事業再構築補助金

事業再構築補助金は選択と集中が採択されやすい!事例を紹介

事業再構築補助金は選択と集中が採択されやすい!事例を紹介

事業再構築補助金の審査項目の再構築点に選択と集中という項目があります。
選択と集中とは、既存事業を縮小または撤退をして、特定の事業にリソースを集中させるという経営戦略の一つです。
この選択と集中ですが、多数の採択事例があるため、採択されやすい取り組みの一つといえるでしょう。
今回は選択と集中とはどういうものか、どういった採択事例があるのかを解説していきます。
コロナの影響で経営が苦しんでいるという事業者の方は、選択と集中によるリソース集中を検討してみることをおすすめします。

駒田裕次郎

監修: 駒田 裕次郎(こまだ ゆうじろう)

駒田会計事務所 【コマサポ】代表

【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金支援を中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。

【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上(2025年1月末現在)

【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関

「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。

選択と集中とは?

選択と集中とは多角化戦略をとっており複数の事業を保有している企業や、多種類の商品を取り扱っている企業がコアとなる事業に経営資源を集中させる経営手法の一つです。
経営学者であるドラッカーが提唱しました。
ノンコア事業は縮小や撤退、M&Aなどによる売却を行います。
選択と集中によるメリット・デメリットは下記の通り。

【メリット】

  • リソース集中によるコスト削減
  • 主力事業の収益性の強化

【デメリット】

  • 主力事業への依存が強まる
  • 急な配置転換による人員のモチベーション低下
  • 経営の柔軟性低下

選択と集中はメリットだけではなく、デメリットもあります。
そのため、必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。

良い結果に結びつけるためには、適切な自社の強み・弱みの分析、確実な市場分析、効率的な組織的なオペレーションが求められます。

選択と集中は事業再構築補助金で採択されやすい

選択と集中は事業再構築補助金で採択されやすい取り組みの一つです。
公募要領の審査項目の事業再構築点で「市場ニーズや自社の強みを踏まえ、「選択と集中」を戦略的に組み合わせ、リソースの最適化を図る取組であるか」という項目があるためです。
過去の採択事例でも「選択と集中」をテーマとした数多くの事業計画が採択されていました。
事業再構築補助金は選択と集中に関する様々な補助をだしています。
例えば、建物費の撤去費用や、市場ニーズを適切に博するための調査費用、コア事業への投資に対する費用全般など。
通常であればコストがかかりやすい選択と集中という取り組みも、事業再構築補助金を利用することで負担を最小限にできます。
コロナで不採算事業が出てしまった、先行きが見えない事業がある、店舗を集約化させたいといった事業者の方は選択と集中をテーマに事業再構築補助金を狙ってみることをおすすめします。

選択と集中での採択事例

事業再構築補助金で選択と集中により採択された事例は主に下記の通り。

  • 店舗を閉鎖し、オンラインに集中
  • 特定の業種に集中
  • 既存事業を活かした新規事業へ

店舗を閉鎖し、オンラインに集中

店舗を閉鎖し、ECなどのオンライン販売やオンラインサービスに集中させた事業者は数多くありました。
代表例としては、下記の事例が挙げられます。

事業者名株式会社カワラヤ
事業計画名店舗事業の脱却によるグローバル向けe-ドラッグストア事業展開
事業計画概要日本製品の良さを中国人観光客に伝える為に、インバウンド専門ドラッグストアを4店舗大阪ミナミエリアで営んできたが、新型コロナの影響で、単月売上が最悪9割減となった。昨年より開始した中国向けネット販売が、軌道に乗り始めたので、店舗を閉鎖し、ネットビジネスに資本を集中させる新事業展開

この他にも飲食店、インバウンド関連、イベント会社、観光会社、教育関連など多数の会社で似たようなビジネスモデルがありました。
オンラインへの選択と集中は、ウィズコロナに最も適したビジネスモデルといえるでしょう。

特定の業種に集中

複数の業種を営んでいた事業者が特定の事業に集中させるモデルです。
特に飲食店に多かったです。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業者名株式会社スタミナフードシステム
事業計画名但馬牛の本場「但馬」に作る一戸建てプライベート空間「はなれ」で本物の但馬牛料理を提供する
事業計画概要コロナ禍で居酒屋の業績低下が著しい。そこで当社の強みである「肉」事業に経営資源を集中し、地元ブランドである但馬牛を使用したしゃぶしゃぶ、すき焼き、ステーキ等の牛肉料理を、コロナ対策や完全個室のニーズを満たす「はなれ」で提供する、革新的な新事業を展開する。

コロナの影響を最も受けた業種である居酒屋を撤退し、牛肉関連の飲食店に集中させた事業計画例です。

既存事業を活かした新規事業へ

既存事業を活かした新規事業に選択と集中をする事例もあります。
代表例は下記の通り。

事業者名有限会社宝建材
事業計画名産業廃棄物「運搬業」から「処理業」への新規展開による事業再構築
事業計画概要廃材の中間処理場から最終処分場までの運搬を主要業務としていたが廃材の減少を受け減収している。そこで思い切った選択と集中を行い、中間処理場の建設・処分業へ新規参入し、廃材以外の品目の処理体制を構築し、事業再構築を図る。

事業再構築補助金は元々思い切った取り組みを支援するための補助金です。
このように既存事業を縮小し、親和性の高い新たな事業を行うというのも採択されやすい取り組みといえます。

まとめ

今回は選択と集中の概要と事業再構築補助金ではどのような採択事例があるかという点を紹介してきました。
ポイントをまとめると以下の通り

  • 選択と集中とはコア事業に経営資源を集中させ、他の事業を縮小・撤退させること
  • 審査項目でも言及されており、採択されやすくなる傾向がある
  • オンラインへの集中、特定の事業への集中、新規事業への集中がメインの取り組み

 

 

もし、「事業計画書が作成できず、困っている」「認定支援機関が見つからず、困っている」という方はまず一度ご相談ください。

事業再構築補助金について他にもまとめておりますので参考にしていただければ幸いです。

https://mono-support.com/saikouchiku/

また事業再構築補助金がどの様ものかわからないといった方は下記HPをご覧ください。

https://jigyou-saikouchiku.jp/

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