近年では一人社長や役員のみで従業員いないという会社も珍しくありません。
フリーランスも増えてきているので、外注のみで十分に規模拡大ができるという環境にもなってきています。
そんな一人社長や役員のみの法人にとって。補助金を活用して、会社をより大きくするというのも有力な手段の一つといえるでしょう。
そこで今回は一人社長や役員のみの法人でも利用できるおすすめの補助金3選について紹介していきます。
一人社長や役員のみの法人でも利用できるおすすめの補助金3選!
一人社長や役員のみの法人でも利用できるおすすめの補助金は下記の3つです。
- 中小企業省力化投資補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- IT導入補助金
具体的に解説していきます。
中小企業省力化投資補助金
概要
中小企業省力化投資補助金は、人手不足を解消するために効果的な汎用製品の導入を支援する補助金です。
特にIoTやロボットなどの省力化技術を導入することで、生産性の向上と付加価値の増大を図ることができます。
補助内容
従業員数に応じて補助額が設定されています。
- 5人以下の場合: 最大200万円
- 6〜20人の場合: 最大500万円
- 21人以上の場合: 最大1000万円
補助率: 対象経費の1/2
活用例
- 自動倉庫システムの導入
- 無人搬送車(AGV・AMR)の導入
- 検品・仕分システムの導入
ポイント
- 人手不足を解消し、作業の効率化を図ることが目的
- 補助対象経費は機器の導入費と設置費
- 製品カタログに掲載されている機器を導入する必要がある
- 補助対象となる製品はカタログに掲載されているため、選びやすく、導入が簡単
- 令和8年9月末までで採択件数12万件を想定しており、高い採択率が見込まれる
- 今後も製品カタログに導入される機器は増えていく見込み
2. IT導入補助金
概要
IT導入補助金は、中小企業がITツールを導入する際の費用を補助する制度です。
ITツールの導入により業務の効率化や売上の向上を目指します。
補助内容
- 補助率: 対象経費の1/2
- 補助金額: 30万円〜450万円(導入するITツールの種類や規模により異なります)
活用例
- 顧客管理システム(CRM)の導入
- 経理・会計ソフトの導入
- ECサイト構築のためのシステム導入
ポイント
- ITツールの導入によって業務の効率化を図り、時間を節約可能
- 専門家のサポートを受けながら、最適なITツールを選ぶことが可能
- ハードウェアも導入可能
3. 小規模事業者持続化補助金
概要
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路開拓やサービスの新規展開のために必要な費用を補助する制度です。
補助内容
- 補助率: 対象経費の2/3(赤字事業者は3/4)
- 補助金額: 最大50万円(特定の枠の場合は最大200万円)
活用例
- チラシの作成・配布
- 新しいサービスや商品のためのウェブサイト構築
- 展示会出展の費用
ポイント
- 商工会や商工会議所のサポートを受けることで、計画書作成や申請手続きがスムーズに
- 初めて補助金を申請する場合でも、丁寧な支援が可能
- 機械装置、ウェブサイト関連費、広報費など幅広い経費が補助対象に
- 採択率は約60%で、採択されやすい傾向に
もっともおすすめな補助金は中小企業省力化投資補助金
上記の中で最もおすすめの補助金は中小企業省力化投資補助金です。
理由は下記の3つ。
- 補助上限金額が高い
- 採択されやすい可能性が高い
- 販売事業者と共同で申請することで、機器に対する理解が深まりやすい
具体的に解説していきます。
補助上限金額が高い
中小企業省力化投資補助金は、最大で1,000万円(大幅な賃上げを行う場合は1,500万円)までの補助が受けられます。
これは他の補助金と比較して高い金額であり、設備投資を計画している企業にとっては非常に魅力的です。
特に一人社長や役員のみの法人でも、高額な機器導入が可能となります。
採択されやすい可能性が高い
中小企業省力化投資補助金は、採択件数が多く設定されており、特に令和8年9月末までに12万件の採択を予定しています。
このため、比較的採択されやすいと予想されます。
さらに、省力化技術や自動化技術の導入は、国全体の生産性向上や労働力不足の解消にも寄与するため、政策的にも優先されやすい補助金と言えます。
販売事業者と共同で申請することで、機器に対する理解が深まりやすい
中小企業省力化投資補助金では、製品カタログに掲載された機器を導入する必要があります。
販売事業者と共同で申請することが必須とされており、機器に対する理解が深まりやすい傾向にあります。
また、販売事業者からのサポートも受けられるため、導入後の運用もスムーズに行うことができます。
まとめ
今回は一人社長や役員のみの法人におすすめの補助金3選というテーマで解説してきました。
ポイントは下記の通り。
- 中小企業省力化投資補助金
- 最大補助額が高く、特に大規模な機器導入に最適
- 採択件数が多く、比較的採択されやすい
- 販売事業者と共同で申請することで、機器の理解と導入後のサポートが受けられる
- IT導入補助金
- ITツールの導入で業務効率化が図れる
- 専門家のサポートを受けながら最適なITツールを選べる
- 顧客管理システムや経理・会計ソフトの導入など幅広い用途で利用可能
- 小規模事業者持続化補助金
- 販路開拓や新規サービス展開のための費用を補助
- 商工会や商工会議所のサポートを受けることで申請手続きがスムーズ
- チラシ作成、ウェブサイト構築、展示会出展など幅広い経費が対象
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