2023年にコインランドリー事業への事業展開を考えている方もいらっしゃいますよね。
コインランドリー事業は属人性が低く、比較的ハードルが低めの事業といえます。
しかしながら、多額の初期投資が必要であるなど資金面で問題になるケースは少なくありません。
そこで今回はコインランドリー事業で利用できる必見の補助金3選というテーマで解説していきます。
コインランドリー事業をこれからはじめようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
1. 事業再構築補助金:最もおすすめ
コインランドリーを新たに開業する事業者が最も活用すべき補助金としてまず挙げるのが「事業再構築補助金」です。
事業再構築補助金は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者の経営改善や再構築を目指すもので、新規事業などに関する幅広い経費が補助対象となります。
従来(第9回公募)までは売上高減少要件という要件が設定されており、コロナ前より売上高(または付加価値)が減少している事業者しか申請できませんでした。
しかしながら、第10回公募要領より主要な枠である成長枠(旧:通常枠)で売上高減少要件が撤廃され、ほぼ全中小企業が対象となりました。
また、新たに成長枠には市場拡大要件(市場規模が拡大している事務局が指定した事業したできない要件)が設定されていますが、コインランドリーは市場拡大要件に当てはまります。(成長枠対象リスト)
事業再構築補助金は建物費、システム構築費や導入費、広告宣伝費など幅広い範囲で経費になります。
コインランドリー事業者であれば、エコ洗濯機の導入やアプリ連携による予約・決済システムの開発、自動精算システムの導入などに利用できるでしょう。
成長枠での補助率は1/2で、補助額は最大7,000万円にも及び、大きな経済的支援となります。
2. ものづくり補助金:技術革新を後押し
「ものづくり補助金」もコインランドリー事業で利用できる補助金の一つです。ものづくり補助金は、新たな製品開発や生産技術の革新を支援するものです。
一般的には製造業が活用できる補助金となっていますが、コインランドリー事業での採択事例もあります。
コインランドリー事業者としては、新型洗濯機や乾燥機の開発、または既存機器の改良などに活用可能です。
また、ものづくり補助金を利用することで、エネルギー効率を高めた製品開発や、オリジナルの洗濯・乾燥機を開発することが可能となります。
補助対象となる経費は、設備導入費、人件費、外注費など多岐にわたります。
しかしながら、コインランドリー事業での採択事例は少ない傾向にあり、事業再構築補助金ほど多くはありません。
採択のされやすさや補助金額の大きさなどあらゆる面で事業再構築補助金の方がおすすめです。
3. 小規模事業者持続化補助金:安定経営の礎を築く
最後に挙げるのが「小規模事業者持続化補助金」です。
小規模事業者持続化補助金は小規模事業者が経営の安定化や強化を図るための補助金です。
主に販路拡大をメインとしている補助金ですが、コインランドリー事業でも利用できます。
コインランドリー事業者であれば、新店舗開設のための設備投資、従業員の教育訓練、デジタル化投資などに利用することが可能です。
小規模事業者持続化補助金は採択率が高い傾向にある一方で、事業再構築補助金やものづくり補助金と比較すると補助金額が低いことが難点です。
補助率は2/3ですが、補助金の上限は50~200万円となっており、事業者持続化補助金やものづくり補助金と比較するとやや物足りないかもしれません。
小規模なコインランドリー事業を展開する事業者向けの補助金と言えるでしょう。
まとめ
今回はコインランドリー事業の開業で活用できる必見の補助金3選というテーマで解説させていただきました。
ポイントは下記の通り。
- コインランドリー開業で使える補助金は「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」
- 最もおすすめなのは事業再構築補助金。幅広い補助経費と高い補助額が魅力的
- ものづくり補助金は補助額が高いもの、採択率は低い傾向に
- 小規模事業者持続化補助金は小規模なコインランドリー開業におすすめ
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