事業再構築補助金

事業再構築補助金の事業計画の具体例を紹介①【新分野展開、宿泊業】

事業再構築補助金の中で最も難しいのが事業計画書の作成です。
決まったフォーマットもなく、15ページ以内と多めの分量の上、詰め込むポイントもたくさんあるので、中々手がつかないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は事業再構築補助金のホームページで紹介されている事業計画例を紹介していきます。
事業計画で悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。

宿泊業の新分野展開の具体例

宿泊業で新分野展開した事業計画例を紹介していきます。
新分野展開の要件は下記の通りです。

中小企業等が主たる業種(売上高構成比率の最も高い事業が属する、総務省
が定める日本標準産業分類に基づく大分類の産業をいう。以下同じ。)又は
主たる事業(売上高構成比率の最も高い事業が属する、総務省が定める日本
標準産業分類に基づく中分類以下の産業をいう。以下同じ。)を変更するこ
となく、新たな製品を製造し又は新たな商品若しくはサービスを提供するこ
とにより、新たな市場に進出することをいう。

詳細は事業再構築補助金の採択事例にて紹介されています。
具体的に確認していきましょう。

現在の企業の事業について

1.当時の事業の概況
まずは自社の事業の概況について解説しています。
自社の経歴を画像や新聞記事などをつかって分かりやすく説明しています。
このように客観性をだすために、新聞記事や他社のホームページなどを利用するのは効果的といえるでしょう。

2.当社の事業の特徴
施設、売り上げ比率、属性、従業員数、コロナによる影響について記載されています。
箇条書きで完結に記載されていますので、分かりやすいです。
ついつい長くなりがちな場合はこのような箇条書きを利用してみることもおすすめします。

強みと弱み

他社と比較してどこに強みがあるのかという点が分かりやすく記載されています。
こちらの事業計画の場合は地域性と立地に強みがあるという点が分かる一方で、客室の小ささなどが弱みとして挙げられます。
とはいえ、強みと弱みは表裏一体です。
「強みがあるけど、弱みがない」または「弱みがあるけど、強みがない」という場合は言い換えてみると良いかもしれません。

例えば、こちらの事業計画の場合、弱みの①であるコンパクトな客室サイズという場合、反対にシングル客の強みがあるという強みがあります。
逆に強みである地域性の場合、地域に依存しているため、地域が衰退すれば必然的に衰退するという弱みがあります。

このように強みと弱みを言い換えるというのも一つの手かもしれません。

機会・脅威について

機会を強みとリンクさせています。
この事業計画の場合は、それぞれの強みを活用して、事業機会の拡大を目指していくという形になっています。
脅威はコロナ関係についての記載が多いです。
事業再構築補助金は基本的にコロナで悪影響を受けた事業者に対して支給される補助金です。
コロナの影響は機会・脅威のいずれかの記載しておいた方がよいでしょう。

これらの強み・弱み・機会・脅威というのはSWOT分析を活用することをおすすめします。
SWOT分析については下記の記事にて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

事前準備 SWOT分析で自社の強み、弱み等を把握しておきましょう事業計画書ではしっかりとした分析が求められます。 SWOT分析はお済みでしょうか。 事業計画書を作成するにあたり自社の分析、他社...

事業環境について

事業環境は今後やりたい事業と関連づける必要があります。
こちらの事業計画の場合は
①ワーケーション事業の普及②個人旅行の普及③EC普及④居住体験の近接化による家庭向けのサービスの需要増⑤コロナ後の需要回復
について記載していますので、後ほどこのような事業を展開していくという説明をする必要があります。

事業再構築の必要性

事業再構築の必要性は事業計画書の中で最も重要なポイントの一つとなります。
「コロナ禍によって大きな打撃を受けた」→「コロナでワーケーションという新たな需要が生まれた」→「ワーケーションは自社の強みを発揮できる」→「事業再構築補助金の新分野展開の要件に当てはまることの説明」→「ワーケーション事業をやることによる意義」という流れで説明されています。
論理的で分かりやすい内容になっていますね。
文章だけではなく、グラフや画像、表を使っているため、読みやすくなっています。

 

提供する製品・サービス

事業再構築でどのような商品やサービスを提供するのかを紹介しています。
「どのようなものを誰に対して、どういった形で提供するか」という点を記載する必要があります。

導入する設備、工事など

本事業で導入する設備や必要となる工事などを記載します。
補助の対象となる経費となりますので、必ず漏れがないように記載しましょう。

事業再構築の市場の状況、自社の優位性、価格設定

【自社の市場の状況】
自社の市場の状況は客観的なデータを用いて説明することで客観性が増してきます。
市場調査会社やマーケティング会社、コンサルティング会社のデータを引用することをおすすめします。
矢野研究所、マクロミル、野村総合研究所などが有名ですね。
また、グーグルで「ワーケーション pdf」のように良質なデータが集まりやすいPDFで探してみても良いかもしれません。

【自社の優位性】
事前に記載した自社の強みと重複する部分もあるかと思います。
重複する部分は削除し、文章をまとめることをおすすめします。

【価格設定】
提供するサービスや商品をどのくらいの価格帯で販売する予定なのか記載しています。

課題やリスク

事業再構築を行う上で、どのようなリスクや課題があるのかを記載しています。
新規事業というのはあらゆるリスクや課題が想定できます。
そのリスクに対してどのような対処ができるかという点を記載していきましょう。

実施体制、スケジュール

 

【組織体制】
どういった組織体制で事業を推進していくのかを説明します。
役職員の中で誰がどのような役割を持ち、責任者となるかを記載していきます。

【スケジュール】
どういったスケジュール感で今後やっていくのかを説明していきます。
この事業計画では具体的にいつサービスを始めて、どのような契約を結ぶのかなど明確に説明されています。
事業が進捗していくイメージがわきやすいですね。

資金調達計画、収益計画

資金調達計画と収益計画は認定支援機関と協力して作成しましょう。

別紙

様々な画像が使われており、どのような事業をする予定なのか分かりやすいです。
このように文字だけでは分かりにくい場合は画像を利用して、説明してみるのも良いかと思います。

もし、「事業計画書が作成できず、困っている」「認定支援機関が見つからず、困っている」という方はまず一度ご相談ください。

事業再構築補助金について他にもまとめておりますので参考にしていただければ幸いです。

https://mono-support.com/saikouchiku/

また事業再構築補助金がどの様ものかわからないといった方は下記HPをご覧ください。

https://jigyou-saikouchiku.jp/

事業再構築補助金・ものづくり申請代行サポート(CPA)では事業再構築補助金の申請サポート・申請代行を実施しています

 

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