省力化投資補助金

調理ロボットは中小企業省力化投資補助金の補助対象?事例や価格について解説

調理ロボットは中小企業省力化投資補助金の補助対象?事例や価格について解説

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業等に対して、IoTやロボット技術などの汎用製品の導入を支援するものです。
そこで今回は調理ロボットが省力化投資補助金の対象となるかを解説していきます。

駒田裕次郎

監修: 駒田 裕次郎(こまだ ゆうじろう)

駒田会計事務所 【コマサポ】代表

【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金支援を中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。

【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上(2025年1月末現在)

【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関

「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。

中小企業省力化投資補助金とは

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。

正式には「中小企業省力化投資補助事業」と称され、経済産業省が関連情報を提供しています。
中小企業省力化投資補助金金のホームページ

公募要領が公開されているため、詳しい内容は公募要領を確認しておくことをおすすめします。
中小企業省力化投資補助金の簡単な概要は下記の通り。

経済産業省 「経済産業省関係令和5年度補正予算の概要」 )

カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助します。

従業員数補助率補助上限額(通常)補助上限額(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下1/2200万円300万円以下
6~20人以下1/2500万円750万円以下
21人以上1/21,000万円1,500万円以下

カタログに掲載される機器は現在公募中であり、これから機器が明らかになる見込みです。

そこで今回は中小企業省力化投資補助金の対象となる可能性がある調理ロボットについて解説していきます。

調理ロボットは中小企業省力化投資補助金の補助対象経費になる可能性が高い

調理ロボットは中小企業省力化投資補助金の補助対象となる可能性が高いです。
調理ロボットが中小企業省力化投資補助金の各要件に適合しているためです。
また、分類が似ている調理ロボットが対象となっていることから、今後調理ロボットが補助対象となる可能性が高いと言えるでしょう。
定義や業種、対象業務領域などについては下記の通り。

定義

食材の加工、調理、盛り付け等を自動で行うロボット。これには高度なセンサー技術や人工知能(AI)を活用し、食材の種類や状態を認識し、最適な調理方法を選択するものも含まれます。

対象業種

飲食サービス業、宿泊業

対象業務領域

調理業務

調理ロボットが活用できる省力化の具体例

調理ロボットが活用できる省力化の具体例には、以下のような場面があります。

人手不足の解消

飲食店や宴会場では、ピークタイムにおける人手不足が顕著になりがちです。調理ロボットを導入することで、調理スタッフの負担を軽減し、サービス品質を維持しつつ人件費の削減が可能になります。

メニューの多様化

調理ロボットは、プログラミングにより様々な料理を作ることができます。これにより、限られた人員で多様なメニューの提供が可能になり、顧客満足度の向上に繋がります。

衛生面でのメリット

新型コロナウイルス感染症の影響で、飲食店では衛生管理が一層重要視されています。調理ロボットを使用することで、人との接触を最小限に抑えることができ、衛生面でのリスクを軽減できます。

中小企業省力化投資補助金を活用し、これらの先進的な技術を取り入れることは、事業者にとっても大きなチャンスとなるでしょう。

調理ロボットの価格帯は?

調理ロボットの価格帯は、その機能性、サイズ、及び提供するサービスの範囲によって大きく異なります。一般的に、以下のような価格帯が見られます。

基本型

  • 価格帯: 数十万円から100万円
  • 特徴: : 簡易的な機能を備えた調理ロボットで、基本的な調理業務を自動化する
  • 対象: 小規模な施設や限定的なエリア、飲食店

中級型

  • 価格帯: 100万円以上
  • 特徴: 高度なセンサー技術や、複数のタスクを同時に実行できる機能あり
  • 対象: 中規模の宿泊業や飲食店

高性能型

  • 価格帯: 500万円以上、1,000万円を超えることも
  • 特徴: 先端の技術を駆使した調理ロボットで、高度な人工知能(AI)、高精度のセンサー技術、複雑なタスクの自動化が可能
  • 対象: 大規模宿泊施設、ラグジュアリー

中小企業省力化投資補助金を利用して、導入するには適した価格帯の機器となります。
自社の経営規模を考慮し、最適なモデルを導入していくことをおすすめします。

弊社のサポートについて

弊社はカタログに登録したい事業者・代理店様および中小企業省力化投資補助金を活用して機器・製品を導入したい中小企業様どちらにもサポートを提供しております。

カタログに自社製品を登録されたい事業者様・代理店様へ

中小企業省力化投資補助金のカタログに、自社の機器や製品を登録、掲載されたい事業者様や販売代理店様はお気軽にお問い合わせください。弊社で本制度の説明から、どのような機器や製品が対象となるのかのアドバイスも含め、親身にサポートをさせていただきます。もちろん、貴社の事業者登録(販売事業者登録、製造事業者登録)のほか、製品登録もサポートいたします。

補助金を利用して機器・製品を購入されたい中小企業者様へ

本補助金を活用して機器や製品(省力化製品)を購入されたい中小企業者様、個人事業主様について、補助金の申請サポートやアドバイス、採択後の交付申請事業実績報告(事業実施効果報告)の提出等、補助金が入金されるまでワンストップでサポートを行わせていただきます。

弊社では事業再構築補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。

まとめ

今回は調理ロボットが中小企業省力化投資補助金の対象となるかについて解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  • 対象となる製品: 調理ロボットは中小企業省力化投資補助金の対象製品として認定される可能性が高い
  • 適用される業種: 主に宿泊業や飲食業が対象
  • 補助の内容: 補助金は、従業員数に応じて異なり、補助率は1/2で、補助上限額は5人以下の企業で200万円から、21人以上の企業では1,000万円までとなっています。賃上げを行う場合は、さらに補助額が増額
  • 活用事例: 調理ロボットの導入により人手不足の解消だけでなく、調理メニューの多様化・衛生面の向上などのメリットも期待できる
  • 弊社では、補助金の申請から実績報告書の提出まで、中小企業様が補助金を活用して調理ロボットなどの機器や製品を導入する過程を全面的にサポートしていきます。

省力化投資補助金 申請代行サポート(CPA)では、製造事業者様、販売事業者様向けに「製品登録・事業者登録」の支援・サポートを実施しています。
省力化投資補助金の応募をご検討されている中小企業様(補助事業者様)に対しては、交付申請のサポートも行っています。

中小企業省力化投資補助金に関するご相談を随時承っております。カタログ登録・製品登録はどのように行うのかな、応募要件を満たしているかなど、まずはお気軽にご相談ください。

このほか、弊社では事業再構築補助金・大規模成長投資補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。

中小企業省力化投資補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
ものづくり補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
事業再構築補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。

まずは無料相談から始めてみませんか?

「自分の事業が補助対象になるか分からない」「どのように申請すればいいか不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
駒田会計事務所では、初回無料相談を通じて、事業内容やビジョンに合った補助金の活用方法をご提案しています。

✅ 駒田会計事務所では、補助金申請のご相談を全国対応で承っております (監修:公認会計士 駒田裕次郎|プロフィールを見る
  • 採択実績300件以上:ものづくり補助金・事業再構築補助金等
  • 「新事業進出補助金」にもいち早く対応し、各業種で申請支援中
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