中小企業の製造業にとって、補助金の活用は必要不可欠です。
工場の設置や新商品の広告、新技術の開発など多額の投資が必要となるためです。
とはいえ、中小企業の製造業にとっては補助金が多すぎて、どの補助金を使えばよいか分からないと悩まれる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は中小企業の製造業におすすめできる補助金4選を紹介していきます。
中小企業の製造業が活用できるおすすめの補助金4選!
中小企業の製造業が活用できるおすすめの補助金は下記の4つです。
- 事業再構築補助金
- ものづくり補助金
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
具体的に解説していきます。
事業再構築補助金 成長枠
製造業に最もおすすめしたいのが事業再構築補助金です。
製造業の場合、数多くの業種で最もベーシックな類型である成長枠を利用することができます。
成長枠であれば売上高減少要件というコロナ前よりも売上高が減少している必要があるという要件がありません。
そのため、ほとんどの事業者が事業再構築補助金成長枠に申請することができるということです。
建物費、機械装置・システム構築費(リース料を含む)、クラウドサービス利用費、外注費、広告宣伝・販売促進費、研修費といったホテル・宿泊に関連する様々な経費が補助されます。
特に特徴的なのは建物費が補助対象となっていることで、一般的には費用がかさみやすい建物費は補助対象外となります。
しかしながら、事業再構築補助金は大きな予算が組まれているため、建物費も補助対象となります。
過去、事業再構築補助金では製造業で数多くの採択事例があり、最も優遇されている業種です。
補助経費の幅広さ、補助上限金額の高さなどから最も製造業でおすすめの補助金といえるでしょう。
成長枠の概要は下記の通り。
目的 | 成長分野に向けた大胆な事業再構築に取り組む事業者に向け、売上高減少要件を撤廃した成長枠 |
補助上限金額 |
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補助率 |
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要件 |
<補助率引上げを受ける場合の追加要件>【補助率引上要件】
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事業再構築補助金には細かい要件があります。
弊社は事業再構築補助金の申請サポートを実施しています。製造業でも数多くの採択事例があります。
全国から初回オンライン面談無料で対応しておりますので、「事業再構築補助金の対象となるの?」「どういったことをやる必要があるの?」など疑問点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
詳細は下記のページから
ものづくり補助金
製造業で活用できる補助金にものづくり補助金があります。
事業再構築補助金と比較すると補助上限金額が下がるものの、要件は緩和されています。
ものづくり補助金の詳細の要件は下記の通り。
項目 | 要件 |
概要 | 革新的な製品・サービス開発又は生産プロセス・サービス提供方法の改善に必要な設備・システム投資等を支援 |
補助金額 | 従業員数 5 人以下 :100万円~750万円 6人~20人:100万円~1,000万円 21人以上 :100万円~1,250万円 ※単価50万円(税抜き)以上の設備投資が必要 |
補助率 | 1/2 小規模企業者・小規模事業者、再生事業者(※)2/3 |
補助対象経費 | 機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費 |
その名前どおり、ものづくり補助金は製造業が特に優遇されている傾向にあります。過去の採択事例でも製造業が採択のメインとなっていました。
しかしながら、ものづくり補助金は事業再構築補助金と比較すると補助上限金額や補助対象経費がやや不利となっています。
そのため、先ずは事業再構築補助金で申請できないか検討してみることをおすすめします。
弊社は事業再構築補助金同様ものづくり補助金の申請サポートも実施しています。
全国から初回オンライン面談無料で対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
IT導入補助金
IT導入補助金はITを導入し生産性を上げることを目指す補助金です。
各種ソフトウェアやクラウドシステム、予約・顧客管理システムなどを導入し、利用することで受給することができます。
また、近年ではパソコンなどのハードウェアも対象となることが多い傾向にあり、非常に利用しやすい類型と言えるでしょう。
補助金の枠によって補助率や補助額が異なり、例えば通常枠ではA類:5~150万円、B類:150~450万円の補助があり、補助率は1/2となっています。
ITを導入することで飛躍的に業務効率をあげることができます。
製造業は業種によってアナログ作業が多いケースがあり、デジタル化を進めることで飛躍的に生産性があがることも珍しくありません。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者向けにおすすめできる補助金が小規模事業者持続化補助金です。
補助上限金額は低いものの、採択率は高い傾向にあります。
大きな投資を必要としない場合におすすめの補助金です。
概要は下記の通り。
補助対象者 | ・小規模事業者・商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) 常時使用する従業員の数 5人以下 ・サービス業のうち宿泊業・娯楽業 常時使用する従業員の数 20人以下 ・製造業その他 常時使用する従業員の数 20人以下 |
補助対象経費 | ①機械装置等費、②広報費、③ウェブサイト関連費、④展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)、⑤旅費、⑥開発費、⑦資料購入費、⑧雑役務費、⑨借料、⑩設備処分費、⑪委託・外注費 |
補助上限金額 | 通常枠50万円、他200万円 |
補助率 | 2/3 |
採択率 | 概ね50~70%程度 |
まとめ
今回は中小企業の製造業が活用できるおすすめの補助金4選をご紹介させていただきました。
ポイントをまとめると下記の通り。
- おすすめの補助金は「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」「it導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」の4つ
- 事業再構築補助金は幅広い補助経費と高い補助上限金額が魅力的
- ものづくり補助金は事業再構築補助金を利用できない事業者向け
- IT導入補助金はハードウェアも対象となり、使いやすい
- 小規模事業者持続化補助金は小規模事業者向け。
事業再構築補助金の申請を検討している方は一度ご相談ください。
弊社(CPA)では事業再構築補助金の申請サポートを実施しています。
全国各地からオンラインでの初回無料で打ち合わせが可能となっています。
弊社は事業再構築補助金のサポートを行っており、通常枠補助上限を含む、多数の採択実績があります。
「認定支援機関が決まらない」「事業計画書の添削をして欲しい」といった事業者の方はぜひお気軽にお問い合わせください。