事業再構築補助金

化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業は事業再構築補助金成長枠の対象!採択事例を紹介

化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業は事業再構築補助金成長枠の対象!採択事例を紹介

事業再構築補助金の成長枠では通常枠とは異なり、新たな事業が市場規模が拡大しているまたは拡大する見込みの事業のみと限定されています。
事業再構築補助金のホームページの中で「成長枠の対象業種・業態の指定について」が公開されており、原則としてこの中から事業を選択する必要あります。
今回は成長枠の対象事業の一つである「化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業」について解説していきます。

化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業とは?事業再構築補助金成長枠の対象!

化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業は事業再構築補助金の成長枠の対象事業です。
口紅、ファンデーションなどの基本的な化粧品からシャンプー、整髪料、日焼け止めなど幅広い分野で認められています。

具体的な対象業種・業態は下記の通り。

1661 仕上用・皮膚用化粧品製造業(香水,オーデコロンを含む)

化粧水,乳液,洗顔クリームなどの皮膚用化粧品を製造する事業です。
また,香水,オーデコロンを製造する事業所も本分類に含まれます。
仕上用化粧品製造業;皮膚用化粧品製造業;香水製造業;オーデコロン製造業が主な対象事業です。

1662 頭髪用化粧品製造業

主としてシャンプー,整髪料,養毛料などの頭髪用化粧品を製造する事業です。
頭髪料製造業;染毛料製造業が主な対象事業です。

1669 その他の化粧品・歯磨・化粧用調整品製造業

主として他に分類されない化粧品,歯磨,その他の化粧用調整品を製造する事業です。
日焼け止め・日焼け用化粧品製造業;脱毛料製造業;ひげそり用化粧品製造業;歯磨製造業;ひげそりクリーム製造業が主な対象事業です。

化粧品関連の市場規模は拡大傾向に

化粧品関連の市場規模は新型コロナウィルスの影響で、縮小していたものの、近年は回復傾向にあります。
矢野経済研究所の調査によると、新型コロナウィルスの影響があった2020年度は大きく市場規模が縮小したものの、その後は回復傾向にあります。

国内の化粧品市場規模推移と予測

国内の化粧品市場規模推移と予測

化粧品市場に関する調査を実施(2022年) 矢野経済研究所

今後はインバウンド需要も回復していくとみられています。
事業再構築補助金成長枠において、有力な事業テーマの一つと言えるでしょう。
それでは具体的に過去の採択事例について解説していきます。

化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業での採択事例

化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業採択事例は下記の通り。

事業計画名事業計画概要
アート性を活かした超高価格帯メンズコスメ事業当社は、自然派シャンプーの製造・販売をしている。コロナの影響を打破すべく、有名アーティストとコラボしたアート性の高い男性向けのヘア&ボディソープをはじめとする、超価格帯コスメ事業を展開していく。
粉体の化粧品OEM対応工場への改修による業態転換事業アパレルとカフェの売上減少を打開するために化粧品の自社工場を設立したが、売上回復には繋がらなかった。そのような状況の中で次亜塩素酸水OEMの案件が入った。現状の生産体制では対応できない為、本補助事業にて粉体のOEMを受託できる新たな製造ラインを構築する。これにより、当社の化粧品OEMの受託範囲を拡大させ、売上回復を狙う。
OEM化粧品からパーソナライズCosmeへの転換弊社独自の一点からでもオリジナル化粧品を製造できるノウハウを活かし、ヘアケア分野にパーソナライズ商品事業を展開。またパーソナライズ受発注システムを独自開発し、システム使用料収入とサービス事業を展開する。
ペルシャから直接仕入れたノンケミカルの「ローズウォーター」を使用した基礎化粧品の製造・販売当社は、飲料水のローズウォーターとペルシャ絨毯を中目黑にある実店舗やイラン大使館の展示会で販売し売り上げを伸ばしてきた。しかし、今回の新型コロナウイルスの影響で来店客数の減少や客質の変化に伴い売上が減少した。そこで、ローズウォーターを配合した化粧品の製造・販売で「化粧品市場」に挑戦する。
ヒト幹細胞培養液を原材料とした顔用化粧品の開発・販売による新分野展開コロナ禍で既存事業であるエステ店の来店客が減少し業績低下が著しい。そこで対人接客業ではない化粧品販売、特に美容業界で注目されているヒト幹細胞培養液を原材料とした商品を開発、販売することにより、外部環境の変化に適応する。
国内化粧品等並びに海外への新市場展開国内おしぼり市場の縮小を踏まえ、化粧品製造免許を取得して製造ラインを構築します。当社の主力商品であるポケットおしぼりを化粧品として製造し、国内化粧品商品市場および海外市場への展開を企図します。
飛騨高山広葉樹樹皮からエシカル石鹸化粧品の開発・製造・EC販売飛騨高山のインバウンド需要依存の観光飲食宿泊業から、地域で産する広葉樹樹皮を原材料とするコロナ時代に安全安心のエシカル石鹸化粧品の開発・製造・EC販売事業に新展開する。DXによって世界の顧客とのコミュニケーションで、地域創生に貢献する。

まとめ

今回は事業再構築補助金の成長枠の対象である化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業について解説してきました。ポイントをまとめると下記の通り。

  • 化粧品・歯磨・その他の化粧用調整品製造業は事業再構築補助金成長枠の対象
  • 外出が増えた影響もあり、市場規模は拡大傾向
  • 今後はインバウンド需要の拡大に伴い需要拡大も
  • オリジナル化粧品、シャンプーの開発が主な採択事例

 

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