省力化投資補助金

印刷業におすすめの中小企業省力化投資補助金について解説!

印刷業におすすめの中小企業省力化投資補助金について解説!

2024年度から始まる中小企業省力化投資補助金は、多くの業種で活用できる、非常に汎用性の高い補助金です。
特に印刷業は長時間労働になりやすく、また補助金が受け取りにくい業種です。
そのため、労働力を削減し、効率を向上させるための投資を支援するこの補助金は見逃せません。
そこで今回は、印刷業向けに中小企業省力化投資補助金の活用方法と導入可能な機器を詳しく紹介します。

中小企業省力化投資補助金とは

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。

公募要領が公開されているため、詳しい内容は公募要領を確認しておくことをおすすめします。

製品カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助します。

従業員数補助率補助上限額(通常)補助上限額(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下1/2200万円300万円以下
6~20人以下1/2500万円750万円以下
21人以上1/21,000万円1,500万円以下

中小企業省力化投資補助金は省力化技術や自動化技術に対する投資が対象とされており、印刷業に使える機器も現時点で公開されています。

中小企業省力化投資補助金は印刷業において、最もおすすめできる補助金です。理由は下記の5つ

  • 小規模な事業者でも使いやすい補助金である
  • 採択率が高いことが予想されている
  • 採択率が高い傾向にある補助金としては補助上限金額も高め
  • 長時間労働が常態化しやすい印刷業の労働環境を改善する機器を導入できる
  • 申請手続きがそこまで難しくないことが予想されている

難易度が高い補助金はそれだけ負担も大きい傾向にありますが、中小企業省力化投資補助金は採択社数は令和8年度9月末までで計12万件程度となっており、難易度が低めに設定されることが予想されています。
価格的にも難易度的にも印刷業に最も適した補助金であると言えるでしょう。

印刷業が活用しやすい製品カタログ一覧

中小企業省力化投資補助金の製品カタログの中から特に、印刷業で活用したい製品は下記の通り。

デジタル紙面色校正装置

詳細

デジタル紙面色校正装置は、印刷物の色校正をデジタル化するシステムです。高度なセンサー技術とAIを駆使し、正確な色再現と校正を行います。

利用シーン

デジタル紙面色校正装置は、印刷業界での利用が想定されています。たとえば、カタログやポスターの印刷工程で、色校正を自動化することにより、印刷物の品質を一定に保つことができます。また、校正作業を迅速かつ正確に行えるため、納期の短縮にも貢献します。

メリット

デジタル紙面色校正装置を導入することで、手作業による校正ミスが減少し、品質管理の精度が大幅に向上します。また、作業効率が向上し、人手不足の解消にも寄与します。さらに、環境に配慮したカーボンニュートラルなシステムで、CO2排出削減にも貢献します。

デジタル紙面色校正装置については下記の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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印刷業は人手不足や長時間労働となりやすいため、中小企業省力化投資補助金が特におすすめ

印刷業は他の産業と比較しても、人手不足や長時間労働になりやすい傾向にあります。
そのため、省力化・効率化は必須のテーマであり、中小企業省力化投資補助金が特に有効であるといえるでしょう。
下記に具体的な理由と中小企業省力化投資補助金の必要性についてもう少し詳しく解説していきます。

人手不足の現状

日本の印刷業界では、深刻な人手不足が続いています。この問題は、人口減少や高齢化が進む中で、若年労働者の確保が難しくなっているためです。2023年の調査によると、印刷業界の労働力不足は他の多くの業種と同様に深刻であり、多くの企業が人材確保に苦労しています​。

長時間労働の実態

印刷業界では、納期厳守や大量印刷作業などの理由から、長時間労働が常態化しています。労働政策研究・研修機構の報告によると、印刷業界の労働者は週に60時間以上働くことが多く、これが労働環境の悪化と離職率の上昇を招いています​ (参考サイト Japan’s Employment System and Public Policy2017-2022 )​。

中小企業省力化投資補助金の有効性

中小企業省力化投資補助金は、こうした人手不足や長時間労働の問題に対処するために設計されています。
中小企業省力化投資補助金は、IoTやロボット技術などの省力化機器を導入することで、労働力の削減と業務効率の向上を図ることを目的としています。
今後も様々な機器がカタログに掲載される見込みとなっており、印刷業にとってチャンスの補助金と言えるでしょう。

まとめ

今回は印刷業におすすめの中小企業省力化投資補助金について解説してきました。
ポイントは下記の通り。

  • 中小企業省力化投資補助金は印刷業に有効な補助金
  • 人手不足、長時間労働が常態化している印刷業にとって特に有効
  • デジタル紙面色校正装置が補助金の対象

 

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中小企業省力化投資補助金の無料相談を随時承っております。製造事業者様・製品メーカー者様向けに省力化製品の「カタログ登録申請」「製造事業者登録申請」の代行サポートを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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中小企業省力化投資補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
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