省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金の違いとは?

中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金の違いとは?

中小企業省力化投資補助金小規模事業者持続化補助金は、中小企業の経営支援を目的とした補助金ですが、それぞれの特徴と対象となる企業が異なります。
本記事では、その違いとどちらを選ぶべきかの考え方について解説します。

中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金の違いとは?

中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金の違いについて解説していきます。

中小企業省力化投資補助金の特徴

  1. 対象企業:省人化・省力化を目指す中小企業や小規模の事業者が対象に
  2. 目的:IoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上、さらには賃上げにつなげること
  3. 補助額:最小で200万円(従業員5名以下)、最大1,500万円。
  4. 補助対象経費:「カタログ」に掲載された機器や設備
  5. 採択率:不明だが、12万社の採択が予定されているため、高い採択率となる可能性が高い
  6. 申請の手間:現時点では簡易的な書類で申請ができる可能性が高い

小規模事業者持続化補助金の特徴

  1. 対象企業:小規模な事業者や中小企業が主な対象です。
  2. 目的:既存の事業の継続や安定経営を支援することを目的としています。
  3. 補助額:通常枠50万円、他200万円で、省力化投資補助金ほどの大きな補助は期待できないことも。
  4. 補助対象経費:幅広い経費が補助対象となるものの、建物費が補助対象外
  5. 採択率:50~70%程度
  6. 申請の手間:簡易的な書類と申請で、補助金を受給可能。

中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金どちらを選ぶべきかの考え方

中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金のどちらを選択すべきかは、以下のポイントを参考に判断してください。

1. 事業の規模と目的を考慮する

  • 中小企業省力化投資補助金: 中小企業や小規模事業者で、生産性の向上や労働力の節約を目指している場合、特に新しい技術や機械の導入を考えている場合に適しています。
    主に長期的なコスト削減を目的に利用することをおすすめします。
  • 小規模事業者持続化補助金: 既存事業の安定化や拡大を目指しており、補助金でカバーできる幅広い経費を活用したい小規模事業者に適しています。
    主に売上高を向上させることを目的に利用することをおすすめします。

2. 必要な投資額と補助額の検証

  • 中小企業省力化投資補助金は最大1,500万円までの補助が受けられるため、一定以上の投資が必要なプロジェクトに適しています。
  • 小規模事業者持続化補助金は最大200万円までとなっており、比較的小規模な改善や事業拡大に適しています。

3.補助対象経費を考慮する

  • 中小企業省力化投資補助金は「カタログ」に掲載された機器や設備が投資対象となっており、補助対象経費は限定的です。
  • 小規模事業者持続化補助金は補助上限金額は低いものの、機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費他幅広い経費が補助対象となります。

4.申請の手間と採択率を検討する

  • どちらの補助金も申請手続きは比較的簡易的ですが、採択率や申請にかかる詳細な要件は異なるため、自社での申請負担と採択の可能性を考慮することが重要です。

5. 事業の将来計画との整合性

  • 補助金を活用して計画される事業やプロジェクトが、長期的な事業戦略や成長計画と合致しているかを確認してください。補助金は一時的な支援であり、その後の事業継続性や発展性も考慮する必要があります。

 

こちらの記事では、中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金はどっちがおすすめか詳しく解説しております。

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中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金は併用可能の可能性も

中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金は併用可能になる可能性があります。
理由は事業再構築補助金やものづくり補助金は小規模事業者持続化補助金と併用が可能だったためです
ただし、これまでの補助金同様に同一事業では利用できない可能性が高いです。
併用する場合は別の事業で利用する必要があると思われます。

弊社の補助金申請サポートについて

カタログに自社製品を登録されたい事業者様・販売代理店様へ

中小企業省力化投資補助金のカタログに、自社の機器や製品を登録、掲載されたい事業者様や販売代理店様はお気軽にお問い合わせください。弊社で本制度の説明から、どのような機器や製品が対象となるのかのアドバイスも含め、親身にサポートをさせていただきます。もちろん、貴社の事業者登録(販売事業者登録、製造事業者登録)のほか、製品登録・カタログ登録もサポートいたします。

補助金を利用して機器・製品を購入されたい中小企業者様へ

本補助金を活用して機器や製品(省力化製品)を購入されたい中小企業者様、個人事業主様について、補助金の申請サポートやアドバイス、採択後の交付申請事業実績報告(事業実施効果報告)の提出等、補助金が入金されるまでワンストップでサポートを行わせていただきます。

弊社では事業再構築補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。

まとめ

今回は中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金の違いとどちらを選ぶべきかというテーマで解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  • 対象企業:中小企業省力化投資補助金は省力化を目指す中小企業、小規模事業者持続化補助金は販路拡大を目指す企業が主な対象です。
  • 補助額:中小企業省力化投資補助金は最大1,500万円の補助が期待できるのに対し、小規模事業者持続化補助金は最大200万円の補助が主となっています。
  • 補助対象経費:中小企業省力化投資補助金はカタログ登録された機器という限定的な補助対象経費に対して、小規模事業者持続化補助金は幅広い経費が補助対象です。
  • 併用できる可能性も:中小企業省力化投資補助金と小規模事業者持続化補助金は併用できる可能性があります。ただし、同一事業では難しい可能性が高いです。

 

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