事業再構築補助金

事業再構築補助金での足場ビジネスでの採択事例とポイントを解説!

事業再構築補助金での足場ビジネスでの採択事例とポイントを解説!

事業再構築補助金を活用して、足場ビジネスを利用した事業を考えているという方もいらっしゃいますよね。
特に建設業の方は次世代足場やレンタル事業で事業再構築を図りたいと考えている方も多いかと思います
そこで、今回は足場ビジネスでの事業再構築補助金採択事例とポイントを解説していきます。

足場ビジネスは事業再構築補助金の補助対象

足場ビジネスは事業再構築補助金の補助対象となります。
建設業を中心に過去に数多くの採択事例があるため、事業テーマとしては問題ありません。
建設業の方は新型コロナウィルスの影響で、受注が減少したという方も多いかと思います。
事業再構築補助金は新型コロナウィルスの影響を大きく受けた事業者ほど優遇される傾向にあるので、建設業の方はチャンスと言えるでしょう。

足場ビジネスの市場規模

足場ビジネスの市場規模は建設業に必須であることから、ほぼ建設業全体と同じように推移していると考えて良いでしょう。
建設業全体としての市場規模は堅調に推移しています。
2020年度は新型コロナウィルスの影響もあり、落ち込みを見せたものの、2021年度から始まった「防災・減災、国土強靭化のための 5か年加速化対策」といった公共事業などの効果もあり、堅調に推移しています。

(建設業の働き方改革の現状と課題 国土交通省)

令和3年度(2021年度)には総投資金額は59兆円にも及び、コロナ前の水準を回復しています。
こういった公共事業の増加や民間需要の回復もあり、足場ビジネスは今後も有力な事業テーマとなるでしょう。

次の章では、足場ビジネスでの採択事例について確認していきます。

足場ビジネスでの事業再構築補助金採択事例

足場ビジネスでの事業再構築補助金採択事例は主に下記の通り。

  • 次世代足場の導入
  • レンタルやリース
  • ドローンを活用
  • 足場ノウハウを活用したアウトドア関連

具体的に解説していきます。

次世代足場の導入

次世代足場を導入し、事業に幅を持たせるという採択事例です。
次世代足場とは、規格を洗い直した次世代規格のことで、近年では「アルバトロス」とも呼ばれています。
安全性、作業性、経済性いずれも既存の規格よりも優れているという特徴があります。
こういった次世代足場を導入し、事業再構築に取り組むというのは有望な事業計画となるでしょう。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画例次世代足場を導入し大型工事に対応のうえ、リフォームにも進出し受注分野をワイド化する事業
事業計画概要当社は塗装・鳶工事を営んできました。新たな収益を確保するため次世代足場を導入し、作業効率と安全性を向上させ、日本原燃施設工事等の大型工事に参入したうえで、一般住宅のリフォームにも進出し受注の分野を広げ幅広く受注します。
事業計画例仮設工事の安全性・作業性向上に寄与する次世代足場「アルバトロス」を活用した足場材リース事業への展開
事業計画概要仮設工事を主要事業とし、安全性・作業性向上を実現する希少性の高いアルバトロスを活用し成長を遂げてきた。本事業によりアルバトロスを始めとした豊富な足場材を有効活用し、競合他社に対し製品・価格面で差別化を図り、建設業の人手不足や働き方改革推進の一助となる足場材のリース事業を開始する

レンタルやリース

建設資材や足場資材をレンタル、リースするという採択事例もありました。
特に上述の次世代型の足場材をレンタル、リースするという採択事例が多い印象でした。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画例次世代のシステム吊り足場を活用した足場材リース事業
事業計画概要次世代のシステム吊り足場を活用し、橋梁・道路橋改修工事の足場材を供給するリース事業に進出する。安全性及び効率性の高い足場材を足場施工会社に供給することにより、各社の労働環境の改善及び生産性の向上に貢献する
事業計画例倉庫・事務所新設による仮設資材レンタル事業への進出
事業計画概要コロナ禍で既存事業の建築工事業が低迷している。本事業では、工事現場に必須の仮設資材(足場等)をレンタルする仮設資材レンタル事業を展開するため、新規事業に必要な倉庫及び事務所を新設する。既存事業と新規事業の相乗効果で売上をV字回復させる。

ドローンを活用

足場ビジネスにドローンを活用するという採択事例もありました。
ドローンは国としても積極的に支援をしているテーマの一つで、様々な分野での利用が推進されています。
足場ビジネスにおいてもドローンを活用した調査業務や点検というのは有望な事業テーマとなるかと思われます。
実際の採択事例は下記の通り。

事業計画例外壁調査業務におけるドローンと赤外線カメラの導入
事業計画概要コロナ禍において民間の工事発注件数が低下する中、外壁タイル剥落事故が多発している現状を受け、ドローンと赤外線の導入で無足場・非接触による低コスト短期間で建築物劣化診断調査を行う事業を推進する。

足場ノウハウを活用したアウトドア関連

足場ノウハウを活用したアウトドア関連事業での採択事例もありました。
グランピングやドッグラン、ワーケーションなどが代表例です。
コロナ禍で需要が堅調に推移しているアウトドア関連と足場ビジネスは親和性が高いという特徴があります。
地域性も活用して、アウトドア関連の事業に取り組んでみても良いかもしれません。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画例足場のノウハウを活用したアスレチック施設併設型のグランピング事業
事業計画概要本事業ではコロナ禍により足場工事業の売り上げが減少していることを受けて、八王子市で初となるグランピング施設を開業することでコロナ禍でも安定した収益の獲得を目指す。

まとめ

今回は足場ビジネスでの事業再構築補助金採択事例とポイントを解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  • 足場ビジネスは事業再構築補助金の補助対象
  • 建設業全体として市場規模は堅調に推移
  • 「次世代足場」「レンタル・リース」「アウトドア関連」「ドローン」が採択事例として多い

 

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