中小企業省力化投資補助金でスチームコンベクションオーブンを導入する場合、製品カタログの中から製品を選択する必要があります。
しかしながら、非常に多くの製品があるため、どの製品を選択しようか判断に迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はスチームコンベクションオーブンの製品カタログを分かりやすくまとめました。
スチームコンベクションオーブンの導入を考えている事業者の方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
中小企業省力化投資補助金の概要
中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。
公募要領が公開されているため、詳しい内容は公募要領を確認しておくことをおすすめします。
製品カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助します。
従業員数 | 補助率 | 補助上限額(通常) | 補助上限額(大幅な賃上げを行う場合) |
---|---|---|---|
5人以下 | 1/2 | 200万円 | 300万円以下 |
6~20人以下 | 1/2 | 500万円 | 750万円以下 |
21人以上 | 1/2 | 1,000万円 | 1,500万円以下 |
中小企業省力化投資補助金は省力化技術や自動化技術に対する投資が対象とされており、スチームコンベクションオーブンは対象となっています。
とはいえ、スチームコンベクションオーブンのカタログ数は非常に多く、どの製品を選択すればよいか判断に迷う方もいらっしゃいますよね。
そこで、次の章では、スチームコンベクションオーブンの製品カタログを詳しく解説し、各事業者に適した製品を紹介します。
スチームコンベクションオーブンの製品カタログの概要
スチームコンベクションオーブンの製品カタログの概要は大きく分けて、下記の3つに分かれます。
- ベーシックモデル
- デラックスモデル
- エコノミーモデル:現時点でカタログ未掲載
中小企業省力化投資補助金ホームページの製品カタログにてご確認ください。)
それぞれの特徴について具体的に解説していきます。
ベーシックモデル
ベーシックモデルは小型店舗向けに適した機器です
基本的な蒸気と熱風の機能を備え、簡単な操作性と手入れのしやすさを特徴としています。
主な特徴は下記の通り。
- 2/3ホテルパン5段または1/1ホテルパン6~10段まで収納可能。
- 設置スペースが小さく、小型店舗でも導入が可能。
- 4段階の庫内FAN速度調整と双方向回転で焼きムラを抑制。
- 自動ダンパー機能と自動洗浄機能を搭載。
- 蒸気タンクを搭載し、クオリティの高い仕上がりを実現。
小規模な飲食店、カフェ、小型ホテルなどに適した機器です。
カタログに記載されている型番では下記がベーシックモデルとなります。
- TGSC-5WC(R/L)-T、TGSC-5WC(R/L)、TGSC-5C(R/L)、TGSC-5C(R/L)-T、TESC-5(R/L)、TESC-5W(R/L):2/3ホテルパン5段を収納可能で、コンパクトなスペースに最適です。自動ダンパー機能や複数段階のFAN速度調整を搭載しています。
- TGSC-6C(R/L)、TESC-6(R/L):1/1ホテルパン6段タイプで、小型から中型の業態に適しています。











デラックスモデル
デラックスモデルは1/1ホテルパンを最大20段まで収納可能で、フル液晶タッチパネル、最大1000メニューのプリセット登録可能、USBポートを通じたデータ管理機能などを備え、大規模な飲食業での使用に適しています。
デラックスモデルは、大規模な飲食業や宿泊業、それに高度な機能を必要とする施設に適しています。
カタログに記載されている型番では下記がデラックスモデルとなります。
- TESC-A6D(R/L)、TGSC-A6DC(R/L):1/1ホテルパン6段を収納可能で、フル液晶タッチパネル、高度なメニュー登録機能(最大1000メニュー)、マルチタイマーなどを備えています。
- TESC-A10D(R/L)、TGSC-A10DC(R/L):1/1ホテルパン10段タイプで、上記の6段モデルの機能を持ちつつ、さらに多くの調理容量を提供します。
- TESC-A20(R/L):1/1ホテルパン20段タイプで、最も大容量のモデルです。非常に大規模な調理ニーズに対応するために設計されており、同様に高度な機能を搭載しています。





まとめ
今回は中小企業省力化投資補助金のスチームコンベクションオーブンの製品カタログについてまとめました。
自社に適したスチームコンベクションオーブンを選択するには特に下記のポイントに注目することをおすすめします。
- 業態の規模と需要:業態の規模や調理に必要な容量に応じて、モデルを選択することが重要です。小規模な飲食店ではベーシックモデルが適している場合が多く、大規模なレストランやホテルではデラックスモデルが必要な機能を提供するでしょう。
- 機能性:操作の簡単さ、自動洗浄機能の有無、エネルギー効率など、日常の使用において重要な機能を考慮することが大切です。高度な機能を多く含むモデルは、より効率的な運用が可能となります。
- 予算と補助金の活用:補助金の上限に注意しながら、予算内で最大の効果を発揮できるモデルを選ぶことが望ましいです。補助金を活用することで、通常では手が届かない高価なモデルも検討の範囲に入ります。
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