事業再構築補助金

事業再構築補助金成長枠で航空機製造業は対象事業!採択事例を紹介

事業再構築補助金成長枠で航空機製造業は対象事業!採択事例を紹介

事業再構築補助金の成長枠では通常枠とは異なり、新たな事業が市場規模が拡大しているまたは拡大する見込みの事業のみと限定されています。
事業再構築補助金のホームページの中で「成長枠の対象業種・業態の指定について」が公開されており、原則としてこの中から事業を選択する必要あります。
今回は成長枠の対象事業の一つである「航空機・部品製造業」について解説していきます。

航空機・部品製造業とは?事業再構築補助金成長枠の対象!

航空機・部品製造業は事業再構築補助金の成長枠の対象事業です。
航空機・部品製造業は主として下記の事業が対象となっています。

3141 航空機製造業

  • 飛行機、滑空機、飛行船、気球などの航空機の製造または組立てを行う。
  • 航空機部分品及び補助装置も製造。
  • 航空機のオーバーホールも行う。
  • 主として原動機、プロペラなどの部分品や補助装置を製造する

3142 航空機用原動機製造業

  • 航空原動機及びその部分品の製造を行うが、完成航空機の製造または組立ては行わない。
  • ピストンエンジン、ジェットエンジン空気取入口、ターボスーパーチャージャ、潤滑装置、冷却装置、排気装置、始動機(電気式でないもの)及び航空原動機用ポンプを主に製造。
  • 航空機用原動機のオーバーホールも行う。

3149 その他の航空機部分品・補助装置製造業

  • 完成航空機の組立ては行わないが、他に分類されない航空機部分品及び補助装置を製造
  • プロペラ、胴体、主翼、フラップ、空気制動板、昇降舵、安定板、方向舵、尾部組立部品、降着装置(着陸及び揚陸用装置含む)、フロート、着陸用そりなどを製造。
  • 補助装置として防水装置、爆弾架、砲塔及び砲塔動装置、パラシュート、標的、リンクトレーナ等も製造。

航空機・部品製造業の代表的な事業テーマ

航空機・部品製造業は国内の重要な産業の一つです。
特に国防関連の航空機や大型の旅客の需要が今後増えてくることが見込まれており、今後期待できる産業となるでしょう。

航空機・部品製造業の代表的な事業テーマは下記の通り。

  1. サステナブルな航空機開発:気候変動対策が一層強く求められる中、炭素排出量の少ない航空機の開発は重要なテーマとなっています。例えば、バイオ燃料を利用した航空機、電気飛行機、水素飛行機など、さまざまな技術が研究開発されています。
  2. 航空機のデジタル化とAI活用:機内エンターテイメント、航空管制、保守・点検など、デジタル技術とAIの活用が進んでいます。IoT技術を用いた予防保全やAIによる飛行制御など、新たな価値を生むビジネスが期待されています。
  3. 宇宙旅行の商業化:スペースXなどの企業が宇宙旅行の商業化を進めており、そのための宇宙船の開発や宇宙基盤設備の整備などが可能なビジネステーマとなり得ます。

航空機・部品製造業での採択事例

航空機・部品製造業事業による具体的な採択事例は下記の通り。

事業計画名事業計画概要
航空機エンジンの新製品となる金型の部品製造計画弊社は、鋳造用金型・木型製造等を営んでいる。自動車関連の受注減からの回復を狙い航空機用の装置を導入し、新世代エンジンのニーズに対応する。高精度・短納期の体制により航空機関連の新市場へ参入する計画である。
カーボン端材の再利用および加工技術の高度化事業現有の金属加工・一般カーボン加工ノウハウを技術基盤として、カーボン端材をリサイクルしつつ、製品のプレス成形過程をコントロールすることで付加価値を高め、航空機・船舶・空飛ぶ車等の高度カーボン技術産業へ進出します。
国内航空機部品産業から海外防衛航空機部品産業への新分野展開独自技術の差圧鋳造・機械加工・検査による一貫生産など航空機部品製造技術を基盤に、精密5軸複合旋盤の導入と加工技術の拡大・強化による、長期安定的な海外防衛航空機部品産業への新分野展開による弱みの克服。
高精度防衛航空機用大型部品加工に対応する業態転換防衛航空機用大型部品の生産要求があるが、現有設備では部品サイズと加工精度に課題がある。本事業により大型部品製造対応の最新CNC旋盤を導入し生産体制を構築し事業転換を行う。これにより当社の生産性と加工精度向上により売上、利益の拡大を図る。
新設備導入による新規金型部品の生産体制の構築本事業で新たに設備を導入することで、新分野である300mm超の航空機部品の金型部品製作を行うことが可能となる。今後需要が拡大し、継続的に受注が見込める航空機部品の金型部品の製造に取り組むんでいく。
航空機産業参入コンソーシアム形成に向けた人財育成及び販路開拓本事業は北海道の航空機産業への参入を目的とした中小企業コンソーシアムを形成する個々の事業者が連携する事業である。参入障壁の高い航空機部品製造において各社が連携し、コンソーシアムとして「一貫生産体制」を構築し企業群として業界参入を達成する。

まとめ

今回は事業再構築補助金の成長枠の対象である航空機・部品製造業について解説してきました。ポイントをまとめると下記の通り。

  • 航空機・部品製造業は事業再構築補助金成長枠の対象事業
  • 今後需要が増えてきそうな有力な事業テーマ
  • サスティナブル、デジタル化、宇宙関連などが注目の事業

 

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