秋田県の方で事業再構築補助金の申請を考えている方もいらっしゃいますよね。
今回は秋田県での事業再構築補助金の採択事例や申請する上でのポイントについて解説していきます。
秋田県の方は本記事を参考に事業計画の策定に取り組んでみてください。
秋田県の事業再構築補助金応募・申請・採択件数
秋田県の事業再構築補助金応募・申請・採択状況は下記の通りです。
公募回数 | 応募件数 | 採択件数 |
第1回 | 84 | 40 |
第2回 | 55 | 14 |
第3回 | 70 | 31 |
第4回 | 70 | 38 |
第5回 | 78 | 30 |
毎回の公募で応募件数は55~84前後、採択件数は30~40前後で推移しています。
応募件数が全体的に少ないので、公募回によって採択率に大きく差が出ますが、全体的には比較的高めの採択率で推移しています。
秋田県で事業再構築補助金を申請することは不利にはならないので、積極的に申請することをおすすめします。
秋田県の事業再構築補助金採択業者の特徴
秋田県の事業再構築補助金の特徴は一次産業を活用した事業再構築の割合が高いという特徴がありました。
例えば、地元の農産物のEC販売や加工食品の製造、セントラルキッチンを活用した飲食店の事業転換など。
一次産業者が二次産業や三次産業に事業再構築を図る、または三次産業が一次産業と協力して事業再構築を行うといったような事業再構築例が多い傾向にありました。
令和4年度の事業再構築補助金では、複数の事業者が連携して事業再構築補助金に申し込むことができるようになるなど、地域の事業者の連携を重視している傾向にあります。
一次産業事業者と連携して新たに事業再構築補助金に取り組んでみるというのも良いかもしれません
秋田県の業種別採択結果
秋田県の第5回事業再構築補助金の業種別採択結果は下記の通りです。
主たる業種(大分類) | 採択件数 | 採択率 | 全国の採択率 |
サービス業(他に分類されないもの) | 4 | 13.3% | 5.43% |
卸売業,小売業 | 4 | 13.3% | 15.15% |
建設業 | 6 | 20.0% | 10.47% |
宿泊業,飲食サービス業 | 3 | 10.0% | 18.42% |
情報通信業 | 1 | 3.3% | 3.83% |
生活関連サービス業,娯楽業 | 1 | 3.3% | 6.61% |
製造業 | 9 | 30.0% | 22.29% |
農業,林業 | 2 | 6.7% | 1.37% |
総計 | 30 | 100.0% | 100.00% |
第4回での採択率は下記の通りです。
主たる業種(大分類) | 採択件数 | 採択率 | 全国の採択率 |
サービス業(他に分類されないもの) | 3 | 7.89% | 5.23% |
医療,福祉 | 1 | 2.63% | 2.41% |
運輸業,郵便業 | 1 | 2.63% | 1.69% |
卸売業,小売業 | 6 | 15.79% | 15.06% |
建設業 | 3 | 7.89% | 10.35% |
宿泊業,飲食サービス業 | 6 | 15.79% | 19.47% |
情報通信業 | 1 | 2.63% | 4.07% |
生活関連サービス業,娯楽業 | 3 | 7.89% | 7.26% |
製造業 | 10 | 26.32% | 22.74% |
農業,林業 | 2 | 5.26% | 1.14% |
不動産業,物品賃貸業 | 2 | 5.26% | 2.93% |
総計 | 38 | 100.00% | 0.00% |
秋田県は製造業での採択件数が多い傾向にありました。
秋田県は電気機械の製造業、食料品の製造業が中心となっている地域です。
また、一次産業が強い地域性もあり、農業関連事業者が事業再構築に取り組むという事例も全国平均と比較すると多い傾向にありました。
