省力化投資補助金

産業用枚葉デジタル印刷機 は中小企業省力化投資補助金の補助対象!価格や事例を紹介

産業用枚葉デジタル印刷機 は中小企業省力化投資補助金の補助対象!価格や事例を紹介

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業等に対して、IoTやロボット技術などの汎用製品の導入を支援するものです。
今回は中小企業省力化投資補助金の対象となる「産業用枚葉デジタル印刷機」について解説していきます。

中小企業省力化投資補助金とは

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。
正式には「中小企業省力化投資補助事業」と称され、経済産業省が関連情報を提供しています。
中小企業省力化投資補助金のホームページ

簡単な概要は下記の通りです。

         (経済産業省関係令和5年度補正予算の概要)

カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助します。

従業員数補助率補助上限額(通常)補助上限額(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下1/2200万円300万円以下
6~20人以下1/2500万円750万円以下
21人以上1/21,000万円1,500万円以下

2024年12月6日、事業概要に「一般型」が追加され、カスタマイズ機器やソフトウェア+ハードウェアなど、事業内容に応じた設備導入やシステム構築が補助対象に加わりました。一般型の補助率や補助上限額などの詳しい詳細はこちらの記事で紹介していますので合わせてご確認ください。

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カタログに掲載される機器は現在公募中であり、これから機器が明らかになる見込みです。
2024年10月に新たに産業用枚葉デジタル印刷機が補助対象機器の対象カテゴリに追加されました。
そこで次の章では産業用枚葉デジタル印刷機の概要や価格帯について解説していきます。

産業用枚葉デジタル印刷機は中小企業省力化投資補助金の補助対象経費

原材料産業用枚葉デジタル印刷機は中小企業省力化投資補助金の補助対象となります。
内容は下記の通りです。

定義

アナログ印刷は紙面データからCMYK/4色ごとに「版」を作成し、その版を印刷機等に取り付けて、使用することで用紙に絵柄が印刷されていく印刷方式である。
一方、デジタル印刷は「版」を必要とせず、印刷データから用紙に直接印刷する印刷方式となる。従来の印刷に必要な製版や刷版という工程が不要となるため、短期間で多品種の印刷物を仕上げることが可能となる。方式としてはコピー機で良く知られるトナーやインクジェット等の印刷方式がある。

対象業種

印刷・同関連業

対象業務領域

印刷

審査担当工業会名

一般社団法人日本印刷産業機械工業会

産業用枚葉デジタル印刷機の特徴

多様な印刷ニーズに応えるため、産業用枚葉デジタル印刷機は高画質で迅速な印刷を実現します。本機器を活用することで、版を必要とせず、短納期での印刷が可能となり、カスタマイズやパーソナライズが容易になります。これにより、少量生産や特急のマーケティング素材の印刷を行う際にも、経験の浅いオペレーターでも短時間で高品質な印刷物を生産できるようになります。

産業用枚葉デジタル印刷機の活用による具体的な省力化事例

産業用枚葉デジタル印刷機の活用による省力化の具体例には、以下のような場面があります。

  • 印刷プロセスの自動化: 版を必要としないデジタル印刷によって、熟練したオペレーターでなくても簡単に高品質な印刷が可能になります。これにより、経験の浅い作業員でも短時間で作業を行えるようになります。
  • 素材の多様性:幅広いメディアに対応できるため、異なる素材での印刷を一台で行えるようになります。これにより、作業員は別々の機械を操作する必要がなくなり、効率が向上します。

このように、産業用枚葉デジタル印刷機の導入により、効率的で安定した生産プロセスが実現し、企業全体の競争力向上につながることが期待されます。

他にも

「デジタル印刷は迅速な設定変更が可能で、少量生産に対応できるため、急な注文や試作の際にも素早く対応でき、納期の短縮、全体の生産性が向上します。」

などが期待される。

産業用枚葉デジタル印刷機の価格帯とポイント

  • エントリーモデル: 約300万円〜700万円
    基本的な機能を備えたモデルで、少量印刷や試作向け。
  • 中型モデル: 約700万円〜1500万円
    より多機能で、高速印刷や多様なメディア対応が可能なモデル。
  • ハイエンドモデル: 約1500万円〜3000万円以上
    大規模生産向けで、最高画質や自動化機能が充実したモデル。

弊社のサポートについて

弊社はカタログに登録したい事業者・代理店様および中小企業省力化投資補助金を活用して機器・製品を導入したい中小企業様どちらにもサポートを提供しております。

カタログに自社製品を登録されたい事業者様・販売代理店様へ

中小企業省力化投資補助金のカタログに、自社の機器や製品を登録、掲載されたい事業者様や販売代理店様はお気軽にお問い合わせください。弊社で本制度の説明から、どのような機器や製品が対象となるのかのアドバイスも含め、親身にサポートをさせていただきます。もちろん、貴社の事業者登録(販売事業者登録、製造事業者登録)のほか、製品登録もサポートいたします。

補助金を利用して機器・製品を購入されたい中小企業者様へ

本補助金を活用して機器や製品(省力化製品)を購入されたい中小企業者様、個人事業主様について、補助金の申請サポートやアドバイス、採択後の交付申請事業実績報告(事業実施効果報告)の提出等、補助金が入金されるまでワンストップでサポートを行わせていただきます。

弊社では事業再構築補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。

まとめ

今回は産業用枚葉デジタル印刷機が省力化投資補助金の対象となるかについて解説してきました。ポイントをまとめると下記の通りです。

  • 対象となる製品: 産業用枚葉デジタル印刷機は中小企業省力化投資補助金の対象製品
  • 適用される業種:製造業が対象
  • 補助の内容: 補助金は、従業員数に応じて異なり、補助率は1/2で、補助上限額は5人以下の企業で200万円から、21人以上の企業では1,000万円までとなっています。賃上げを行う場合は、さらに補助額が増額
  • 活用事例: 自動化されたプロセスにより、印刷のバラつきが減少し、商品の安定化、作業時間短縮に期待

印刷業におすすめな補助金についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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中小企業省力化投資補助金の無料相談を随時承っております。製造事業者様・製品メーカー者様向けに省力化製品の「カタログ登録申請」「製造事業者登録申請」の代行サポートを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

このほか、弊社では事業再構築補助金・大規模成長投資補助金やものづくり補助金などの補助金サポートの実績が豊富にあります。気になることがありましたら、まずお気軽にご相談いただければと思います。

中小企業省力化投資補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
ものづくり補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
事業再構築補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。

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