事業再構築補助金

事業再構築補助金で強みを書くときの3つのポイント

事業再構築補助金で強みを書くときの3つのポイント

事業再構築補助金の事業計画書を策定する際に、重要な要素の一つとして「強みのアピール」があります。
審査項目の中で「強み」という言葉が3回も出てくることから、自社の強みを活用した事業を行うことを重視していることがわかります。
とはいえ、強みをどのようにアピールすればよいかわからないという事業者の方も多いですよね。
そこで今回は事業再構築補助金で強みをアピールする際の3つのポイントと書き方の具体例について解説していきます。
本記事を見ることで、事業計画の中に自社の強みを上手く盛り込み、採択に近づけることができます。

駒田裕次郎

監修: 駒田 裕次郎(こまだ ゆうじろう)

駒田会計事務所 【コマサポ】代表

【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金支援を中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。

【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上(2025年1月末現在)

【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関

「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。

事業再構築補助金では強みを重要視している

事業再構築補助金は事業者の強みを重要視しています。
実際公募要領では下記の通り、強みに関する項目が3つもあります。

表2:審査項目
(2)事業化点
④ 補助事業として費用対効果(補助金の投入額に対して増額が想定される付加価値額の規模、生産性の向上、その実現性等)が高いか。その際、現在の自社の人材、技術・ノウハウ等の強みを活用することや既存事業とのシナジー効果が期待されること等により、効果的な取組となっているか。
(3)再構築点
市場ニーズや自社の強みを踏まえ、「選択と集中」を戦略的に組み合わせ、リソースの最適化を図る取組であるか。
(4)政策点
⑥ 異なるサービスを提供する事業者が共通のプラットフォームを構築してサービスを提供するような場合など、単独では解決が難しい課題について複数の事業者が連携して取組むことにより、高い生産性向上が期待できるか。また、異なる強みを持つ複数の企業等(大学等を含む)が共同体を構成して製品開発を行うなど、経済的波及効果が期待できるか。
(事業再構築補助金 第6回公募要領)

このように事業再構築補助金は強みを活用して、事業再構築を行うことが重要視されています。
ですので、事業計画を策定する際は、自社の強みをアピールしていくのが重要となります。

事業再構築補助金で強みをアピールする際の3つのポイント

事業計画を策定する際には、下記の3つのポイントを意識して、強みをアピールすることをおすすめします。

  • ヒト・モノ・情報について記載する
  • 新しい事業とのシナジー効果を見出せる強みをアピールする
  • 数字を組み入れる

具体的に解説していきます。

ヒト・モノ・情報について記載する

経営資源の4大資源といえば、「ヒト・モノ・カネ・情報」です。
この中で「ヒト・モノ・情報」に関しては財務諸表や損益計算書などの書類からは見えてきません。
そのため、この3要素に関する強みをアピールすることで、自社の強みを効果的にアピールできます。
過去の採択実績から具体例を紹介していきます。
【ヒト】
高い営業、接客能力、2年前から取り組みはじめたヘルスケア事業で獲得した調理ノウハウ
株式会社三本松茶屋

【モノ】
八重桜の花から乳酸菌を分離、豆乳で培養する完全植物性乳酸菌を開発しました。
株式会社北岡本店

【情報】
インターネットを利用した販売促進を行い、オンラインWEBシステムを内製化
株式会社G-style

3要素の全てを記載する必要はありません。
特に強みを持っている要素をアピールすることが重要です。

新しい事業とのシナジー効果を見出せる強みをアピールする

事業再構築補助金の審査項目として、既存事業とのシナジー効果を見出せるかという点があります。
全く既存事業と関係のない事業を始めるより、既存の経営資源を使った相乗効果が期待できる事業の方が採択率が高まるということです。
強みを活かしてこういった事業展開をするというストーリーを意識しましょう。

数字を組み入れる

強みの中に数字を組み入れることも重要です。
数字を組み入れることで、強みの具体的なイメージが湧きやすくなるためです。
具体例として株式会社M&Aナビの強みを紹介します。
「これまで4年以上にわたってM&Aの仲介事業を行ってきたことにより、約6,000の顧客ネットワークを有する」
4年や6,000といった数字を組み入れているため、定量的に強みが分かりやすいです。
このように、強みをアピールする際は数字を意識することをおすすめします。

まとめ

今回は事業再構築補助金で強みをアピールする際の3つのポイントと書き方の具体例について解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  • ヒト・モノ・情報といった経営資源に関する強みを書く
  • 新しい事業とのシナジー効果を見出せる強みをアピールする
  • 数字を組み入れ、具体的なイメージを湧きやすいようにすうr

事業再構築補助金の事業計画の中で、強みは最も重要なアピール要素の一つです。
ぜひ本記事を参考に、強みのアピールを効果的にしてみてください。

 

もし、「事業計画書が作成できず、困っている」「認定支援機関が見つからず、困っている」という方はまず一度ご相談ください。

事業再構築補助金について他にもまとめておりますので参考にしていただければ幸いです。

https://mono-support.com/saikouchiku/

また事業再構築補助金がどの様ものかわからないといった方は下記HPをご覧ください。

https://jigyou-saikouchiku.jp/

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