ただし、農業関連者が事業再構築補助金に取り組む場合、単純な生産基盤の拡大の場合は補助の対象外となる点は注意しなければなりません。
農業関連事業者が事業再構築補助金に取り組む場合、二次産業・三次産業への事業再構築を行うようにしましょう。

CPAは秋田県での事業再構築補助金申請代行も対応
弊社(CPA)では事業再構築補助金の申請サポート・申請代行を実施しています。
全国各地からオンラインでの打ち合わせが可能となっています。
弊社は事業再構築補助金のサポートを行っており、通常枠補助上限の6,000万円を含む、多数の採択実績があります。
「認定支援機関が決まらない」「事業計画書の添削をして欲しい」といった事業者の方はぜひお気軽にお問い合わせください。
詳細は下記のページから
秋田県の事業再構築補助金採択事例
秋田県での採択事例を紹介していきます。
詳しい内容については下記から閲覧可能ですので、参考にしてみてください。
第5回の採択事例と事業計画は下記の通り。
市区町村 | 事業計画名 |
にかほ市 | 釣り船型レストランの改築と体験コンテンツの設置を通じた“総合体験型”施設への進化 |
にかほ市 | 部品納品からユニット納品への業態転換による二次下請けからの脱却 |
横手市 | 秋田県の食材を使った商品企画・製造・販売とFC店舗運営に挑戦 |
横手市 | 秋田県初!DXを活用した非接触型「低価格焼肉」への事業転換 |
横手市 | 店舗販売事業による「豆富かすてら」等の販路開拓と新分野展開 |
潟上市 | 高品質な銅を廃電線から最大限に抽出して高付加価値化を達成する「銅ナゲット販売事業」 |
鹿角市 | ICTを活用した「温泉熱いちご」栽培による脱炭素スマート農業への挑戦 |
秋田市 | 地域と低炭素社会に貢献する処理困難物の処分・再資源化事業の構築 |
秋田市 | 「先進安全自動車の車検・整備サービス」と「水性塗料を使った塗装サービス」への新たな進出 |
秋田市 | 癒し空間を備えた地域活動支援センターの開設および障害者介護サービス体制の構築 |
秋田市 | 建設会社の強みを生かした製造業へ!新分野展開での挑戦! |
秋田市 | 解体材をリサイクルし、木質バイオマスを生産する新事業の展開 |
秋田市 | DX戦略実現による新サービス領域の拡大 |
秋田市 | テイクアウト需要を活用した、国産素材にこだわった地域密着型ベーカリー事業 |
仙北市 | コロナ禍に対応した名物おでんによるキッチンカー事業への挑戦 |
仙北市 | 産業廃棄物で未来を拓く |
大館市 | 木材による脱炭素と空き家解決に向けたBtoBリノベーションへの挑戦 |
大館市 | ブランド商品開発と自社販売システムの構築による下請けからの脱却 |
大館市 | 伝統の味と最新冷凍技術の融合を実現し、新市場開拓で事業再構築を確立 |
大館市 | 車載用LEDヘッドランプの新工法ライン構築による事業再構築の達成 |
大館市 | 畳製造とのシナジー効果が期待できる表具業・生活サポート業への挑戦 |
大仙市 | 舗アパレル販売からオンラインアクセサリーメーカーへの転換 |
大仙市 | 医療機器・介護用品販売・レンタル業からリハビリ専門デイサービスの開設 |
大仙市 | 半導体製造装置向け部品加工と製造装置ユニットの組み立て |
男鹿市 | 業務提携の強みを生かし競合との差別化による売上増加事業 |
南秋田郡五城目町 | 厳格な衛生管理が求められる加工食品業界に貢献する加工食品用設備製造への新分野展開 |
能代市 | 自動車整備工場による塩害地域に必要な新たな洗車サービスへの新分野 |
由利本荘市 | 地域農業の持続可能な発展を支えるトータルアグリサービス事業 |
雄勝郡羽後町 | 健康寿命を延ばす運動認知機能に特化した娯楽のある緩和型デイサービス事業への参入 |
雄勝郡羽後町 | 国内でも希少な[ウォータージェット工法による破つり斫りおよび設備洗浄」への新分野展開 |