省力化投資補助金

2024年avg(無人搬送車)の導入でおすすめの補助金3選!

2024年avg(無人搬送車)の導入でおすすめの補助金3選!

近年注目されている機器の一つにavg(無人搬送車)があります。
倉庫内の自動的に荷物を搬送できる機器で、省力化・効率化に大きな力となります。
しかしながら、導入金額の高さが課題の一つとしてあり、中々導入まで至らないという事業者の方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はavg(無人搬送車)の導入負担を少なくできるおすすめの補助金3選というテーマでご紹介していきます。

avg(無人搬送車)とは?amrとの違いも解説

無人搬送車(Automated Guided Vehicle、AGV)とは、製造業の工場や倉庫などで使用される自動走行車両のことです。
パレットやケース、台車などを自動で移載やけん引する機能を持ち、人手によるフォークリフトや手押し台車の代わりに、自動搬送を行います。
AGVは事前に組み込まれたマップやルートに基づいて位置を認識し、自動で移動します。重量物の安全な運搬が可能となり、事故率の低減や作業者の負担減少、搬送ミスの低減などが実現します。
また、運搬状況をリアルタイムで把握し、正確な管理が可能です。

一方で、価格帯は高額になる傾向にあります
いかに安価で高品質な機器を導入するかという点が中小企業にとって課題となります。

amrとの違いとは

AGVとよく似た機器にAMRというのもありますが、それぞれの機器には違いがあります。
AMR(Autonomous Mobile Robot)は、環境をリアルタイムで認識し、動的に最適なルートを選択して自律的に移動するロボットです。
AGV(Automated Guided Vehicle)は、あらかじめ設定されたルートやガイドに従って移動します。
それぞれのメリット・デメリットをまとめると下記の通り。

特性AMRのメリットAMRのデメリットAGVのメリットAGVのデメリット
ルート選定環境を認識し最適なルートを自動選択初期コストが高い予定されたルートに高精度で従うルートが固定されていて柔軟性が低い
障害物回避障害物をリアルタイムで検出し避けることができる複雑な環境での誤認識のリスクシンプルな環境で効率的障害物に対する対応が限られる
初期設定少ない初期設定で運用開始可能設計とプログラミングが複雑になる可能性がある予め設定されたガイドやマーカーに従うため設定が必要設置が繊細で時間がかかることがある
適用環境変化する環境に強い高度な技術要求環境が安定していれば高い効率を発揮環境変更には新たな設定や物理的改変が必要
コスト初期投資が高いが、長期的にはコスト削済高い維持管理コスト比較的低コストで導入可能マーカーやガイドの設置に追加コストがかかる

企業規模や走行距離、ルートや環境によって、どちらが最適かをよく検討しておく必要があります。

avg(無人搬送車)の導入でおすすめの補助金3選!

avg(無人搬送車)の導入でおすすめの補助金については下記の通り。

  • 中小企業省力化投資補助金
  • ものづくり補助金
  • 事業再構築補助金

具体的に解説していきます。

中小企業省力化投資補助金(最もおすすめ)

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。

公募要領が公開されているため、詳しい内容は公募要領を確認しておくことをおすすめします。

製品カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助します。

従業員数補助率補助上限額(通常)補助上限額(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下1/2200万円300万円以下
6~20人以下1/2500万円750万円以下
21人以上1/21,000万円1,500万円以下

中小企業省力化投資補助金は省力化技術や自動化技術に対する投資が対象とされており、avg(無人搬送車)は対象となっています

中小企業省力化投資補助金はavg(無人搬送車)の導入において、最もおすすめできる補助金です
理由は下記の4つ

  • 小規模な事業者でも使いやすい補助金である
  • 採択率が高いことが予想されている
  • 採択率が高い傾向にある補助金としては補助上限金額も高め
  • 申請手続きがそこまで難しくないことが予想されている

難易度が高い補助金はそれだけ負担も大きい傾向にありますが、中小企業省力化投資補助金は採択社数は令和8年度9月末までで計12万件程度となっており、難易度が低めに設定されることが予想されています
価格的にも難易度的にもavg(無人搬送車)の導入に最も適した補助金であると言えるでしょう。

ものづくり補助金

ものづくり補助金は新たな製品やサービスの開発、試作品の作成、生産技術の革新を支援する補助金となっています。
製造業以外のサービス業でも利用できますが、特に製造業が優遇されています。

補助上限金額は通常枠で1,250万円(賃上げをする場合は2,250万円)、オーダーメイド枠であれば8,000万円(賃上げをする場合は1億円)となっています。
補助対象経費には機械装置費(新型製造機械の開発や既存機器の改良に関連する費用)、技術導入費(新素材の開発等に必要な知的財産権等の導入に関する費用)、専門家経費、運搬費、クラウド利用費などが含まれ、機械装置でavg(無人搬送車)を導入することが可能となっています。

ものづくり補助金 公式ホームページ

事業再構築補助金

avg(無人搬送車)の導入に、事業再構築補助金を利用するという方法もあります。
事業再構築補助金は経費範囲が幅広い上に、補助上限金額も高い傾向にあります。
avg(無人搬送車)も補助対象となると考えれており、特に製造業の場合は採択されやすい傾向にあります。
しかしながら、中小企業省力化投資補助金やものづくり補助金と比較して、事業再構築補助金は現在そこまでおすすめできない補助金となっています
第12回事業再構築補助金公募は第11回同様に採択率が大幅に悪化する可能性が高いためです。
また、用意しなければならない書類も多く、採択された後も事業化状況報告や実績報告、モニタリングなど負担が大きいです。
さらに今後の事業再構築補助金の予算が省力化投資補助金に移行される可能性があるため、次回公募の条件がより厳しくなることが予想されます。
このようなことを総合的に考慮し、事業再構築補助金で申請するのか、中小企業省力化投資補助金やものづくり補助金で申請していくのか検討してくことをおすすめします。

事業再構築補助金 公式ホームページ

まとめ

avg(無人搬送車)の導入でおすすめの補助金3選というテーマで解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  1. 中小企業省力化投資補助金 – 補助率1/2で、補助上限額が事業規模により最大1,500万円まで。採択率が高いことが予想されており、申請手続きが比較的容易です。
  2. ものづくり補助金 – 最大補助金額は1,250万円(通常枠)。製造業に優遇されていますが、難易度は高めの傾向にあります。
  3. 事業再構築補助金 – 大規模な補助が可能ですが、採択率の悪化と手続きの複雑さから現在はおすすめできません。

 

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