省力化投資補助金

ラックシステム(流動ラック) は中小企業省力化投資補助金の補助対象です!価格や活用事例を紹介します!

ラックシステム(流動ラック) は中小企業省力化投資補助金の補助対象です!価格や活用事例を紹介します!

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業等に対して、IoTやロボット技術などの汎用製品の導入を支援するものです。
今回は中小企業省力化投資補助金の対象となる「ラックシステム(流動ラック)」について解説していきます。

中小企業省力化投資補助金とは

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。
正式には「中小企業省力化投資補助事業」と称され、経済産業省が関連情報を提供しています。
中小企業省力化投資補助金のホームページ

簡単な概要は下記の通りです。

         (経済産業省関係令和6年度補正予算の概要)

カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助いたします。
また、2024年12月6日より、事業概要に「一般型」が追加され、カスタマイズ機器やソフトウェア+ハードウェアなど、事業内容に応じた設備導入やシステム構築も補助対象となりました。

カタログ型
従業員数補助率補助上限額(通常)補助上限額(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下1/2200万円300万円以下
6~20人以下1/2500万円750万円以下
21人以上1/21,000万円1,500万円以下
一般型
従業員数補助率補助上限額(通常)補助上限額(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下
  • 1/2
  • 小規模・再生 2/3
750万円1,000万円以下
6~20人以下
  • 1/2
  • 小規模・再生 2/3
1,500万円2,000万円以下
21~50人以下
  • 1/2
  • 小規模・再生 2/3
3,000万円4,000万円以下
51~100人以下
  • 1/2
  • 小規模・再生 2/3
5,000万円6,500万円以下
101人以上
  • 1/2
  • 小規模・再生 2/3
8,000万円1億円以下
※補助率

  • 補助金額1,500万円までは1/2もしくは2/3
  • 補助金額1,500万円を超える部分は1/3

※最低賃金引上げ特例

  • 補助率を2/3に引き上げ(小規模・再生事業者は除く)

カタログに掲載される機器は現在公募中であり、これから機器が明らかになる見込みです。
2025年1月に新たにラックシステム(流動ラック)が補助対象機器の対象カテゴリに追加されました。
そこで次の章ではラックシステム(流動ラック)の概要や価格帯について解説していきます。

ラックシステム(流動ラック)は中小企業省力化投資補助金の補助対象経費

ラックシステム(流動ラック)は中小企業省力化投資補助金の補助対象となります。
内容は下記の通りです。

定義

棚の中の上下左右にフリーローラーコンベヤ・駆動コンベヤ・搬送台車等を設け、モノを搬送し入庫・保管・出庫が行えるため保管効率が高い。
入庫で一時保管されたパレットは、出庫モードに切り替えることで出庫側に自動で搬送されるため、搬送時間が短くなるばかりでなく、搬送作業員が不要となるため、大幅な省力化が実現出来る。

対象業種

製造業、倉庫業、卸売業、小売業

対象業務領域

資材調達、保管・在庫管理、入出庫

審査担当工業会名

一般社団法人日本物流システム機器協会

ラックシステム(流動ラック)の特徴

本機器は、保管効率と作業効率を向上させるシステムである。
棚間の通路が不要で、荷物同士の間隔も最小限に抑えられるため、固定ラックより高密度な保管が可能となる。
また、制御システムと情報システムの連携により、入庫側または出庫側から効率的に作業でき、棚内に入る必要がない。
さらに、荷物は自動で出庫側に搬送されるため、作業員も不要となる。
必要な荷物が出庫口に自動で搬送されているため、待ち時間も削減できる。
これにより、保管スペースの最大化と作業効率化、安定した在庫管理が実現する。

ラックシステム(流動ラック)の活用による具体的な省力化事例

ラックシステム(流動ラック)の活用による省力化の具体例には、以下のような場面があります。

  • 高密度保管とスペース効率の向上:本機器は、棚間の通路を不要にし、荷物同士の間隔を最小限に抑えることで、限られたスペースを最大限に活用し、高密度な保管を実現します。
  • 作業効率の向上と省力化:制御システムと情報システムの連携により、必要なラックのみを効率的に移動させ、入庫・出庫作業の効率を大幅に向上させます。これにより、作業時間が短縮され、作業負担が軽減されます。
  • 省力化と業務の安定化:自動搬送機能により、入庫された荷物が自動で出庫側に搬送されるため、作業員の削減が可能となり、業務全体の効率化と安定化が期待されます。

このように、ラックシステム(流動ラック)の導入により、限られたスペースでも効率的な保管と作業の省力化が実現し、自動搬送機能により、作業者の負担を軽減しながら生産性の向上と業務の効率化につながることが期待されます。

ラックシステム(流動ラック)の価格帯とポイント

約2,800万円から4,900万円程度から導入可能。

弊社のサポートについて

弊社はカタログに登録したい事業者・代理店様および中小企業省力化投資補助金を活用して機器・製品を導入したい中小企業様どちらにもサポートを提供しております。

カタログに自社製品を登録されたい事業者様・販売代理店様へ

中小企業省力化投資補助金のカタログに、自社の機器や製品を登録、掲載されたい事業者様や販売代理店様はお気軽にお問い合わせください。弊社で本制度の説明から、どのような機器や製品が対象となるのかのアドバイスも含め、親身にサポートをさせていただきます。もちろん、貴社の事業者登録(販売事業者登録、製造事業者登録)のほか、製品登録もサポートいたします。

補助金を利用して機器・製品を購入されたい中小企業者様へ

本補助金を活用して機器や製品(省力化製品)を購入されたい中小企業者様、個人事業主様について、補助金の申請サポートやアドバイス、採択後の交付申請事業実績報告(事業実施効果報告)の提出等、補助金が入金されるまでワンストップでサポートを行わせていただきます。

弊社では事業再構築補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。

まとめ

今回はラックシステム(流動ラック)が省力化投資補助金の対象となるかについて解説してきました。ポイントをまとめると下記の通りです。

  • 対象となる製品:ラックシステム(流動ラック)は中小企業省力化投資補助金の対象製品
  • 適用される業種:製造業、倉庫業、卸売業、小売業が対象
  • 補助の内容:補助金は、従業員数に応じて異なり、カタログ型では補助率は1/2で、補助上限額は5人以下の企業で200万円から、21人以上の企業では1,000万円までとなっています。賃上げを行う場合は、さらに補助額が増額
  • 活用事例:物流現場や冷蔵・冷凍環境で効率的な保管と迅速な入出庫作業を実現し、作業者の負担軽減と生産性向上に期待

倉庫業におすすめなカタログ型製品についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

倉庫業で活用できる中小企業省力化投資補助金製品カタログ一覧中小企業省力化投資補助金のホームページ内で製品カタログが公開されました。 今後も随時追加されていきますが、現時点での倉庫業で活用できる...

 

省力化投資補助金 申請代行サポート コマサポでは、製造事業者様、製品メーカー様、販売事業者・代理店様向けに「製品登録・事業者登録」の申請サポートだけでなく、応募申請をご検討されている中小企業・個人事業主様(補助事業者)の交付申請の代行サポートを行っております。

中小企業省力化投資補助金の無料相談を随時承っております。製造事業者様・製品メーカー者様向けに省力化製品の「カタログ登録申請」「製造事業者登録申請」の代行サポートを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

このほか、弊社では事業再構築補助金・大規模成長投資補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。

お問い合わせ先

中小企業省力化投資補助金申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
ものづくり補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
事業再構築補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。

関連記事
お電話でのお問い合わせ メールでお問い合わせ LINEでのお問い合わせはこちら