事業再構築補助金

事業再構築補助金の動物病院での採択事例とポイントを解説!

事業再構築補助金の動物病院での採択事例とポイントを解説!

動物病院の事業者でこれから事業再構築補助金に取り組もうかどうか検討している方もいらっしゃいますよね。
新型コロナウィルスの影響は少ないとされている動物病院ですが、「動物病院は事業再構築補助金の補助の対象となるのか」「どういった事業が補助対象となるのか」という点は気になるところかと思います。
そこで今回は動物病院での事業再構築補助金採択事例とポイントについて解説していきます。

動物病院は事業再構築補助金の補助対象!

結論から申し上げますと、動物病院は事業再構築補助金の補助対象となります。
過去に複数の採択事例があることから、要件を満たしていれば問題なく事業再構築補助金に申請できます。
しかしながら、動物病院は新型コロナウィルスの影響が少ないこと、採択事例が少なかったことといった観点から、やや審査に通過しにくいと言えるかもしれません。
しっかりとした認定支援機関のサポートと念密な事業計画の策定は必須と言えるでしょう。

動物病院はコロナでも堅調に推移

元々ペット関連産業は新型コロナウィルスの影響が少ない業種であったといえます
おうち時間が増えたことでペットと接する時間が増えたこと、人と中々会えないためぺっとを新たに飼う人が増えたこと、コロナ禍における癒やしをペットに求める人が増えたことなどが要因とされています。
総務省の家計調査では下記の通り、コロナ禍以降、ペットに関する支出が増えたことが証明されています。

図表03

また、動物病院もペット産業の好調に応じて、堅調でした。
経済産業省の調査では2015年から2019年にかけてペットクリニック指数は右肩上がりに伸びてきました。
コロナ禍の2020年や2021年でも微減にとどまっています。
このことから、一般の病院とは異なり、新型コロナウィルスのの感染を恐れて受診控えするなどの影響はほとんどなかったといえます。

図表04

ペット産業の動向 -コロナ禍でも堅調なペット関連産業- 経済産業省

このように新型コロナウィルスの影響下でもペット関連産業は堅調に推移してたことが分かります。
そのため、事業再構築補助金の事業テーマにおいても、ペット関連産業に取り組むというのが有力な選択肢と言えるでしょう。

次の章では具体的にどのような事業計画が採択されてきたのかを確認していきます。

動物病院での事業再構築補助金採択事例

動物病院での代表的な事業再構築補助金採択事例は下記の通り。

  • 新治療技術の提供
  • ペットのコミュニティ施設
  • アプリやオンライン診療などのIT化

具体的に解説していきます。

新治療技術の提供

既存の治療に加えて、新治療技術の導入で事業再構築補助金を活用する採択事例がありました。
治療に関係する設備が事業再構築補助金の補助対象となるため、取り組みやすい事業テーマと言えるでしょう。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名光線治療への新分野展開で1.5次診療体制へ事業再構築
事業計画の概要即効性のある高度医療提供という課題に対して、半導体レーザー機器を使用した光線治療を提供することで2次診療に準じた診療(以下、「1.5次診療」という)が可能となり、競合との差別化をし売上向上を図る事業です。

ペットのコミュニティ施設

ペットのための様々なサービスを提供するコミュニティ施設に新たに取り組むという事業テーマもありました。
ペット関連産業というのは需要が増え続けている一方で、ペットに特化した設備というのはそこまでメジャーではありません。
今後の需要を取り込むという意味でも有望な事業テーマとなりうるでしょう。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名公園に隣接する古民家を改修して人も猫も集える複合施設に
事業計画の概要公園に隣接する古民家を改修して、猫本や地元のハンドメイド作家による猫雑貨の販売、地域猫活動や里親とのマッチングに使用できる猫カフェ、猫の治療・保護・トリミングを行うスペースを併設した博物館=「猫に関する複合施設」とし、猫ブームと史跡巡りのハイキング客を取り込み、歴史の街平野郷の賑わいを取り戻します。

アプリやオンライン診療などのIT化

アプリやオンライン診療などに取り組み様々なオペレーションをIT化するという採択事例もありました。
事業再構築補助金では、デジタル技術やIT化、DXといったキーワードに取り組む事業テーマは採択されやすい傾向にあります。
動物病院はまだまだアナログな面も多いので、こういったアプリやオンライン診療を活用した事業に取り組んでみても良いかもしれません。
代表的な採択事例は下記の通り。

事業計画名動物向けオンライン診療システム 飼主と獣医師をもっと身近に
事業計画の概要IT化が未熟な動物病院に対して、医療用画像管理システム(PACS)等のクラウドサービスを新規提供。動物病院間、及び飼主との情報連携を改善して、動物病院業界のIT化の促進や動物地域医療の充実・発展に寄与する。
事業計画名動物病院向けアプリ開発とトータルプロデュース体制の確立
事業計画の概要コロナ不景気を受け、建築受注の低下が予測される中、動物病院向けソフトの開発・提案を行い、ソフト面からハード面までトータルプロデュースを行い、ソフト販売での新たな収益獲得と本業のハード面の受注増加につなげる。

 

まとめ

動物病院での事業再構築補助金採択事例とポイントについて解説してきました。
ポイントは下記の通り。

  • 動物病院は事業再構築補助金の補助対象
  • ペット関連産業はコロナ禍でも好調
  • 「新治療技術の提供」、「ペットのコミュニティ施設」、「アプリやオンライン診療などのIT化」が主な採択事例

 

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