事業再構築補助金

事業再構築補助金でロボットを活用した採択事例とポイントを解説

事業再構築補助金でロボットを活用した採択事例とポイントを解説

日本は世界最大のロボット生産国です。
自動車産業はもちろんのこと、電機・金属・プラスチック・化学製品など様々な業界で産業用ロボットが活躍しています。
そのため、事業再構築補助金を活用し、ロボットを生産し効率性を高めたいと考えている事業者の方もいらっしゃいますよね。
今回はロボットを活用した事業再構築補助金の採択事例について解説していきます。

ロボット関連は事業再構築補助金の補助対象

ロボット関連の事業は事業再構築補助金の補助対象となります。
毎回の公募で100件以上の採択事例があるため、採択されやすい分野といえるでしょう。
ロボットは日本のお家芸といっても過言ではありません。
下記の通り、日本のロボットシェアはトップで、世界の半分以上は日本製ととなっています。

ロボットを取り巻く環境変化と今後の施策の方向性 ~ロボットによる社会変革推進計画~ 経済産業省
近年先進国では特に人手不足が叫ばれており、今後もロボットは堅調な需要が期待できます。
技術やノウハウが揃っている日本で、新たにロボット生産に取り組むまたはロボットを導入し製造工程を見直すというのは有力な選択肢となってくるでしょう。
それではロボットを活用した事業再構築補助金の採択事例を次の章で確認していきます。

ロボットでの事業再構築補助金採択事例

ロボット関連での代表的な事業再構築補助金採択事例は下記の通り。

  • ロボットの部品製造
  • 溶接ロボット
  • toCサービスでのロボット活用
  • ファクトリーオートメーション(FA)

具体的に解説していきます。

ロボットの部品製造

ロボットの部品製造での採択事例です。
ロボットは今後も国内外で堅調な需要が見込めます。
新たにロボットの部品を製造して、主力事業にするという製造業も数多くありました。
代表的な採択事例は下記の通り。

>

事業計画名自動車、二輪車部品加工技術を活用した協働ロボット向け大型部品加工への挑戦
事業計画概要協働ロボット向けの部品を供給するために大型部品旋盤加工を始める新規事業。小型部品加工事業から大型部品加工事業という新規事業に着手するために大型CNC旋盤、検査器を充実させ新規の生産ラインを構築する。

>

事業計画名産業用機械ロボット向け超精密樹脂部品の生産体制構築と新分野展開
事業計画概要新型コロナウイルス感染症の影響によりダメージを受けている既存事業から脱却し、市場規模が拡大している産業用ロボット向け超精密樹脂部品の生産体制を構築し、新分野へ展開することで、事業を再構築する。

産業用ロボットについては8割以上が海外へ出荷されています。
国際基準に適した部品を製造することが重要と言えるでしょう。

溶接ロボット

溶接ロボットでの採択事例は数多くありました。
溶接は従来人力でやっているケースが多かったですが、技術力によって品質に大きな差が出ます。
また、長時間の労働は健康被害にもつながるため、あまり好ましくありません。
溶接ロボットであれば、長時間の稼働にも十分耐えることができ、品質も統一化されるため今後も堅調な需要が期待できるでしょう。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名溶接工程のDX化で生産性を向上させ、技術承継・成長促進につなげる
事業計画概要ウイズ/アフターコロナの時代の経済社会に向けてロボット溶接機を導入し、大胆な製造方法の変更を実施する。当社の強みである熟練溶接工の「気密・水密かつひずみのない溶接」技術をデジタル化して、持続的成長につなげる。

toCサービスでのロボット活用

企業向けだけではなく、消費者向けのtoCサービスの事業者がロボットを活用し、生産性を向上させるという採択事例もありました。
例えば、飲食店・ハウスクリーニング・ホテルなど。
様々な分野でロボットを活用し、効率性を高めようという取り組みもありました。
toC向けのサービスはまだまだロボットを活用できておらず、ほぼ未開拓の分野です。
今後十分伸びる余地があり、先行者利益を狙ってみるのも良いかもしれません。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名フロアーロボットを活用した喫茶店運営
事業計画概要配膳ロボットを用いた提供サービスのデジタル化とテイクアウトの新商品としてシェークを売り出すことで、付加価値の高い新サービスを可能とする。新型コロナの感染状況に左右しづらいサービスを提供していくことで売上高を獲得していく。

ファクトリーオートメーション

工場をロボットを活用することで、省人化・無人化するファクトリーオートメーションへの事業転換も採択事例としてありました。
三菱電機やファナックを代表するように、日本が得意な分野の一つです。
しかしながら、まだまだ中小企業では自動化が進んでいないのが現状です。
事業再構築補助金を活用し、地方の工場の自動化を進めてみるのも良いかと思います。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名大型ロボット部品を組み込む省人化製造ライン供給網への新規参入
事業計画概要弊社は、製造ライン自体を加工から組立まで行う技術力の希少性を活かし、大型ロボット部品の製造体制を新たに構築して、「省人化製造ライン」市場に参入し、地域の製造業のファクトリーオートメーションを支えるとともに、コロナ禍の売上減を反転させる。

 

まとめ

今回はロボットを活用した事業再構築補助金の採択事例とポイントについて解説してきました。
まとめると下記の通り。

  • ロボット関連の事業は事業再構築補助金の対象
  • ロボットは日本が高いシェアを誇り、今後も堅調な需要が見込める
  • 採択実績も多く、採択されやすいテーマ
  • 溶接・部品製造・FAなどが採択事例で多い

 

ロボットでの事業再構築補助金の申請を考えている方はまず一度ご相談ください。
弊社(CPA)では事業再構築補助金の申請サポート・申請代行を実施しています。
全国各地からオンラインでの打ち合わせが可能となっています。
弊社は事業再構築補助金のサポートを行っており、通常枠補助上限の6,000万円を含む、多数の採択実績があります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

詳細は下記のページから

最大1億円の補助金。事業再構築補助金の申請サポートならお任せ下さい。

関連記事
お電話でのお問い合わせ メールでお問い合わせ LINEでのお問い合わせはこちら