愛知県の事業再構築補助金採択事例とポイントを解説！

愛知県は事業再構築補助金の申請が第3位となっており、非常に多くの事業者が申請している都市の一つです。
第三回の事業者の応募数は1,404件となっており、東京、大阪に次いで第3位の応募数となっていました。
愛知県の方でこれから事業再構築補助金に申請しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は愛知県での過去の採択事例や採択されるためのポイントを解説していきます。
愛知県の事業者の方で、これから事業再構築補助金を申請しようと検討している方はぜひ参考にしてみてください。

愛知県の事業再構築補助金応募・申請・採択件数

愛知県の事業再構築補助金応募・申請・採択状況は下記の通りです。

全体の中小企業に対する事業再構築補助金に申請している事業者の割合は約0.8%前後で推移しています。
都道府県全体の平均は0.6%前後であることから、他の地域と比較すると多くの事業者が事業再構築補助金に申し込んでいることが分かります。
愛知県は言わずもがな日本を代表する自動車メーカーのトヨタの所在地であり、自動車関連の産業が盛んな地域です。
令和元年の愛知県の製造品出荷額等は47兆9,243億円（従業者4人以上の事業所）と全国の約14.9％を占め、ダントツで一位となっています。
補助金を活用しやすい製造業が盛んな地域だけあり、事業再構築補助金に申し込みやすい産業が整っているともいえるでしょう。

愛知県での事業再構築補助金採択事業者の特徴

愛知県は製造業関連の事業再構築を実施する事業者が多いという特徴があります。
理由はトヨタ自動車の関連会社が多い、他にも製造業関連企業が多いということなど挙げられます。
実際、製造品の出荷等は下記の通り、愛知県がダントツの１位となっています。

資料：経済産業省「2020年工業統計表［概要版］」

そのため、業種別の１位も多く、製造品出荷額等において24業種中11業種が全国1位となっています。

資料：経済産業省「2020年工業統計表［概要版］」
自動車である輸送用機器もさることながら、自動車部品である鉄鋼・電気機械・ゴム製品など多数の分野で全国１位となっています。
国内最大のものづくり地域と言えるでしょう。

事業再構築補助金でも産業の特徴と同じように「自動車部品関連事業」「半導体関連事業」による採択事例が多かったのが特徴です。

具体的には

• 電気自動車向けの部品製造
• 既存事業を活用した新工業品の開発
• 製造工程の自動化・省人化
• 内製化
• 半導体の製造

などの採択事例が多かったです。
脱炭素の影響で、既存のガソリン車の部品を製造している企業は苦しくなってくることは間違いありません。
特にエンジン関連を製造していた事業者の方は特に厳しいかと思います。
そのため、部品メーカーが既存の事業を活用し、他の製品を造る・別事業に参入するといった事業計画も数多く見られました。

また、「脱炭素」をテーマに事業再構築を行う場合は第6回からのグリーン成長枠を活用してみるのもおすすめです。
グリーン成長枠については下記の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

グリーン成長枠の対象となる輸送・製造関連産業のビジネスモデルを解説！第6回の事業再構築補助金の公募から新設されるグリーン成長枠。 まだ公募が出されていないので、不明な点も多く、どのようなビジネスモデルが...

反対に飲食・宿泊サービスの採択事例は少なかった印象をうけました。
事業再構築補助金は補助金額の上限が大きな補助金のため、設備投資にお金がかかる製造業で使いたいと思った事業者が多かったためかと思われます。

CPAは愛知県での事業再構築補助金申請代行も対応

弊社（CPA）では事業再構築補助金の申請サポート・申請代行を実施しています。
全国各地からオンラインでの打ち合わせが可能となっています。
弊社は事業再構築補助金のサポートを行っており、通常枠補助上限の6,000万円を含む、多数の採択実績があります。
「認定支援機関が決まらない」「事業計画書の添削をして欲しい」といった事業者の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

詳細は下記のページから

愛知県の事業再構築補助金採択事例

愛知県の事業再構築補助金採択事例を紹介していきます。

第三回事業再構築補助金採択事例