新事業進出補助金

新事業進出補助金第3回の採択結果を徹底分析:採択率34.9%

新事業進出補助金第3回の採択結果を徹底分析:採択率34.9%

新事業進出補助金 第3回公募の採択結果が発表されました。

新事業進出補助金 第2回公募では、応募件数1,212件に対して採択件数は423件となり、採択率は約34.9でした。

また、採択案件のうち176件が関税加点対象となっており、全体の約41.6%を占めています。

第2回公募(約35.4%)と比較するとやや低下したものの、依然として30%台を維持する高水準の採択率となっています。

出典:新事業進出補助金第3回公募の採択結果について

この記事では、第3回採択結果から採択率の水準や第1~2回との違い、採択されやすい事業の傾向などを解説します。

駒田裕次郎

監修: 駒田 裕次郎(こまだ ゆうじろう)

駒田会計事務所 【コマサポ】代表

【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金支援を中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。

【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上(2025年1月末現在)

【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関

「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。

第2回との比較から見えるポイント

項目応募件数採択件数採択率
第1回3,006件1,118件37.2%
第2回2,350件832件35.4%
第3回1,212件423件34.9%

この比較から見えるポイントは以下の通りです。

第2回に比べると応募・採択ともに件数がほぼ半減しているものの、採択率は微減に留まっている

応募件数の減少については、申請要件の難易度や事業計画作成のハードルの高さに加え、昨今の経済情勢が影響している可能性があります。

それでも採択率は35%弱となっており、適切な準備を行えばまだ十分に採択を狙える制度といえるでしょう。

業種別の傾向

第3回公募の応募数・採択数は、以下の順で多くなっています。

<応募>

  1. 製造業
  2. 卸売業・小売業
  3. 建設業

<採択>

  1. 製造業
  2. 建設業
  3. 卸売業・小売業

第2回と比べ、卸売業・小売業と建設業の応募順位が入れ替わっておりますが、特定業種への大きな偏りは見られません。

「業種よりも事業計画の質」が重視されている補助金である点は変わっていないと考えられる

新事業進出補助金 第3回 業種別応募数・採択数

地域別の傾向

新事業進出補助金は、引き続き東京都・大阪府・愛知県といった都市部で応募・採択件数が多い一方で、地方でも一定数しっかり採択されている点が特徴です。

実際に、福岡県や北海道、兵庫県、静岡県などの地方都市でも安定した採択件数が確認されており、地域による極端な偏りは見られません。

立地よりも事業内容が評価される補助金であり、地方企業でも十分に採択を狙える制度といえる

新事業進出補助金 第3回 都道府県別応募・採択件数

補助金申請額の傾向

最も応募が多かったゾーンは、2,500万~3,000万円未満(246件)となっており、1,000万~3,000万といった価格帯に集中しています。

「しっかり投資する新規事業」が前提の補助金であることがうかがえる

新事業進出補助金 第3回 補助金申請額別応募・採択件数

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まとめ

第3回公募の採択結果を分析すると、採択率は約34.9%と第2回に引き続き高水準を維持しており、「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に統合後も依然としてチャレンジしやすい補助金であると予想できます。

しかし、単なる制度理解だけでなく、「採択されるための設計」が重要な補助金といえます。

採択率が高いとはいえ、準備不足のままでは不採択となるケースも少なくありません。

しっかりと準備を整えて、万全の体制で申請に臨みましょう。

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