事業再構築補助金の成長枠では通常枠とは異なり、新たな事業が市場規模が拡大しているまたは拡大する見込みの事業のみと限定されています。
事業再構築補助金のホームページの中で「成長枠の対象業種・業態の指定について」が公開されており、原則としてこの中から事業を選択する必要あります。
今回は成長枠の対象事業の一つである「弁・同附属品製造業」について解説していきます。
弁・同附属品製造業とは?事業再構築補助金成長枠の対象!
弁・同附属品製造業は事業再構築補助金の成長枠の対象事業です。
弁・同附属品製造業は主として流体の通路においてこれを導入し,遮断などして流体の制御に用いられる弁,コック及びその部分品,附属品を製造する事業が対象となっています。
一般バルブ・コック製造業;自動調整バルブ製造業;高温・高圧バルブ製造業;給排水栓製造業;蛇口製造業;バルブ・同附属品製造業が対象とされています。
代表的な製造物は下記の通り。
- 工業用弁の製造:工業用の弁は、エネルギー、化学、製薬、食品など多様な産業で使用されます。流体の導入、遮断、方向変更など、流体の制御に必要な機能を持つ弁を製造します。
- 建築用弁の製造:ビルや住宅で使われる水道・ガスの配管系統に必要な弁を製造します。これには、シャワーの混合水栓やガスコンロの安全弁などが含まれます。
- 自動車部品の製造:自動車のエンジンやブレーキシステムには、流体を制御するための弁が使用されています。これらの部品の製造も行います。
- 航空機部品の製造:航空機のエンジンや燃料システムにも弁が必要となります。これらの高品質で耐久性のある弁を製造します。
このように日本の輸送機器を中心とする様々な工業製品を支えている弁・同附属品製造業は2023年6月9日に事業再構築補助金の成長枠の対象となりました。
弁・同附属品製造業の代表的な事業テーマ
弁・同附属品製造業の今後注目されている事業テーマは下記の通り。
- 再生可能エネルギー設備用弁の製造:風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー設備は、堅牢性と耐久性を備えた部品を必要とします。こうしたエネルギー設備向けの弁の製造は、今後の市場拡大が見込まれます。
- 電気自動車(EV)部品の製造:電気自動車の市場は急速に拡大しており、冷却システムや充電システムなど、EV専用の弁の需要が高まっています。
- バイオテクノロジー・医療用弁の製造:医療技術やバイオテクノロジーの進歩に伴い、高度に精密な弁や特定の材料に対応した弁の需要が高まっています。これらは、例えば生体組織の培養や微細な液体の制御など、特殊な環境下での使用に耐えることができます。
まとめ
今回は事業再構築補助金の成長枠の対象である弁・同附属品製造業について解説してきました。ポイントをまとめると下記の通り。
- 弁・同附属品製造業は事業再構築補助金成長枠の対象事業
- 2023年6月9日に成長枠に追加に
- ev、再生エネルギー、バイオ関連などが注目の事業
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