ものづくり補助金

ものづくり補助金は申請代行を頼むべきなのか!?特徴や費用は?

ものづくり補助金は申請代行を頼むべきなのか!?特徴や費用は?

ものづくり補助金は自分で申請することも可能なのですが、申請代行を利用している方が多いです。その理由やどのような人に代行が向いているのか、どれくらいの費用がかかるのかなどについてご紹介します。

コンサルタント選びに悩んでいる方のために、おさえておきたいポイントを解説しているので、参考にしてみてください。

ものづくり補助金の申請代行の相談が多い理由

なぜ自分でも申請できるのに申請代行を選択する方が多いのかというと、最大の理由は書類を作成するのが非常に難しいからです。用意しなければならない書類の数も多く、それらをすべて形式に沿って記入していく必要があります。

何よりよく考えておかなければならないのが、これは補助金であり、申し込めば、誰でも全員受け取れるものではありません(採択された企業でなければ受け取れません)。何とか自分で書類を用意して申請自体は問題なく行えたとしても、それが採択されるかどうかは用意した書類の内容によって大きく変わります。

例えば、商工会議所が窓口となっている小規模事業者持続化補助金(広告宣伝費用に最大で補助金50~150万円)のような小規模な金額のものとは異なり、ものづくり補助金では最大1億円まで出るということで、その分、書類作成や審査の難易度がぐっと上がります

採択されれば最大で1億円(※)まで補助を受けることができるので、できる限り採択率を上げるためにも専門知識を持った専門家に依頼している方が多いのです。なお令和6年現在、17次公募、18次公募が開始しております。

(※)類型ごとに以下の補助金額になります(R5年度補正予算より一部抜粋)。
●省力化(オーダーメイド)枠 750万円~1億円
●製品・サービス高付加価値化枠
・通常類型 750万円~2,250万円 ・成長分野進出類型(DX・GX)1,000万円~3,500万円

●グローバル枠 3,000万円~4,000万円

2024年(令和5年度補正予算)のものづくり補助金の詳細は以下の通りとなります。令和5年補正予算のモノづくり補助金

ものづくり補助金は申請代行を依頼すべき?

依頼すべきかどうかは人によって異なりますが、実際に自分でやってみようと挑戦したところ、書類の準備などが難しく、最終的には申請代行に頼むしかなかったという方もいます。

一方で、会社の魅力や特徴を一番わかっているのは自分自身なので、自分で申請する魅力も大きいです。

例えば、次のような方は申請代行を選択することを検討してみてはいかがでしょうか。

できるだけ採択率を上げたい

重要なポイントとして、採択されるためには魅力的な申請書を用意しなければならないわけなので、採択率を上げるためにはやはりポイントをおさえている専門家に依頼したほうが安心です。ものづくり補助金の採択率は3~4割程度とされており、半数以上の方が不採択となっています。
そのため、コンサルタント会社に依頼したからといって100%採択されるとは限らないのですが、専門知識を持って書類作成をサポートしてくれるため、少しでもその確率を上げることは可能です。

また、「4割程度の採択率ならば自分でも通るのでは?」とお考えになる方も多いです。しかし、仮に、有名大学の受験倍率が2~3倍だからと言って、簡単に受かるかと言えば、全体の受験生のレベルが高いため、簡単には受かりません。それと同じことがものづくり補助金にもあてまはります。

申請準備のための時間が取れない

できるだけ申請にかかる時間をカットしたいと考えている方にもおすすめです。
ものづくり補助金の申請書は、プロのコンサルタント会社の人でも作成には1~2週間はかかります。全く知識のない状態で申請することを考える場合は、公募要領を読み込んで理解することから始めなければならないため、下手をすると申請書を書くだけでも数週間~数か月はかかってしまうのです。

経営者でなければわからないような内容もあるわけですが、会社の中でも重要な立場にある経営者が何日も書類の作成に追われてしまうと困る企業もあるでしょう。申請代行に依頼すれば最低限の対応だけで済みます

ものづくり補助金申請代行の費用相場

依頼する際に気になるのが費用に関することですが、一般的な相場は着手金として10万円~30万円ほど、これに加え無事に採択された場合の成功報酬は獲得金額の10%~20%ほどとなっています。どこに依頼するのかによっても金額は変わりますが、この相場よりもあまりに高いところは避けておいたほうが無難です。

注意しなければならないのが、依頼する業務内容によってオプション費用が発生する可能性がある点です。例えば、採択を有利にするための制度を取得する場合などには、別途費用がかかることが多いので良く確認しておきましょう。

防災や減災取り組む取り組みをまとめ事業継続力強化計画や、経営の相当程度の向上を図るための計画書である経営革新計画の認定などが該当します。

相場に比べてあまりにも費用が安い場合は、このオプション費用が極端に高く設定されている可能性もあるので、総額についてよく確認しておきましょう。先述したように全体の採択率は3~4割ほどとなっているため、相場より大幅に高額なコンサルタント会社に依頼したからといって必ず採択されるわけではありません。このあたりには注意が必要です。

完全成功報酬でものづくり補助金申請の依頼を受けているコンサルタント会社もありますが、不採択になる可能性も考えるとこれはコンサルタント会社にとってリスクの高い方法です。そのため、完全成功報酬としている会社は高めの報酬設定になっているところが多いのですが、採択報酬額が安い会社が見つかれば不採択になってしまった際のリスクを抑えることも可能になります。

申請代行やコンサルタントを選ぶポイント

申請代行を選ぶ際には、できるだけ採択率の高いコンサルタント会社を選ぶことが重要です。そのためには、以下のようなポイントをチェックしておきましょう。

資格

国内最難関の国家資格である公認会計士のほか、中小企業診断士や税理士、行政書士などの資格がある人にお願いしたほうが良いです。無資格でもものづくり補助金の申請はできるのですが、信頼できるコンサルタントを選択しましょう

実績

これまでにどの程度ものづくり補助金の採択を成功させてきたのか公表している会社のほうが安心です。ただ「豊富な採択実績」と紹介しているだけでなく、具体的に申請を代行した業種なども確認できる会社を選びましょう。

対応力・サポート

安心してお任せするためにも信頼できる会社を選択しなければなりません。丁寧に対応してくれて、なおかつアフターサポートも充実しているところを選びましょう。困ったこと、不安なことがあったときに、丁寧に相談に乗ってくれるコンサルタントだと安心です。

申請代行の利用も検討するのがおすすめ

自分でものづくり補助金の申請書類を用意したりするのが難しそうで悩んでいるのであれば、申請代行を利用するのも選択肢の一つです。費用はかかりますが、なかなか書類を準備するための時間が取れない方も検討してみてはいかがでしょうか。
その際には安心してお任せできるような、信頼度の高いコンサルタントを選択してみてください。

ものづくり申請代行サポート(CPA)では、ものづくり補助金申請代行サポートと連携し、ものづくり補助金をはじめとする各種の申請サポートを行っております。気になる事があれば、お気軽にご相談をお待ちしております。

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