事業再構築補助金

事業再構築補助金第10回公募の審査項目「事業化点」のポイントを解説

事業再構築補助金第10回公募の審査項目「事業化点」のポイントを解説

事業再構築補助金第10回公募では審査項目・加点項目が大幅に変更となりました。
そのため、事業計画書を作成する上でも、以前までの形式とはポイントが異なってきますので、注意が必要です。
今回は事業再構築をする上で重要な事業再構築補助金の審査項目「事業化点」について解説していきます。

駒田裕次郎

監修: 駒田 裕次郎(こまだ ゆうじろう)

駒田会計事務所 【コマサポ】代表

【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金支援を中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。

【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上(2025年1月末現在)

【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関

「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。

第9回公募と第10回公募の事業化点の変更点

第9回公募と第10回公募の事業化点と比較してみましょう。

第10回公募第9回公募
① 補助事業の成果の事業化が寄与するユーザー、マーケット及び市場規模が明確か。市場ニーズの有無を検証できているか。

② ターゲットとするマーケットにおける競合他社の状況を把握し、競合他社の製品・サービスを分析し、自社の優位性が確保できる計画となっているか。特に、価格・性能面での競争を回避し継続的に売上・利益が確保できるような差別化戦略が構築できているか(オープン/クローズ戦略等を通じた知財化戦略や標準化戦略による参入障壁の構築、研究開発やブランディング・標準化を通じた高い付加価値・独自性の創出、サプライチェーンや商流の上流・下流部分を自社で構築するなど他社が模倣困難なビジネスモデルの構築、競合が少ない市場を狙うニッチ戦略等)。

③ 事業化に向けて、中長期での補助事業の課題を検証できているか。また、事業化に至るまでの遂行方法、スケジュールや課題の解決方法が明確かつ妥当か。

④ 本事業の目的に沿った事業実施のための体制(人材、事務処理能力等)や最近の財務状況等から、補助事業を適切に遂行できると期待できるか。また、金融機関等からの十分な資金の調達が見込めるか。※複数の事業者が連携して申請する場合は連携体各者の財務状況等も踏まえ採点します。

事業再構築補助金 第10回公募要領

① 本事業の目的に沿った事業実施のための体制(人材、事務処理能力等)や最近の財務状況等から、補助事業を適切に遂行できると期待できるか。また、金融機関等からの十分な資金の調達が見込めるか。※複数の事業者が連携して申請する場合は連携体各者の財務状況等も踏まえ採点します。

② 事業化に向けて、競合他社の動向を把握すること等を通じて市場ニーズを考慮するとともに、補助事業の成果の事業化が寄与するユーザー、マーケット及び市場規模が明確か。
市場ニーズの有無を検証できているか。

③ 補助事業の成果が価格的・性能的に優位性や収益性を有し、かつ、事業化に至るまでの遂行方法及びスケジュールが妥当か。補助事業の課題が明確になっており、その課題の解決方法が明確かつ妥当か。

④ 補助事業として費用対効果(補助金の投入額に対して増額が想定される付加価値額の規模、生産性の向上、その実現性等)が高いか。その際、現在の自社の人材、技術・ノウハウ等の強みを活用することや既存事業とのシナジー効果が期待されること等により、効果的な取組となっているか。

事業再構築補助金 第9回公募要領

内容は似たような文言で順番が変わっています。
順番が変わった意図はおそらく①の方が重要視されており、④にいくにつれて優先度が低くなっているということかと思われます。
差別化という点については文言が追加されています。シナジー効果については他の審査項目である「再構築点」に移動しました
具体的なポイントについて次の章から解説していきます。

事業再構築補助金第10回公募の事業化点のポイント

事業再構築補助金事業化点のポイントは下記の通り。

  • 差別化の重要性が具体的に明言されている
  • マーケティングがより重要視

具体的に解説していきます。

差別化の重要性が具体的に明言されている

差別化の重要性として下記の文言が追加されました。

特に、価格・性能面での競争を回避し継続的に売上・利益が確保できるような差別化戦略が構築できているか(オープン/クローズ戦略等を通じた知財化戦略や標準化戦略による参入障壁の構築、研究開発やブランディング・標準化を通じた高い付加価値・独自性の創出、サプライチェーンや商流の上流・下流部分を自社で構築するなど他社が模倣困難なビジネスモデルの構築、競合が少ない市場を狙うニッチ戦略等)

第9回公募までは似たようなビジネスモデルが乱立していました。
過去の採択結果を見ると、同じようなビジネスモデルで多数が採択されており、独自性が少なくなっていた印象をうけます。
このような採択結果を受けて、差別化の重要性を改めて明言したということになるかと思われます。
特に「知的財産を有する商品、高いブランド力のある商品、サプライチェーンの自社構築、ニッチ市場」といったキーワードは加点処理になるかと思われます。
第10回公募以降では他社のビジネスモデルとどこが違うのか、自社ならではの優位性はどこにあるのかという点に重きをおいて、事業計画書を策定していくことをおすすめします。

マーケティングがより重要視

「補助事業の成果の事業化が寄与するユーザー、マーケット及び市場規模が明確か。市場ニーズの有無を検証できているか」という文言が一番目になったことから、マーケティングがより重要視されいることが分かります。
そのため、ターゲットの明確化・市場規模の分析・市場ニーズの把握というのは明確に事業計画書上に盛り込むことをおすすめします。

まとめ

今回は事業再構築をする上で重要な事業再構築補助金の審査項目「事業化点」について解説してきました。
ポイントは下記の通り。

  • 第10回公募からは差別化戦略がより重要に
  • マーケティングも意識すべき
  • サプライチェーンの自社構築やニッチ市場戦略、知的財産やブランド力が評価される

 

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