきます。

広告宣伝費の活用によるマーケティングの効果化

事業再構築補助金の対象経費に「広告宣伝・販売促進費」が含まれていることは、ペットフード製造業にとって大きなメリットです。
事業再構築補助金の広告宣伝・販売促進を利用することで、新商品の市場投入やブランドイメージの強化、消費者層の拡大を図るための広告やプロモーション活動を積極的に行うことができます。
効果的なマーケティング戦略を組むことで、市場シェアの拡大やブランドの認知度向上を実現できるでしょう。

製造関連の設備投資が補助される

ペットフード製造業は、新しい製品の開発や品質の向上、効率化のために様々な機械装置などの設備投資が必要となります。
事業再構築補助金では「機械装置・システム構築費」が補助対象となっています。
そのため、企業は最新の製造設備の導入や、効率的な生産ラインの構築を補助金を利用して実現することができます。

製造業が採択されやすい傾向に

事業再構築補助金は、製造業が採択されやすい傾向にあります。
製造業が経済の基盤となる部分であり、雇用創出や技術革新、地域経済の活性化に大きく寄与するからです。
ペットフード製造業は製造業のカテゴリに含まれており、補助金の採択確率が一段と高まる可能性があります。

上記の理由により、ペットフード製造業は事業再構築補助金の活用に非常に適しており、この補助金を活用して事業を更に発展させるチャンスが広がっています
それでは実際のペットフード製造業での採択事例を紹介していきます。

ペットフード製造業での採択事例

ペットフード製造業での主な採択事例は下記の通り。

事業計画名事業計画の概要
外国人向け猫専用ペットホテル及び猫用手作り冷凍ペットフード事業青山の自宅兼事務所の一部改装し、外国人向け猫専用ペットホテル事業と冷凍フード事業を行う。既存事業の通訳・翻訳事業では外国人のお客様も多く、来日した際のサポートまでを行っており、ペットの預かりなどのニーズも高いことから、本格的に事業化していく。また、無添加のペットフードの開発にも取り組み需要が高まっているペット業界への参入を果たす。
高付加価値ドッグフードの製造・販売で収益増加と社会貢献イタリア料理店でも提供しているジビエ鹿肉をヒューマングレードのペットフードとして販売する新たな事業展開を実施する事にしました。ポストコロナ、ウィズコロナの視点を踏まえた上で、EC による販売を展開します。
自社ブランド製品ブランド力強化に向けた冷凍調理済みペットフード製造・販売体制の構築新製品「冷凍調理済みペットフード」1ロット製造に係るトータルコスト低減化に繋げることで、一般個人へのECサイトを通じた直接販売により、計画3年次冷凍調理済みペットフード売上構成比11.3%を達成し、当社の高機能・高性能ペットフード製造事業再構築を実現する。
鰻の頭・骨を原料とした犬用ペットフードの製造販売事業鰻の加工の際に発生する鰻の残渣(頭・骨)を活用した犬用のペットフードの製造販売を行う。ペット商品業者への卸売とイベント・ECサイトでの販売により売上拡大を目指す。
地元の食材を活用した無添加・安心・国産ペットおやつ製造業への業種転換コロナ禍によりペットフード市場が拡大傾向にある。また、飲食店はコスト削減が急務である。質の高い名産品のウナギの骨やジビエ、高級魚の犬用おやつを製造し、フードロスも含めた市場のニーズに応えつつ売上拡大を図る。

まとめ

今回はペットフード製造業で事業再構築補助金成長枠が利用可能であるという点と採択事例を紹介してきました。
ポイントは下記の通り。

  • ペットフード製造業が新たに事業再構築補助金の成長枠補助対象に
  • ペットフードはペット市場の拡大に伴い、需要が増加
  • 事業再構築補助金を活用することで、設備投資や広告宣伝の効果的な活用が可能に
  • 製造業なので、採択されやすい傾向に

 

ペットフード製造業で事業再構築補助金の申請を検討している方は一度ご相談ください。
弊社(CPA)では事業再構築補助金の申請サポートを実施しています。
全国各地からオンラインでの初回無料で打ち合わせが可能となっています。
弊社は事業再構築補助金のサポートを行っており、通常枠補助上限を含む、多数の採択実績があります。
「認定支援機関が決まらない」「事業計画書の添削をして欲しい」といった事業者の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

詳細は下記のページから

最大1億円の補助金。事業再構築補助金の申請サポートならお任せ下さい。
関連記事
お電話でのお問い合わせ メールでお問い合わせ LINEでのお問い合わせはこちら