印刷紙面検査装置は中小企業省力化投資補助金の補助対象！価格や事例を紹介。交付申請の前に必ず確認しましょう

令和6年8月14日、中小企業省力化投資補助金の製品カタログが更新されました。

今回は中小企業省力化投資補助金の対象となる「印刷紙面検査装置」について解説していきます。

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業等に対して、IoTやロボット技術などの汎用製品の導入を支援するものであり、詳しくは下記を参考にしていただけますと幸いです。

中小企業省力化投資補助金とは

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。カタログ型省力化補助金とも呼ばれます。
正式には「中小企業省力化投資補助事業」と称され、経済産業省が関連情報を提供しています。
（中小企業省力化投資補助金のホームページ）

簡単な概要は下記の通りです。

（

（経済産業省「経済産業省関係令和5年度補正予算の概要」）

カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額が補助されます。

従業員数	補助率	補助上限額（通常）	補助上限額（大幅な賃上げを行う場合）
5人以下	1/2	200万円	300万円以下
6～20人以下	1/2	500万円	750万円以下
21人以上	1/2	1,000万円	1,500万円以下

カタログに掲載される機器は現在公募中であり、これから機器が明らかになる見込みです。
2024年8月に新たに印刷紙面検査装置が補助対象機器として追加されました。
そこで次の章では印刷紙面検査装置の概要や価格帯について解説していきます。

印刷紙面検査装置は中小企業省力化投資補助金の補助対象経費

印刷紙面検査装置は中小企業省力化投資補助金の補助対象となります。
内容は下記の通りです。

定義

印刷会社において、納品物である印刷物の品質要求は高く、発注者要求として検査要件があり、印刷された製品を目視検品しなければならない抜き取り検査と全品検査が必要です。
印刷検査装置はこの検査作業を自動的に行う装置です。

対象業種

製造業

対象業務領域

検査

審査担当工業会名

一般社団法人日本印刷産業機械工業会

印刷紙面検査装置の活用による具体的な省力化事例

印刷紙面検査装置の活用による省力化の具体例には、以下のようなものがあります。

作業時間の短縮・精度向上：印刷機は1時間に10,000枚以上で印刷することが出来ますが、1,000枚に1～2枚程度印刷中の用紙を抜取り、印刷物に連続的な異常が発生していないかを目視確認するのが通例となっています。印刷紙面検査装置の導入により、この作業に要する時間を実質「0」とすることが可能です。
社員の労働負荷の軽減と定着率の向上：検査作業は非常に長い時間、神経を使い、目を酷使し、精神的にも肉体的にも負担の大きい労働のため、社員の確保が難しいと言われています。印刷紙面検査装置の導入により、社員の労働負荷の軽減と定着率の向上を実現します。

印刷紙面検査装置の価格帯

印刷紙面検査装置は1,500万円程度から導入可能であり、基本的に導入後の設定を行えばすぐに使用可能です。

まとめ

今回は「印刷紙面検査装置」が省力化投資補助金の対象となるかについて解説してきました。ポイントをまとめると下記の通りです。

対象となる製品：印刷紙面検査装置は中小企業省力化投資補助金の対象製品
適用される業種：印刷・同関連業が対象
補助の内容：補助金は、従業員数に応じて異なり、補助率は1/2で、補助上限額は5人以下の企業で200万円から、21人以上の企業では1,000万円までとなっています。賃上げを行う場合は、さらに補助額が増額
活用事例：人による目視確認作業を削減し、自動で高精度な検査が可能となり生産効率が大幅に向上します

弊社のサポートについて

弊社はカタログに登録したい事業者・代理店様および中小企業省力化投資補助金を活用して機器・製品を導入したい中小企業様どちらにもサポートを提供しております。

カタログに自社製品を登録されたい事業者様・販売代理店様へ

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