事業再構築補助金の重要な補助対象経費の一つに販売促進費があります。
事業再構築をして、新たなビジネスに挑戦するときに、最も大きな問題となるのが「集客」です。
集客をするための施策をうつ販売促進費の使い方によって大きく事業を左右するといっても過言ではありません
特にBtoCのビジネスにおいては、その効果は大きな影響を与えるでしょう。
そこで今回は事業再構築補助金における販売促進費の活用方法を解説していきます。
事業再構築補助金の広告宣伝費・販売促進費とは?
販売促進費とは事業再構築で取り組む事業の集客に関わる費用のこといいます。
具体的には下記の費用が補助の対象となります。
- 製品・サービスに係る広告(パンフレット、動画、写真等)の作成及び媒体掲載
- 展示会出展(海外展示会を含む)
- セミナー開催
- 市場調査
- 営業代行利用
- マーケティングツール活用等に係る経費
市場調査や営業代行利用なども含まれており、一般的な広告宣伝費よりも幅広い範囲が補助の対象として認められています。
注意点としてあげられるのは
- 補助事業以外の広告宣伝費は補助対象外となる
- 補助事業期間内に広告が使用されなければならない
という2点です。
補助事業以外の広告宣伝費とは例えば、会社全体のPR費用、求人広告、自社の別事業に対する広告宣伝費などが当てはまります。
あくまで補助事業内の経費しか利用できないという点は注意しましょう。
広告宣伝費・販売促進費の活用方法4選
それでは実際にどのように広告宣伝費・販売促進費を活用するのか、下記の事例を紹介していきます。
- SNSツール
- WEB広告
- 市場調査
- マーケティングツール
SNSツール
SNS全盛における昨今では、SNSを集客ツールとして最も有効な施策の一つと言えるでしょう。
事業再構築補助金ではSNS広告は補助の対象となります。
- youtube
- Facebook広告
- LINE広告
- インスタグラム
- TikTok
などが主な補助対象対象となるかと思います。
単純にSNSに乗せる広告からインフルエンサーを活用した広告など方法は様々。
自社独自のチャンネルやアカウントを作成し、認知させる方法もあります。
精度の高いマーケティングができる一方で、SNSの使い分けができなければ、ターゲット層にアプローチできないことも。
SNS広告を利用するなら、日頃からSNSを使いこなし、各サービスごとの特徴を把握している必要があります。
WEB広告
WEB広告も原則として補助対象経費となります。
代表的な広告は
- リスティング広告
- アフィリエイト広告
- ディスプレイ広告
- アドネットワーク広告・DSP.
- ネイティブ広告
- 記事広告・タイアップ広告
などが挙げられます。
SNSが全盛の昨今とはいえ、まだまだ効果が見込まれるのがWEB広告です。
様々な手法があるため、効果的なアプローチを行えれば、高い成果が見込みやすいです。
一方で、SNS広告以上にアプローチ方法が多いため、各広告の特徴をより深く知っておく必要があります。
WEBに関する知識がない方はリスティング広告から。
WEBに関して知見がある方はネイティブ広告や記事広告などを活用していくことをおすすめします。
市場調査
市場調査に関する費用も補助の対象となります。
市場調査とは顧客動向や商品の満足度、顧客のニーズなどを調べることをいいます。
代表的な市場調査は下記の6つです。
- アンケート調査
- インタビュー
- 座談会
- 覆面調査
- 電話調査
- 該当調査
上記に関連する費用は補助の対象となります。
自社でノウハウがない場合、市場調査会社に依頼するのも一つの手でしょう。
代表的な市場調査会社はマクロミル、クロスマーケティング、インステージ、楽天インサイトなどがあります。
市場調査は商品やサービスを効率的に売るために重要な手法です。
特にECなどのBtoCで事業再構築を行う場合は検討しておくことをおすすめします。
マーケティングツール
マーケティングツールは顧客へのアプローチを最適化するためのツールです。
大きく分けてMA・SFA・CRMの3つがありますが、いずれも補助の対象となる可能性が高いです。
3つの特徴は下記の通り。
- MA(マーケティングオートメーション)・・マーケティングを自動化するツール
- SFA(営業支援ツール)・・営業マンの活用を支援するツール
- CRM(顧客管理システム)・・顧客との関係構築や管理を支援するツール
マーケティングツールは企業規模が拡大してきた企業向けのサービスです。
事業再構築で大きく業績を伸ばしたい企業の方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は事業再構築補助金の補助対象経費の一つである広告宣伝費・販売促進費について解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。
- 広告宣伝費・販売促進費は事業再構築で取り組む事業に対する広告費用
- 事業再構築で取り組む事業以外は補助対象外
- マーケティングに関する幅広い経費が補助対象
- SNS広告、WEB広告、マーケティングツール、市場調査費用が代表的
広告宣伝費・販売促進費は事業をする上で、最も課題となる集客に対する補助です。
特にBtoCの事業を始める事業者にとっては非常に重要な経費となります。
有効活用して、事業を拡大させていってみてください。
「事業計画書が作成できず、困っている」「認定支援機関が見つからず、困っている」という方はまず一度ご相談ください。
事業再構築補助金について他にもまとめておりますので参考にしていただければ幸いです。
https://mono-support.com/saikouchiku/
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