石川県で新事業進出補助金の申請を検討中の方へ｜申請サポート業者の選び方と成功のポイント

2025年4月公募の「新事業進出補助金（中小企業新事業進出促進事業）」は、中小企業が異分野に挑戦する際に必要な設備投資やシステム構築を支援する国の補助金制度です。
最大9,000万円という高額の補助金に加え、建物費・広告費・クラウドサービス費用なども対象になる点から、全国の事業者にとって大きなビジネスチャンスとなっています。

北陸地域に位置する石川県でも、製造業・建設業・小売業などを中心に数多くの申請が行われており、地域産業の活性化と合わせて注目度が高まっています。

新事業進出補助金とは？｜制度概要

新事業進出補助金（正式名称：中小企業新事業進出促進事業）は、既存事業と異なる事業への前向きな挑戦であって、新市場・高付加価値事業への進出を後押しすることで、中小企業等が企業規模の拡大・付加価値向上を通じた生産性向上を図り、賃上げにつなげていくことを目的とした補助金となっています。
公募開始は2025年4月からとなっており、注目されている補助金です。

補助率は1/2で、補助額は最大9,000万円となっています。

補助率・補助額が高く補助対象経費も幅広いです。
採択率は低めに予想されている難易度が高い補助金となりますが、チャレンジする価値は十分にあるでしょう。

石川県の採択傾向｜製造業が圧倒的多数、技術高度化・地域課題対応型がカギ

第12回事業再構築補助金の採択データ（新事業進出補助金相当）によると、石川県では以下のような事例が採択されており、製造業を中心とした技術革新型の取り組みが目立ちます。

採択事例の特徴

1. 製造業による高度技術化と海外依存からの国内回帰

• Beyond 5G分野に対応したインサート成形事業の国内立ち上げ

• ベトナムからの製造を国内に戻す複合加工機部品の地産化モデル

• 防衛装備品の軽量内装部品に対応するアルミ溶接技術の導入

2. 建設・卸売業による多角化と地域課題解決

• 建材卸売業者が、石川県内の空き家を対象とした住宅リフォーム事業に進出

• 空き家問題・高齢化対策・地元建設業との連携をテーマにした、地域課題対応型の事業が評価されています。

3. 地元の中堅企業による構造転換

• 金属塗装業者が新たにリン酸亜鉛皮膜処理技術を取り入れ、付加価値の高い塗装体制を構築

• 現場の効率化だけでなく、収益性・雇用創出・地域技術の継承といった観点からの再構築が評価

石川県の採択率は全国平均を大きく上回る39.8%

全国平均の採択率が約26％であるのに対し、石川県は応募88件に対し35件が採択され、採択率は39.8％。これは全国でもトップクラスの水準です。

この数値からも、石川県は「通りやすい県」と言えますが、これは質の高い申請が行われている裏返しでもあり、戦略的な事業計画が不可欠です。

石川県で申請サポート業者を選ぶ3つのポイント

申請書の質は採択の明暗を分ける最大の要因です。信頼できる支援業者を選ぶことが成功のカギになります。

1. 事業計画書の策定や補助金の業務に特化した認定支援機関であること

新事業進出補助金の申請サポート業者を選ぶ際は事業計画書の策定や補助金の業務に特化した認定支援機関であることが重要です。
認定支援機関とはいってもそれぞれ得意・不得意があります。
日々の会計や決算書作成が得意だったり、M&Aが得意だったり、補助金が得意だったりと。
申請サポート業者を依頼しようとしている認定支援機関がどの分野が得意かということは確認しなければなりません。
確認するポイントとしてはブログの内容やホームページのトップページに何がかかれているかという点です。

ブログの内容が「補助金や事業計画書の策定に特化している」またホームページに「補助金の採択実績や事業計画書の策定について記載がある」といった場合、新事業進出補助金に適した事業者である可能性が高まるでしょう。

2.他の補助金での採択実績があること

新事業進出補助金の採択実績はもちろんのこと、他の補助金での採択実績が多数ある認定支援機関を選ぶことをおすすめします。
理由は新事業進出補助金の申請で作成する書類の内容は他の補助金と似ているためです。
補助金の採択実績が多数ある認定支援機関の場合、どのようなポイントを押さえれば採択に近づくのかというポイントが分かっています。
具体的には、新事業進出補助金と同じ経済産業省の補助金である「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」の採択実績の有無・採択件数を確認することが最も早いです。

3. サポート内容と料金体系が明確か

料金が極端に安い／高い業者は、支援内容が不透明なこともあるため注意が必要です。

採択される計画とは？成功のための3つの視点

採択されるためには、以下の3点を意識して計画を構築する必要があります。

• 革新性：業界内での差別化、新たなビジネスモデルの導入

• 実現性：売上目標・コスト構造・スケジュールの明確さ

• 社会性・地域性：地域課題の解決、雇用創出、地域経済への貢献

これらを事業計画書にロジカルに落とし込むには、専門家の客観的視点と支援が不可欠です。

弊社では石川県の申請支援実績も豊富です

• 製造業・建設業などの採択実績あり

• 金沢市・白山市・小松市など石川県全域で対応

• 認定支援機関として、計画書作成から交付申請・事業報告まで一貫サポート

まとめ

石川県で新事業進出補助金の採択を目指すには、

• 地域資源を活かした計画構築

• 高度な技術・社会性を伴った構想

• 信頼できる支援者との連携

が不可欠です。

採択率39.8%というチャンスを活かし、地域と企業の未来を拓く申請に、ぜひ挑戦してみましょう。

弊社では、今後公募が開始される予定である「新事業進出補助金」「中小企業成長加速化補助金」についてもご相談をお受けしております。

弊社はこれまで、ものづくり補助金をはじめとして事業再構築補助金、中小企業省力化投資補助金のサポートも行っており、多数の採択実績があります。
また、交付申請や事業化状況報告等の補助金申請後のご相談やサポートも承っております。お困りごとがございましたらお気軽にご連絡下さい。