ペットビジネスの市場は近年、大きな成長を遂げています。
ペットを飼う家庭が増加しており、それに伴いペット関連商品やサービスの需要が高まっているためです。
そこで今回は、ペットフード産業は儲かるのか、事業再構築補助金を活用してさらにビジネスを拡大する方法について解説します。
ペットフードが儲かる2つの理由
ペットフードは一般的に儲かりやすく狙い目の産業とされています。
理由は下記の二つ
- ペット関連の市場規模が拡大している
- ペットフードの利益率が高い
内容について具体的に解説していきます。
ペット関連の市場規模が拡大傾向に
近年、ペット関連の市場規模が拡大傾向にあります。
経済産業省が公開しているペット・ペット用品の販売額の推移を見てみると新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年から大きく増加していることが分かります。
(参照元:ペット産業の動向 -コロナ禍でも堅調なペット関連産業- 経済産業省)
おうち時間をペットと過ごそうという方が増えたことやペットを家族の一員として考える方が増えたこともあり、市場規模が拡大しています。
今後も堅調な需要が期待できるため、大きく期待できる産業の一つと言えるでしょう。
ペットフード市場も市場規模が拡大
ペットを家族の一員として、飼っている家庭が増えたことにより、ペットの健康意識の高まりも増えています。
そのため、オーガニック製品や特別な健康ニーズに対応したペットフードの需要が増加しており、国産のペットフードへの関心が高まっています。
このトレンドは、ペットフードビジネスにとって大きなビジネスチャンスを意味しています。
ペットフード市場は今後も安定した成長が見込まれ、新しいプレイヤーにとっても参入しやすい状況が整っています。
ペットフードは高い利益水準も魅力
ペットフードは高い利益水準も魅力の一つとされています。
ペットフードの利益率はおおよそ35%から45%とされ、これは他の多くの製造業と比較しても非常に高い数字です。
この高利益率は、ペットオーナーが愛するペットの健康と幸福を重視し、品質の高いプレミアムなペットフード製品に対してより多くのお金を支出する傾向にあることやペットフードの原価率が低いことが背景にあります。
これらの要因が重なり、ペットフードは儲かる産業とされています。
しかしながら、ペット産業の成長は競争も激しくなることを意味しています。
ペットフードに取り組むなら、独自性を持ちながら高品質な商品やサービスを提供する必要があります。
そこで活用したいのが事業再構築補助金です。
事業再構築補助金とは?ペットフードで利用可能
事業再構築補助金は、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業や個人事業主が、事業の再構築や新たな事業展開を行うための支援を受けることができる制度です。
メインの成長枠(最大7,000万円の補助金)と物価高騰・回復再生応援枠(最大4,000万円の補助金)といった高い補助額や幅広い補助対象経費が魅力的な補助金です。
事業再構築補助金は、ペットフードビジネスにも活用することが可能であり、企業が競争の激しい市場で差別化を図り、事業を拡大するための強力な手段となります。
過去下記のような事例で採択されてきました。
事業計画名 | 事業計画の概要 |
外国人向け猫専用ペットホテル及び猫用手作り冷凍ペットフード事業 | 青山の自宅兼事務所の一部改装し、外国人向け猫専用ペットホテル事業と冷凍フード事業を行う。既存事業の通訳・翻訳事業では外国人のお客様も多く、来日した際のサポートまでを行っており、ペットの預かりなどのニーズも高いことから、本格的に事業化していく。また、無添加のペットフードの開発にも取り組み需要が高まっているペット業界への参入を果たす。 |
高付加価値ドッグフードの製造・販売で収益増加と社会貢献 | イタリア料理店でも提供しているジビエ鹿肉をヒューマングレードのペットフードとして販売する新たな事業展開を実施する事にしました。ポストコロナ、ウィズコロナの視点を踏まえた上で、EC による販売を展開します。 |
自社ブランド製品ブランド力強化に向けた冷凍調理済みペットフード製造・販売体制の構築 | 新製品「冷凍調理済みペットフード」1ロット製造に係るトータルコスト低減化に繋げることで、一般個人へのECサイトを通じた直接販売により、計画3年次冷凍調理済みペットフード売上構成比11.3%を達成し、当社の高機能・高性能ペットフード製造事業再構築を実現する。 |
ペットフード関連は様々な経費がかかりますが、事業再構築補助金を活用することで、負担を最小限にできます。
ペットフード関連事業に取り組もうと検討している方はぜひけんとうしてみてください。
まとめ
今回はペットフード産業は儲かるのか、事業再構築補助金を活用してさらにビジネスを拡大する方法について解説してきました。
ポイントは下記の通り。
- ペットフード市場は健康と品質を重視する傾向により、市場規模が拡大
- ペットフードはおおよそ35%から45%の高い利益率を誇る
- 事業再構築補助金を活用することで、差別化を図り、ビジネスを拡大することが可能
事業再構築補助金の申請を検討している方は一度ご相談ください。
弊社(CPA)では事業再構築補助金の申請サポートを実施しています。
全国各地からオンラインでの初回無料で打ち合わせが可能となっています。
詳細は下記のページから