中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業等に対して、IoTやロボット技術などの汎用製品の導入を支援するものです。
今回は中小企業省力化投資補助金の対象となるデジタル紙面色校正装置について解説していきます。
中小企業省力化投資補助金とは
中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。
正式には「中小企業省力化投資補助事業」と称され、経済産業省が関連情報を提供しています。
(中小企業省力化投資補助金のホームページ)
簡単な概要は下記の通り。
(経済産業省 「経済産業省関係令和5年度補正予算の概要」 )
カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助します。
従業員数 | 補助率 | 補助上限額(通常) | 補助上限額(大幅な賃上げを行う場合) |
---|---|---|---|
5人以下 | 1/2 | 200万円 | 300万円以下 |
6~20人以下 | 1/2 | 500万円 | 750万円以下 |
21人以上 | 1/2 | 1,000万円 | 1,500万円以下 |
カタログに掲載される機器は現在公募中であり、これから機器が明らかになる見込みです。
2024年6月にデジタル紙面色校正装置が補助対象機器として追加されました。
そこで次の章ではデジタル紙面色校正装置の概要や価格帯について解説していきます。
デジタル紙面色校正装置は中小企業省力化投資補助金の補助対象経費
デジタル紙面色校正装置は中小企業省力化投資補助金の補助対象となります。
内容については下記の通り。
定義
グラビア(食品包装パッケージ等のフィルム印刷)や商品箱等の紙器パッケージ印刷の色校正を行うための印刷装置
対象業種
印刷・同関連業
対象業務領域
印刷
審査担当工業会名
一般社団法人日本印刷産業機械工業会
連絡先
shoryokuka@jpma-net.or.jp
デジタル紙面色校正装置の活用による具体的な省力化事例
デジタル紙面色校正装置の活用による省力化の具体例には、以下のような場面があります。
印刷業での活用:
- 作業時間の短縮: 従来の製版、校正、本機印刷で行っていた重労働作業をデジタル化し、作業時間を大幅に短縮
- 人材の活用効率向上: ベテラン社員しかできなかった校正作業をデジタル化し、経験の浅い社員でも対応可能にすることで、生産性を向上
- 環境への配慮: カーボンニュートラルな校正システムを導入することで、CO2排出削減に貢献
デジタル紙面色校正装置の価格帯
デジタル紙面色校正装置の価格帯は、機能性、サイズ、及び提供するサービスの範囲によって異なります。一般的に、以下のような価格帯が見られます。
- 基本型: 数百万円程度から導入可能。基本的に導入後の設定を行えばすぐに使用可能
- 高性能型: より高度な分析機能や作業のカスタマイズ機能を備えており、導入費用はさらに高くなる
中小企業省力化投資補助金を利用して、適切な価格帯の機器を導入することが推奨されます。自社の経営規模を考慮し、最適なモデルを選択してください。
弊社のサポートについて
弊社はカタログに登録したい事業者・代理店様および中小企業省力化投資補助金を活用して機器・製品を導入したい中小企業様どちらにもサポートを提供しております。
カタログに自社製品を登録されたい事業者様・販売代理店様へ
中小企業省力化投資補助金のカタログに、自社の機器や製品を登録、掲載されたい事業者様や販売代理店様はお気軽にお問い合わせください。弊社で本制度の説明から、どのような機器や製品が対象となるのかのアドバイスも含め、親身にサポートをさせていただきます。もちろん、貴社の事業者登録(販売事業者登録、製造事業者登録)のほか、製品登録もサポートいたします。
補助金を利用して機器・製品を購入されたい中小企業者様へ
本補助金を活用して機器や製品(省力化製品)を購入されたい中小企業者様、個人事業主様について、補助金の申請サポートやアドバイス、採択後の交付申請、事業実績報告(事業実施効果報告)の提出等、補助金が入金されるまでワンストップでサポートを行わせていただきます。
弊社では事業再構築補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。
まとめ
今回はデジタル紙面色校正装置が省力化投資補助金の対象となるかについて解説してきました。ポイントをまとめると下記の通りです。
- 対象となる製品: デジタル紙面色校正装置は中小企業省力化投資補助金の対象製品
- 適用される業種: 主に印刷業が対象
- 補助の内容: 補助金は、従業員数に応じて異なり、補助率は1/2で、補助上限額は5人以下の企業で200万円から、21人以上の企業では1,000万円までとなっています。賃上げを行う場合は、さらに補助額が増額
- 活用事例: デジタル紙面色校正装置により、作業時間の効率化や人材の有効活用が期待できる
省力化投資補助金 申請代行サポート(CPA)では、製造事業者様、製品メーカー様、販売事業者・代理店様向けに「製品登録・事業者登録」の申請サポートだけでなく、応募申請をご検討されている中小企業・個人事業主様(補助事業者)の交付申請の代行サポートを行っております。
中小企業省力化投資補助金の無料相談を随時承っております。製造事業者様・製品メーカー者様向けに省力化製品の「カタログ登録申請」「製造事業者登録申請」の代行サポートを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
このほか、弊社では事業再構築補助金・大規模成長投資補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。
中小企業省力化投資補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
ものづくり補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
事業再構築補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。