事業再構築補助金

クリニックでの事業再構築補助金採択事例!ポイントを解説

クリニックでの事業再構築補助金採択事例!ポイントを解説

クリニックの方で事業再構築補助金を活用し、新たな事業に取り組んでみたいと考えている方もいらっしゃいますよね。
今回は事業再構築補助金を活用したクリニックの事業再構築補助金採択事例を紹介していきます。

クリニックは事業再構築補助金の補助対象!

クリニックは事業再構築補助金の補助対象となっています。
過去の採択事例では多数のクリニックでの事業再構築補助金採択事例がありました。
また、クリニックは新型コロナウィルスの影響を大きく受けた業種の一つでもあります。
コロナの感染防止対策の観点から、受診する人が増えたことが主な要因かと思われます。

コロナ禍の影響を大きく受けた医療業;回復の動きにも差あり 経済産業省

コロナの影響で経営が苦しくなったという事業者の方も多かったのではないでしょうか。
このような状況もあり、クリニックは比較的事業再構築補助金に採択されやすい業種となっています。
実際、過去にはどのような事業計画が採択されてきたのかを確認してみましょう。

クリニックでの事業再構築補助金採択事例

クリニックでの主な事業再構築補助金採択事例は下記の通り。

  • オンライン診療への対応
  • デジタル技術、DXを用いた医療サービス
  • 新技術への取り組み

具体的に解説していきます。

オンライン診療への対応

オンライン診療への事業再構築に取り組む事業計画例は採択事例として数多くありました
オンライン診療は2018年の診療報酬改定で保険適用されていましたが、対象となる疾患は限られていました。
しかしながら、2020年4月に「時限的・特例的な対応」として初診のオンライン診療が解禁され、2022年1月の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」改定で正式に初診も可能となりました。
今後ますますオンライン診療は注目されてくることとなるでしょう。
事業再構築補助金を活用し、オンライン診療にチャレンジするというのは有力な選択肢のように思えます。
実際の採択事例は下記の通り。

事業計画例婦人科の新規開設による地域ニーズとオンライン診療への対応
事業計画概要現在の皮膚科クリニックを改装し、常勤女医がる婦人科を新たに開設する。地域ニーズとオンライン診療への対応を行うことによって、業績のV字回復と、新型コロナウイルス感染症の長期化への対応を目指す。

デジタル技術を用いた医療サービス

デジタル技術、DXを用いた医療サービスというのも有力な選択肢の一つです。
クリニックはアナログでの対応が進んでおり、デジタル化に遅れをとっています。
また、事業再構築補助金では、先進的なデジタル技術が加点要素となるため、取り組みやすい事業テーマの一つと言えるでしょう。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画例家庭教師のプログラムを組み込んだ新たな歯科矯正DX事業
事業計画概要“これまで外注していた歯科矯正を院内にて内製化を行う。歯科衛生士率100%を活かした対応力を生かしてオンラインとリアルを融合させた新たな歯科矯正事業を行い、事業再構築を図る。
DX化を行いながら新たな人材確保の取組、業界課題を解決できる新分野展開を図る。”
事業計画例早期発見・早期治療を地域で実現するため、CT・電子カルテの導入でDXを推進する
事業計画概要CT設備導入、電子カルテの導入により当院内で迅速・広範囲の画像診断を計画している。これまで培った強みを活かし、患者様の病気の早期発見・診断・治療が可能となり地域医療の発展に貢献する。

新技術への取り組み

新技術への取り組みを行っている採択事例もありました。
「自己脂肪細胞由来幹細胞およびサイトカインを用いた再生医療」「脂肪由来間葉系幹細胞を用いた肝臓病及び皮膚再生治療事業」「上顎部因症のワンストップ治療」といった事例が代表例です。
こういった新たな取り組みは事業再構築補助金の事業テーマとしては好まれる傾向にあります。
挑戦したい医療に関しては、事業再構築補助金を活用して積極的にチャレンジしてみても良いかもしれません。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画例脂肪由来間葉系幹細胞を用いた肝臓病及び皮膚再生治療事業
事業計画概要低リスク、低費用、高免疫、高含有の脂肪由来間葉系幹細胞を患者から採取し、これを培養して増殖させ、患者に投与する治療を新たに開始するため、脂肪由来間葉系幹細胞を培養する装置を導入し、肝臓病及び皮膚再生治療を行う事業

 

まとめ

今回は事業再構築補助金を活用したクリニックの採択事例を紹介してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  • クリニックは事業再構築補助金の補助対象!
  • 新型コロナウィルスの影響を大きく受けた業種のため、採択されやすい
  • 「オンライン診療への対応」、「デジタル技術、DXを用いた医療サービス」、「新技術への取り組み」の採択事例が多い

 

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