ものづくり補助金

ものづくり補助金は民泊も補助対象!他のおすすめ補助金も紹介

ものづくり補助金は民泊も補助対象!他のおすすめ補助金も紹介

民泊を運営している、またはこれから運営しようと考えている方の中には、ものづくり補助金を活用したい!と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、民泊はものづくり補助金も対象となりますが、注意点があります
そこで今回は、民泊事業でものづくり補助金は補助対象となる点と注意点を解説していきます。

ものづくり補助金は民泊でも対象になる!注意点を解説

ものづくり補助金という名前からは一見民泊は対象とならないように感じるかもしれませんが、実は民泊もものづくり補助金の補助対象となります
過去の採択事例は下記の通り。

  • 家電販売の拡大にも繋がる革新的AI活用型インバウンド民泊事業

民泊に関するマッチングアプリの開発や清掃サービスに関する採択はあったものの、純粋な民泊事業に関する採択は確認した時点では上記のみでした。
そのため、ものづくり補助金はあまり民泊事業に適していないといえるでしょう
民泊事業に適した補助金というのは他にもありますので、他の補助金を活用した方が良いかもしれません
そこで次の章では具体的に民泊事業におすすめの補助金を紹介していきます。

民泊運営におすすめの補助金3選

民泊運営には多額の初期投資や運営費用が必要となるため、補助金の利用が大きな助けとなります。
民泊運営者に特におすすめの補助金は以下の3つです。

1. 中小企業省力化投資補助金(最もおすすめ)

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。
製品カタログの中から製品を購入し、購入した代金の半額を補助するというものです。
中小企業省力化投資補助金は、民泊運営にも非常に適しており、以下のような特徴があります。

補助率と上限額:

  • 従業員数5人以下: 補助率1/2、上限200万円(大幅な賃上げの場合は300万円)
  • 従業員数6~20人以下: 補助率1/2、上限500万円(大幅な賃上げの場合は750万円)
  • 従業員数21人以上: 補助率1/2、上限1,000万円(大幅な賃上げの場合は1,500万円)

おすすめポイント:

  • 小規模な事業者でも利用しやすい。
  • 採択率が高いと予想されている。
  • 補助金の上限金額が高く、宿泊施設に関連した機器の複数台導入が可能。
  • 申請手続きが比較的容易。

現時点で公開されている民泊向けの導入可能機器には、清掃ロボット、自動チェックイン機、スチームコンベクションオーブンなどがあります。
これらの機器を導入することで、民泊の運営をさらに効率化することが可能です。
民泊で利用できる中小企業省力化投資補助金の製品カタログについては下記の記事を参考にしてみてください。

民泊で活用できる中小企業省力化投資補助金の製品カタログ一覧!2024年度から始める中小企業省力化投資補助金は汎用性が高く、様々な業種で最も活用しやすい補助金の一つといっても過言ではありません。 ...

2. 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が経営の安定化や強化を図るための補助金です。特に小規模な民泊には非常に活用しやすい補助金の一つです。

補助率と上限額:

  • 補助率2/3、上限50~200万円

おすすめポイント:

  • 採択率が高い。
  • 用意すべき書類が少なく、事業者の負担が少ない。
  • 規模が小さめな宿泊施設にとって有効な支援策。

小規模事業者持続化補助金は、中小企業省力化投資補助金に比べて補助金額が小さいため、補助金の活用計画をしっかりと立てることが重要です。

3.新事業進出補助金

また、今後登場する見込みである新事業進出補助金というのも狙い目かもしれません
新事業進出補助金はポスト事業再構築補助金として、2025年から公募が開始される予定の補助金です。
内容については下記の記事で解説しています。

新事業進出補助金とは?補助金額や補助率、対象経費を解説補正予算に関する審議が本格的にはじまっており、来年度の中小企業に対する支援についても議論されています。 その中で注目すべき補助金として...

事業再構築補助金では民泊事業に関する採択が多数ありました。
そのため、新事業進出補助金でも補助対象となる可能性が高いかと思われます。
狙い目の機器が製品カタログの中にある場合は中小企業企業省力化投資補助金を、そうでない場合は2025年に公募される新事業進出補助金を活用を検討してみるのいうのがおすすめです。

民泊事業による補助金の使い分け

民泊事業では、事業テーマに適した補助金を活用することが重要です。
いかにテーマごとにおすすめの補助金について解説していきます。

1. 設備投資を重視したい場合は中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金が最適です。
清掃ロボットや自動チェックイン機など、民泊施設の運営を効率化するための設備投資が必要な場合におすすめです。
採択率が高いとみられており、商品の使い方に詳しい販売事業者のサポートも受けることができます。
特に大規模な初期投資が必要な場合、中小企業省力化投資補助金の高い上限金額を活用することで負担を軽減できます。

2. 小規模事業で運営を開始する場合は小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、小さな民泊施設を運営する事業者に向いています。
補助金額は比較的小さいものの、申請手続きが簡単で、採択率が高いのが特徴です。
初期段階での運営資金確保や、少額の設備投資が必要な場合に適しています。

3. 新たなサービス展開や事業の拡大を目指す場合は新事業進出補助金か

2025年から開始予定の新事業進出補助金は、民泊事業を新たな形で展開したい場合に適しています。
例えば、既存の民泊施設に新しいサービスを導入したり、地域特化型の宿泊体験を提供するなど、イノベーティブな取り組みに活用できる可能性があります。

4.DX、ITなど革新的な民泊事業を展開する場合はものづくり補助金

ものづくり補助金は、デジタル技術やITを活用した革新的な民泊事業を展開する場合に非常に効果的です。
ものづくり補助金は、単なる設備投資だけでなく、IT導入や新技術開発にも適用されるため、他の補助金ではカバーしきれない分野での活用が期待できます。

しかしながら、民泊でのものづくり補助金の採択事例は少ないので、まずは上記の補助金の活用を検討してみることをおすすめします。

まとめ

今回は民泊事業でものづくり補助金は補助対象となる点と注意点について解説してきました。
ポイントをまとめると下記の通り。

  • 民泊事業では、ものづくり補助金を活用する場合、ITやデジタル技術を活用した革新的な取り組みが求められる
  • ものづくり補助金の採択事例は少なく、他の補助金(中小企業省力化投資補助金、小規模事業者持続化補助金など)も、事業テーマや規模に応じて選択肢に含めるべき
  • 設備投資や運営効率化には「中小企業省力化投資補助金」が最適で、採択率が高い点もメリット
  • 小規模民泊事業者には、申請が容易で少額の設備投資を補助する「小規模事業者持続化補助金」が適している

 

 

弊社では、2025年(令和7年)に開始する「ものづくり補助金」について、全国各地からオンラインでの初回無料で打ち合わせが可能となっています。今後公募が開始される予定である「中小企業成長加速化補助金」「中小企業成長加速化補助金」についてもご相談をお受けしております。

弊社はこれまで、ものづくり補助金をはじめとして事業再構築補助金、中小企業省力化投資補助金のサポートも行っており、多数の採択実績があります。また、交付申請や事業化状況報告等の補助金申請後のご相談やサポートも承っております。お困りごとがございましたらお気軽にご連絡下さい。

お問い合わせ先

中小企業省力化投資補助金申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
ものづくり補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。
事業再構築補助金の申請代行サポートについては、こちらよりご相談ください。

 

関連記事
お電話でのお問い合わせ メールでお問い合わせ LINEでのお問い合わせはこちら