共働き世帯の増加などに伴い、生活スタイルの変化が進んでおり、その一環として自宅での洗濯からの脱却が進みつつあります。
その中でも近年拡大傾向にあるのが、簡便性と効率性を両立させたサービスである”コインランドリー”です。
こういった市場規模が拡大している背景を機に、コインランドリー経営をはじめようと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、このコインランドリーの経営が儲かるのか、そして2023年にコインランドリー事業を始めるべき理由について考察します。
コインランドリーとは？
コインランドリーは自己サービス式の洗濯場で、少額の料金で洗濯機や乾燥機を利用できます。
コインランドリーは住宅の小型化や共働きの増加など、社会状況の変化とともに利用者が増えてきました。
大容量の洗濯機や乾燥機を自由に使うことができるため、大量の洗濯物や大型の洗濯物も手間なく洗うことができます。
また、時間を有効に使いたいという人々にとって、効率的な洗濯方法として注目が高まっています。
近年ではカフェ併設型や24時間営業のコインランドリーなど様々な形態が増えてきました。
今後も注目度の高い業種・業態となることは間違いないでしょう。
コインランドリー経営は儲かる？
コインランドリー経営は儲かるのか？という点ですが、上手く集客できれば儲かる事業であることは間違いありません。。
理由は下記の通り。
- ランニングコストが限定的
- 安定した需要が見込める
- 洗濯ニーズが拡大している
具体的に解説していきます。
ランニングコストが限定的
コインランドリーの運営は、従来の洗濯店舗運営と比べてランニングコストが限定的であると言えます。
これはコインランドリーの設置が比較的簡易であり、また持続的な運営に必要な設備や人件費が一部を除き、従来の洗濯店舗と比べて少なくて済むからです。
ITや監視カメラを活用することで、完全無人にすることもできるため、かかるコストは非常に限定的です。
これにより、コインランドリー経営は安定した運営が可能となり、収益性を高めることが可能となります。
安定した需要
洗濯は日常生活の一部であり、需要が安定しています。
特に、アパートやマンションのような共同住宅に住む人々や、家庭用洗濯機を所有していない人々、共働き世帯で洗濯する時間がない人々からの需要があります。
ITサービスなどのように急に需要が減退するということはありません。
一定の需要が見込めるため、
洗濯ニーズが拡大している
コインランドリーはニーズが拡大している事業です。
主な要因としては共働き世帯が増加していることにあります。
また、現在社会保険の適用拡大が政府で話し合われており、将来的に専業主婦やパートまで社会保険が拡大される方向であるのは間違いありません。
専業主婦世帯がより一層少なくなるの可能性が高く、コインランドリーの需要はさらに拡大していくでしょう。
一方で、初期投資がリスクになり、失敗することも
上記の通り、コインランドリーは市場規模が拡大していることやランニングコストが限定的であることから、上手く集客できれば儲かることは間違いありません。
しかしながら、多額の初期投資がかかるビジネスモデルのため、上手く集客できなければ失敗することも。
そこでおすすめしたいのが事業再構築補助金の活用です。
次の章で詳しく解説していきます。
2023年にコインランドリー事業を始めるべき理由
2023年にコインランドリー事業を始めるべき理由として「事業再構築補助金の成長枠が利用できるから」があります。
事業再構築補助金の成長枠とは、補助事業として取り組む事業が、過去〜今後のいずれか10年間で、市場拡大が10％以上拡大する業種・業態に属する必要があります。
この「市場拡大要件」に、コインランドリー事業が該当します。（成長枠対象リスト より）
市場拡大が10%以上拡大する業種・業態については事業再構築補助金事務局が指定しており、原則として事業再構築補助金事務局側が指定した事業しかできないということになります。
そのため、事業再構築補助金の成長枠を活用することで、事業の立ち上げに必要な初期投資を抑えることが可能となります。
補助率は1/2で、補助額の上限は7000万円となっています。
例えば、1億円の投資が必要な場合、事業再構築補助金を活用することで、自己負担は最大で半分の5000万円となります。
これは初期投資の大きなハードルを、劇的に軽減することができます。 もちろん、全額が補助対象となるという可能性は低いですが、それでも大部分が補助対象となるのは間違いありません。
事業再構築補助金の成長枠が利用できること、市場規模が拡大していること、今後の需要も見込めることがコインランドリー経営をおすすめできる理由といえるでしょう。
まとめ
今回はコインランドリー経営が儲かる理由と2023年の開業がおすすめの理由について解説してきました。
ポイントは下記の通り。
- コインランドリー経営は集客できれば儲かる傾向にある
- 需要が安定していることやランニングコストが限定的なため
- 初期投資が高いことがネック
- 特に2023年は事業再構築補助金が利用できることも注目
- 最大で初期費用の半分が補助される
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