省力化投資補助金

居酒屋におすすめの補助金!中小企業省力化投資補助金の活用方法を解説

居酒屋におすすめの補助金!中小企業省力化投資補助金の活用方法を解説

居酒屋を経営されている方にとって、昨今の物価高や人手不足などの影響もあり、中々運営が大変という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はおすすめしたいのが、中小企業省力化投資補助金です。
「中小企業省力化投資補助金」を活用することで、効果的なIoT機器やロボットを導入し、業務効率を大幅に向上させることが可能です。
本記事では、居酒屋での中小企業省力化投資補助金の活用方法と具体的な補助金の内容について詳しく解説します。

居酒屋の厳しい現状

2023年、居酒屋業界は依然として厳しい状況にあります。
一般社団法人日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査によると、コロナ禍からの回復基調が見られる一方で、物価高や人手不足などの経営環境の悪化が顕著です。

売上と客数の現状

コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことで、人流が回復し、外食需要も増加しました。
これにより、2023年の全体売上は前年比114.1%、2019年比107.7%となりました。
しかし、客単価の上昇(全体前年比107.3%)に依存しているため、客数は未だ2019年の水準に戻っていません(全体2019年比90.9%)。
特に居酒屋は、店舗数が減少しており(2019年比69.0%)、売上回復にも限界があります。

業態別の現状

「ファーストフード」や「ファミリーレストラン」と比べ、「パブ/居酒屋」は特に厳しい状況です。
2023年の居酒屋の売上は前年比132.3%と一見回復しているように見えますが、これは客単価の上昇によるものであり、客数や店舗数は大幅に減少しています。
居酒屋の店舗数は前年比90.3%と減少しており、全盛期の水準には遠く及びません。

今後の展望

ポストコロナの時代に入ったとはいえ、居酒屋業界は厳しい経営環境に直面しています。人手不足の常態化や原材料費の高騰により、店舗運営が困難になっています。
売上回復の一因であるインバウンド需要も不安定で、安定した成長は見込めない状況です。

このように、居酒屋業界は引き続き厳しい経営環境に直面しており、経営者は新しい戦略を模索し続ける必要があります。
中小企業省力化投資補助金などの公的支援を活用し、厳しい環境を乗り越えていくことが求められています。

中小企業省力化投資補助金とは?

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。
公募要領が公開されているため、詳しい内容は公募要領を確認しておくことをおすすめします。

製品カタログに掲載された製品を導入する企業に対して、下記の金額を補助します。

従業員数補助率補助上限額(通常)補助上限額(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下1/2200万円300万円以下
6~20人以下1/2500万円750万円以下
21人以上1/21,000万円1,500万円以下

中小企業省力化投資補助金は省力化技術や自動化技術に対する投資が対象とされており、居酒屋で活用できる機器に関しても補助対象となります。
具体的に活用できる機器については次の章で解説していきます。

居酒屋で活用できる機器

居酒屋で中小企業省力化投資補助金を活用して、導入できる機器は主に下記の通り。(2024年5月30日現在)

  • 清掃ロボット
  • 配膳ロボット
  • 自動精算機

具体的に解説していきます。

清掃ロボット

清掃ロボットは中小企業省力化投資補助金の補助対象です。
特に居酒屋は油跳ねなどが多く、床が汚れやすい環境です。
清掃業務に時間がかかることも少なくありません。
そのため、清掃ロボットはおすすめの導入機器の一つです。

特徴:

  • 自動化された清掃業務:清掃員が行っていた床掃除を清掃ロボットが自動で行います。特に居酒屋の営業終了後にロボットが床を綺麗にすることで、翌日の準備がスムーズになります。
  • 障害物回避機能:ロボットは人や家具を避けながら清掃を行います。これにより、客席やカウンター周りの掃除も安全かつ効率的に行えます。

清掃ロボットのカタログについては下記の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください

中小企業省力化投資補助金の清掃ロボットの製品カタログについて解説!中小企業省力化投資補助金で清掃ロボットを導入する場合、製品カタログの中から製品を選択する必要があります。 しかしながら、非常に多くの製...

配膳ロボット

自動で配膳を行う配膳ロボットも中小企業省力化投資補助金の補助対象です。
居酒屋では料理や飲み物を運ぶ作業が多く、配膳ロボットを導入することでスタッフの負担を軽減できます。

特徴:

  • 効率的な配膳作業:飲食店で店員が行っていた配膳や下げ膳をロボットが自動で行います。これにより、スタッフは他のサービスに集中でき、顧客満足度が向上します。
  • 安定した運搬:人や障害物を避けながら、料理や飲み物をトレーに乗せて運搬します。居酒屋の混雑した時間帯でも安定して配膳が可能です。

下記の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

中小企業省力化投資補助金の配膳ロボットの製品カタログについて解説!中小企業省力化投資補助金で配膳ロボットを導入する場合、製品カタログの中から製品を選択する必要があります。 しかしながら、非常に多くの製...

自動精算機

券売機だけでなく、自動精算機も中小企業省力化投資補助金の補助対象となっています。これは特に会計処理を効率化するのに役立ちます。

特徴:

  • 自動化された決済処理:店員が対面で商品登録や決済処理を行っていた作業を自動精算機で自動化します。これにより、会計処理の時間が削減され、顧客の回転率が向上します。
  • 現金管理の効率化:現金管理やレジ点検、売上金の回収などの業務も軽減され、スタッフの負担が減少します。

自動精算機のカタログについては下記の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

中小企業省力化投資補助金の自動精算機の製品カタログについて解説!中小企業省力化投資補助金で自動精算機を導入する場合、製品カタログの中から製品を選択する必要があります。 しかしながら、非常に多くの製品...

中小企業省力化投資補助金では複数購入も可能

中小企業省力化投資補助金は機器の複数購入も認められています
中小企業省力化投資補助金のよくある質問の中で下記の通り、複数購入も可能である旨言及されています。

Q:同一省力化製品を複数購入した場合も交付申請可能ですか。
【公募要領 3-3 交付申請】
同一公募回で補助上限額の範囲内での購入である限りにおいて、複数の製品を補助対象として申請を行う
ことができます。また省力化製品販売事業者が複数にまたがる場合においても同様です。

Q:異なる省力化製品を複数購入しても交付申請可能ですか。
【公募要領 3-3 交付申請】
同一公募回で補助上限額の範囲内での購入である限りにおいて、複数の製品を補助対象として申請を行うことができます。また省力化製品販売事業者が複数にまたがる場合においても同様です。

同一省力化製品もさることながら、異なる省力化製品の購入も認められています。
そのため、居酒屋では清掃ロボット+自動精算機や配膳ロボット×2という購入方法も可能です。
予算がある事業者の方は複数購入も検討してみることをおすすめします。

まとめ

今回は居酒屋での中小企業省力化投資補助金の活用方法について解説してきました。
ポイントは下記の通り

  • 中小企業省力化投資補助金は、ラーメン店の経営改善に有効な補助金
  • 物価高や人手不足といった厳しい経営環境を乗り越えるための一助となる可能性も
  • 清掃ロボット、配膳ロボット、券売機、自動精算機などの導入が補助金の対象
  • 複数の省力化製品の購入が可能

 

 

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